Select Your Language

免責事項

  • 本サイトの情報の利用、内容、サービスによって、利用者にいかなる損害、被害が生じても、著者は一切の責任を負いません。ユーザーご自身の責任においてご利用いただきますようお願いいたします。

    本サイトで頒布している基板およびキットは、技術者、またはそれに準ずる電気的知識をお持ちの電子工作ファンの方のためのものです。一般のオーディオファンの方のためのものではありません。
    また、頒布基板およびキットは、いかなる条件でも動作を保証するものではございませんので、あらかじめご了承ください。

    電子工作では、火傷、感電、火災などの可能性があります。十分に注意をして作業して下さい。

    営利目的のご使用は認めておりません。 記事の転載や、基板・キットの商用利用の方は、ご連絡ください。学生やサークルの学習目的でまとめてご購入する場合は特別価格でご提供させていただきます。
無料ブログはココログ

スポンサー

« BTL化の実験 まずはモノラルアンプとして | トップページ | 格安マイクロUSB-LAN変換アダプタ 人柱編 »

2017年3月25日 (土)

shairport-sync を使った airplay レシーバー の設定 SabreBerry32にて

volumio2 に搭載されているairplay レシーバー のソフトウェアが従来のshairport からshairport-sync に変わっていますが、volumio2.114に入っているものは少しバージョンが古く、バグがあってSabreberry32で使用しようとすると不具合がありました。 

(追記: volumio2.141にて最新shairport-syncが搭載されました。)

 

Air_01  

ということで、shairport-syncの最新版の入れ方と、設定手順を書こうと思います。  ここでの説明はvolumio2を使っていますが、ベースになっているRaspbian にも適応できると思います。 

 

sshにて接続します。

host::volumio.local

user:volumio

pass:volumio

 

Volumio2.114に入っているshairport-syncのバージョンを確かめてみましょう。 

$ shairport-sync -V

2.4-openssl-Avahi-ALSA-soxr-metadata    と2.4であることが判ります。

早速、最新版をインストールしていきましょう。 

$ sudo apt-get update

しばらく待ちます。

$ sudo apt-get install build-essential git autoconf automake libtool libdaemon-dev libasound2-dev libpopt-dev libconfig-dev libavahi-client-dev libssl-dev libpolarssl-dev libsoxr-dev

途中でyes/noと聞かれますので「y」と答えてインストールします。 

 

続いて、ソースコードをダウンロード。

$ git clone https://github.com/mikebrady/shairport-sync.git

ビルドしていきます。

$ cd shairport-sync

$ autoreconf -fi

$ ./configure --with-alsa --with-avahi --with-ssl=openssl --with-metadata --with-soxr --with-systemd --sysconfdir=/etc

$ make

$ sudo make install

これでインストールが終わりました。 

 

通常は /etc/shairport-sync.conf を編集することでshairport-syncを設定します。 

しかし、volumio2では起動時にvolumioアプリから上書きされてしまうため、下記のファイルを編集します。  (以下はSabreBerry32用の設定方法を書いています。 その他のDAC基板にあわせるときは、alsamixerやaplay -l や 再生中のcat /proc/asound/card1/pcm0p/sub0/hw_params パラメータを参考にしていきます。)

$ nano /volumio/app/plugins/music_service/airplay_emulation/shairport-sync.conf.tmpl

内容を下のようにします。

general =
{
    name = "${name}";
    interpolation = "soxr";
log_verbosity = 0;
};

alsa =
{
  output_device = "hw:1,0";
  mixer_device = "hw:1";
  mixer_control_name = "Digital";
  output_format = "S32";
  output_rate=44100;
  period_size=4410;
  buffer_size=22050;

};

sessioncontrol =
{
  run_this_before_play_begins = "/usr/bin/mpc stop";
  allow_session_interruption = "yes";
};

ここまで。 

ctrl + o でセーブ。  ctrl + x で閉じて終了します。

 

一度、再起動します。  sudo reboot でも良いですし、volumioのWEB-UIからRESTARTしてもOKです。 

 

 

