SabreBerry32 新ドライバについて
1月の下旬くらいに用意したVolumio 2.041用のドライバから新ドライバを導入しています。
既にお気付きの方もいらっしゃるようですので、ここで紹介いたします。
volumioへのドライバ組み込み手順はこちらをご覧下さい。
何が変わったのかといいますと
sshにてvolumioへ接続します。
Host:volumio.local
user:volumio
pass:volumio
alsamixer コマンドを打ってミキサー画面を開きます。
現在のvolumioの場合、標準のbcm2835 ALSA デバイスが選択されていますので「F6」を押してサウンドカード一覧から SabreBerry32を選択します。
すると、上の図のような画面が現われます。
以前は デジタルボリューム フィルタタイプ Mute の3つを選択できました。
今回、新たにDPLL、IIRフィルタの選択とBypass、オーバーサンプリングデジタルフィルタのEnable/Baypassができるようになりました。
ざっくりと、そのスペクトル波形を挙げます。 (PCのline入力での計測なので、ノイズレベルが下がりきらない点はご了承ください)
違いが判りやすいように、周波数軸をリニアスケールにしてあります。 以下は44.1kHzホワイトノイズでの例です。
Fast ロールオフ
Slow ロールオフ
Minimum Phase
オーバーサンプリングデジタルフィルタBypass IIRフィルタBypass
(いわゆるNOS-DACモード)
音の方は、それなりに変化が感じられます。 色々セッティングしてお楽しみ下さい。 ユーザーフィルタなど細かい部分の説明はまた後ほど。
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コメント
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たかじんさん、
こんばんは、SabreBerry32を購入し、Volumio2(VERSION: 2.185)にドライバーをインストールしたのですが、AirPlayで使えなくて。。
SabreBerry32 : スレーブモードを使っています。
Volumioを起動し、PCのiTunesから(AirPlayで)Volumioにつないで再生すると、(PCからは動いているように見えるのですが)音が出てきません。
次に iTunesを止めて、Web(Volumio.local)からネットラジオを再生すると、Failed to open "alsa"[alsa]; Failed to open ALSA device "hw1,0":Device ro resource busy の表示がでます。
(RP)起動直後のネットラジオ再生は、正常に音が出ます。。
---
ちなみに、、
sshでログインして、shairport-sync -V をみると、
2.4-openssl-Avahi-ALSA-soxr-metadata とでます。
なので、「shairport-sync を使った airplay レシーバー の設定 SabreBerry32にて」の記事を試みたのですが、
sudo apt-get install build-essential git autoconf ・・・
のところで、The following packages have unmet dependencies:
libasound2-dev : Depends: libasound2 (= 1.0.28-1+rpi2)
E: Unable to correct problems, you have held broken packages.
とのエラーが。
なお、Volumioは現時点の最新版: VERSION: 2.185 です。
すみませんが、、できましたらアドバイス頂けると幸いです。
投稿: みせ | 2017年6月 3日 (土) 23時58分
みせさん
最新版のVolumioは不安定との声をききますね。
そのエラーは、パッケージ管理fileが壊れているかもしれないです。 かなり厄介です。
ひとつ前の 2.141がいいかもしれません。
投稿: たかじん | 2017年6月 4日 (日) 11時11分
たかじんさん、早速のレスありがとうございます。
今日、VERSION: 2.185が出てて、ためしてみましたが・・・NGでした(>_<)
2.141探してダウンロードしてみます。
ありがとうごじました。
投稿: みせ | 2017年6月 4日 (日) 12時41分
すみません。誤記があり訂正・追記します。
>> sudo apt-get install build-essential git autoconf ・・・のエラーは、Ver 2.175 でした。
現最新版のVer 2.185では、ドライバーインストール時の、sabre32_install.shでエラーが。。(patch対象ファイルが見つからなくて・・)
---
ちなみに、ver 2.141の置き場所ご存じの方いましたら、教えて頂けませんか。 お願いします。
投稿: | 2017年6月 4日 (日) 19時39分
たかじんさん
sabreberry+はカーネルにビルトインされているhifiberry-dacで
動かせるようですが、sabreberry32はたかじんさんがご用意くださった
ドライバを使うというところまでは理解しているつもりですが、
まちがいないでしょうか?
