Select Your Language

免責事項

  • 本サイトの情報の利用、内容、サービスによって、利用者にいかなる損害、被害が生じても、著者は一切の責任を負いません。ユーザーご自身の責任においてご利用いただきますようお願いいたします。

    本サイトで頒布している基板およびキットは、技術者、またはそれに準ずる電気的知識をお持ちの電子工作ファンの方のためのものです。一般のオーディオファンの方のためのものではありません。
    また、頒布基板およびキットは、いかなる条件でも動作を保証するものではございませんので、あらかじめご了承ください。

    電子工作では、火傷、感電、火災などの可能性があります。十分に注意をして作業して下さい。

    営利目的のご使用は認めておりません。 記事の転載や、基板・キットの商用利用の方は、ご連絡ください。学生やサークルの学習目的でまとめてご購入する場合は特別価格でご提供させていただきます。
無料ブログはココログ

スポンサー

« DC-ARROWの部品を含むキットが! | トップページ | Raspberry Piで音楽再生 「ワンボードオーディオ」 共通規格化へ »

2017年2月27日 (月)

BSch3Vからネットリストを出してCadlus Xに取り込む方法

Cadlus X がバージョンUPして仕様が変わったのか、以前の方法ではうまく行かなくなったので更新しようと思います。

あくまでも個人的なメモ書きです。

私が過去、使ったことがある回路図エディタは、SWS(CR-3000)やProtel、SystemDesigner(CR-5000)、ORCADなどがあります。 図研のCADは別として他の回路図エディタから基板CADへネットリストを渡すときはTelesis形式がデファクトスタンダードです。

今、私が主に使っているBSch3VももちろんTelesisフォーマットで出力できます。

BSch3Vには標準でネットリストを出力するNL3Wというソフトウェアが同梱されています。(BSchを展開したフォルダに入っています。) 

Telesis_1

こんな感じです。

まず、BSchで書いた回路図を「1」の参照から指定します。

複数の回路図に跨っているときは複数の回路図を登録すればOKなようです(試したことありません)

「2」の実行を押すとネットリストが出力されます。

「3」は必要に応じて形式を選べば良いと思います。 TelesisのほかはProtelが選択できます。 

Telesis_2 

ネットリストの出力を実行しても何もメッセージがでないので、問題があるのかどうか見落としがちです。 レポートファイル(***.rpt)を確認するのを忘れずに。 

念のため、ネットリストも見てみます。

Telesis_3

テキストエディタで開けます。 Telesisはとてもシンプルなフォーマットですね。

 

次にCadlus Xの方です。 ネットリスト取り込みはここから行ないます。 

Telesis_4 

 

開くとEXCELのシートのような画面が出てきます。 左のボタン一覧からネット入出力「1」を押して、「2」のネット入力を選択します。 

Telesis_5  

そこで、先ほどBSch(NL3W)で出力したネットリストを選択します。 特にフォーマットなどを指定しなくても読み込めます。 というか、そういう選択肢すらでてきません。 

 

Telesis_7  

読み込んだら、このような表示になります。 

右上の「X」ボタンを押して画面を閉じます。

  Telesis_6  

とメッセージが出るので「はい」を押して完了です。 

 

あとは、Cadlus Xの使い方に従って作業していきます。  

ネット情報のところで信号種別を「一般信号」から「表層グラウンド」などに変更しておくと、ベタ面を自動で貼るときにサーマルパッドを自動で付けてくれるようになります。 

まあ、今から初めて基板CADを使うという人には、Cadlus X ではなくEAGLEやKiCADの方がお勧めかもしれません。 基板製造先が自由に選べるようになるからです。 

KiCADも以前のバージョンはTelesisフォーマットを読み込めたという話を聞いたのですが、今のバージョンは対応していないようです。  

ちなみに、Bsch3VではKiCADフォーマットのネットリストを出力するプラグインがあります。 素晴らしいですね。 

 

 


Pi Zero 国内販売を記念して Cadlus X用の Pi-HAT 外形データを公開します。 


 PI_ZERO.COMP 

Pizero_cad 

基板CADの勉強にどうぞ。 個人で基板を製作される方のみご自由にお使い下さい。  これを営利目的に使うのはおやめ下さい。

ちなみに、このデータを使って基板を作っていませんし、Pi Zeroも持っていないのでぴったり合うかどうかは保証いたしません。 

 

 

 

 

にほんブログ村 PC家電ブログ PCオーディオへ にほんブログ村
ブログランキングに参加中です。 めざせ1位! 
もしよろしければ「ぽちっと」お願いします。 



« DC-ARROWの部品を含むキットが! | トップページ | Raspberry Piで音楽再生 「ワンボードオーディオ」 共通規格化へ »

電子回路」カテゴリの記事

コメント

私もCadlus Xを使ってます。(回路図も)
ガーバー出力できないのでKiCADに移行したいのですが、なかなか慣れたCADから抜けられません・・・

通りすがりのおじさんさん

確かに、慣れると抜け出せなくなりますね。 私も同じです。 

枚数が少ない時は安い業者をつかえるので、Cadlus Xではない方がメリットがあると思います。

ですが、100枚くらいまとまった数では意外にも価格に差がなく、サポートの良さもあって、今回もP板コムでいいか。 という感じです。

私も最初はP板にオーダーしようと思っていたのですが、ユニクラフトさんがCadlus X対応を開始したのでユニクラフトさんで製造してもらいました。(100枚なんてとてもとても・・・ですが)
Cadlus Xデータだとちょっと値段があがるんですけど、基板はP板より安かったので。

通りすがりのおじさんさん

Cadlus Xのデータを使える業者が他にもあったのですね。 PBなんちゃらって会社は、検索でHITしてたのですが、そこはP板より高いようなきがしました。

Cadlus Xは、機能がすくなく、わりと簡単に使いこなせるのが良いですね。 回路規模が小さければオートルーターを使う必要もないですから、これで問題はないです。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: BSch3Vからネットリストを出してCadlus Xに取り込む方法:

« DC-ARROWの部品を含むキットが! | トップページ | Raspberry Piで音楽再生 「ワンボードオーディオ」 共通規格化へ »

サイト内検索(new)

2023年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31