再起動したら、バージョンを確認してみます。

$ shairport-sync -V

3.0.2-OpenSSL-Avahi-ALSA-soxr-metadata-sysconfdir:/etc

3.0.2 と出てますね。 新しくなっていることが判ります。 この状態で airplayレシーバとして受信ができるはずです。

お疲れさまでした。 

 

 

 

また、設定を少し変更して、

  output_rate=176400;
  period_size=16384;
  buffer_size=65536;

とすることでDACへ176.4kHzで信号を渡すことが可能です。  SabreBerry32-Masterモードで動作できるようになっています。 どちらも soxリサンプラーのおかげでしょうか。

 

 

 

参考にしたサイト様 

https://www.manabii.info/2016/02/raspberry-pi-2-model-b-airplay-server-part-2.html

shairport-sync 本家の設定説明

http://htmlpreview.github.io/?https://github.com/mikebrady/shairport-sync/blob/master/man/shairport-sync.html

 

 

にほんブログ村 PC家電ブログ PCオーディオへ にほんブログ村
ブログランキングに参加中です。 めざせ1位! 
もしよろしければ「ぽちっと」お願いします。 

« BTL化の実験 まずはモノラルアンプとして | トップページ | 格安マイクロUSB-LAN変換アダプタ 人柱編 »

Raspberry Pi」カテゴリの記事

コメント

MasterモードのSabreBerry32を初めてAirPlayで鳴らせて、オォ〜!となりましたw
最初から176.4kHzに設定してみたんですが、コレは便利だ!
私には、SabreBerry32はVolumio(まだ2.114です)で動かす方が音的に好みなので、本当に有難い情報です!
情報収集と分かりやすい解説の労をとっていただき、本当にありがとうございます!

ジャイアンさん

すみません。バージョン2.114ですね。 記事、間違ってます。修正します。

shairport-syncの設定例の情報があまりなく、少し苦労しました。
こうして使ってみるとAirPlayは、便利でいいですよね。

volumio2の起動がもう少し速くならないかなって思います。

AirPlay専用レシーバーにするなら、標準のRaspbianに入れるのもアリかもしれません。

VOLUMIOの最新バージョンは2.129(3/27現在)ですね。重箱の隅をつつくようなコメントですいません!
その次のVer.からWeb UIの起動が速くなったようですが、私の環境では挙動に不審があったので、2.114を引き続き使ってました。
2.129は2.114から2度目のVer. Upですが、今度は使えるようなので、昨晩、入れ替えました。やっとリピート機能の不具合から解放されましたw
たかじんさんを始め、多くの方のご尽力でこうしたディストーションの恩恵を被る事が出来るわけで、ただ利用するだけしか能の無い私としては、ただただ感謝しかりません!本当にありがとうございます!

ジャイアンさん

やっとリピートが正常になったのですね。 これだけ基本的な機能なのですぐに治ると思っていたのですが。。。 約1年?
いま思えば、softwareボリュームも半年くらいかかっていたような気がします。

本当に多くの方々が携わって成り立っているディストリビューションで、統制が取りにくくなっているのかもしれませんね。 プラットホームも色々ありますし、Volumioが沢山の人々に期待されている証拠と思います。

Sabreberry32 、 B4-DAC用にDC-ARROWを各々2台の計4台作りましたが、大満足の音です。
味をしめてでHPA-12用の部品2台分(将来のBTL化に備え)とハイブリッドヘッドフォンアンプの部品を用意したのですが、どちらも肝心の基板が在庫切れで手に入らず困っています。
年度末、新年度とお忙しい時期と思いますが、よろしくお願いします。

flyingace さん

ご愛用ありがとうございます。
不足分、すぐに補充いたします。 よろしくお願いします。

volumio-2.163-2017-05-05-piでインストールできないのは私だけ?

volumio-2.141で標準搭載されたようですよ。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: shairport-sync を使った airplay レシーバー の設定 SabreBerry32にて:

« BTL化の実験 まずはモノラルアンプとして | トップページ | 格安マイクロUSB-LAN変換アダプタ 人柱編 »

サイト内検索(new)

2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31