sabreberry32用のドライバはモジュールとして動的に組み込まないといけない
ようになっているみたいですが、これをカーネルにビルトインする
組込み方(hifiberry-dacのように)ができればいいなあとか考えて
おります。私は以前にも言いましたが自分で音楽再生用のシステム
を作っています。そのときにはカーネルモジュールを使わない
方法でビルドしています。できればsabreberry32のドライバもこの
やり方でカーネルにビルトインできないか?と勝手気ままなことを
考えてます。lightmpdでもやってませんのでできないんだろうなと
予測はしておりますが、ダメ元で質問させていただきました。
sabreberry+はes9023の音を聴いてみたいと思いますので購入を検討中
です。できればsabreberry32もとは思いますが、楽しみはあとにとって
おきます。
投稿: takobozu | 2017年6月 5日 (月) 10時43分
> sabre32_install.shでエラーが。。
データベースが変わったんですね。 近いうちに用意いたします。
http://updates.volumio.org/pi/volumio/2.141/volumio-2.141-2017-04-21-pi.img.zip
takobozu さん
ESSとの契約により、もろもろがあって公開をとめざるを得ない状況にあります。 が、メールをいただければソースをお送りいたします。
Linuxのカーネルソースに一切同社のDACを動かすソースコードが混じっていない点をお察し下さい。
投稿: たかじん | 2017年6月 5日 (月) 20時10分
たかじんさん
どうも気を使わせてしまい申し訳ありません。
essとの契約があったんですね。失念しておりました。
無理されなくて結構です。私自身が、sabreberry32を購入できた
ときにお願いするかもしれません。
その時はよろしくお願いいたします。
投稿: takobozu | 2017年6月 5日 (月) 21時38分
たかじん様
こんにちは、FlatTwinです。
Volumio、2.201になっていますね。
先ほどこのバージョンをイメージからインストールしてSB32ドライバ(2.041用)をインストールしたところ、正常にインストールできました。
音も問題なく出ています。
関係あるかわかりませんが、SB32ドライバをインストールする前に「sudo apt-get update」は行っています。
動作の安定性確認はこれからです。
また何か分かったらご報告します。
投稿: FlatTwin | 2017年6月25日 (日) 09時56分
takobozu さん
すみません。返信が漏れてました。 ESS社は、情報をかたくなに公開しない方針ですね。 いまは人気があるので良いのですが、他社で良いDACがでてくるとどうなのかなって思うこともあります。
FlatTwin さん
動作報告ありがとうございます。 Volumio2は頻繁にアップデートされていますね。 その割に、なかなか安定して動作しないのが残念です。
DAC ZERO用にI2S-DACをHifiberryDACに設定しただけでフリーズして電源を強制OFFを余儀なくされたりして。。。ちょっとつらいです。
投稿: たかじん | 2017年6月25日 (日) 21時28分
>他社で良いDACがでてくるとどうなのかな
AKM社なんかはどうなんでしょう。
投稿: 天 麩羅夫 | 2017年6月26日 (月) 15時29分
天 麩羅夫さん
旭化成のDACはデバイスだけは購入しております。 ただ、PLL内蔵ではないのと、マスターモードももっていないため、そのままではRPiの3線I2Sに接続できません。
某社のようにSRCをかますのも、常にデータが改変(ビットパーフェクトでなくなる)されるので、個人的に興味がそそられませんね。
BBB・BBGなら可能性ありですかね。
投稿: たかじん | 2017年6月28日 (水) 21時56分
なるほど、色々と違いがあるんですね。 簡単にはいかないですね。
投稿: 天 麩羅夫 | 2017年6月30日 (金) 17時44分
天 麩羅夫さん
ですね。 それぞれDAC-ICの仕様がことなります。
投稿: たかじん | 2017年7月 1日 (土) 09時29分
質問です 初代ラズパイとSabreberry32を繋ぐ配線方法を教えて下さい。(初代の何番ピンと3の何番ピンを繋ぐとか…)
投稿: Roxanne | 2017年7月 7日 (金) 14時15分
Roxanne さん
14pinの方は+5VとGND、I2C(SDA、SCL)を繋ぎます。
http://pi4j.com/pins/model-b-plus.html
10pin側は、P5へも繋ぐ必要があります。 下記のようにLRCK、DATA、BCKを接続します。(BCKは14pin側)
http://www.runeaudio.com/forum/i2s-connection-to-an-external-dac-t1337.html
GNDは1本のみではなく、複数繋げた方が動作が安定すると思います。
投稿: たかじん | 2017年7月 7日 (金) 20時50分
たかじん様
こんにちは、FlatTwinです。
Volumio、2.201でとりあえず動かしています。
設定でもフリーズするようなことはありませんでした。
また、OpneHomeレンダラーとして使っており、Volumio2のWebUIを使わないでいることも、比較的安定して動作する理由のように思います。
環境は、
NAS:Qnap TS219PII
メディアサーバー:MinimServer
コントロールポイント:BubbleUpnp(Andoroidスマホ)
です。
ただ、OpneHomeレンダラーとしての動作はやや不安定で、
○ プレイリストは保存できるが、電源を切ってしまうと1曲目に戻ってしまう。さらに、アルバムアートが表示されなくなる
という問題があります。
さらに、
○ 時々、再生が途中でストップする(数秒から数分で再開する)
という大きな問題もあります(これについてはいろいろなサイトで取り上げられているようです)。
いろいろ問題はありますが、alsamixerでいろいろ弄れるあたりが気に入っているので、気長に付き合っていこうと思います。
投稿: FlatTwin | 2017年7月 8日 (土) 11時54分
FlatTwinさん
なるほど。 openHomeも流行ってきているのでしょうか。 少なくともDLNAのコントローラ問題は改善して、普通にプレイヤー感覚で使えるようになっていますね。
Volumio2は、使う人をみるのか、安定して動作するという人と、まったくダメって人に分かれるようです。 私のところでは実用に耐えないほど厳しいです。 昨年末くらいのバージョンが良かったです。
Linuxとその上で動作するソフトウェアは、常に最新版が良いとは限らないというのは常識ですから、セキュリティ関連で問題がないのであれば、環境に適切なバージョン(安定版)を使うというのが正解なのかもしれません。
多くのディストリビューションがローリングリリースを採用していない点からも覗えますね。
投稿: たかじん | 2017年7月 9日 (日) 01時51分