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2016年10月 9日 (日)

一番やってはいけない? スピーカー工作で安易な方法をとってしまいました

今年のステレオ誌の付録スピーカーの箱をどうするか考えていました。 

昨年は、同時発売のムック本でバックロードホーンを製作したのですが、低音が決定的に不足していて満足いく音とはいえない状態でした。 10cmのユニット自体は悪くないと思うので箱次第といったところでしょう。

今年は、8cmとサイズが小さくなったものの、メタルコーンで見た目にも美しく、すでに作られた方々からの評判も良いようなので、少しまともなエンクロージャに入れたいと考えていました。 

でも、なかなかいい案が思い浮かばない。 でも、音を早く聴きたい。 

そうこうしているうちに、ヤフオクでちょうど良い箱(キット)を見つけてしまい、つい購入してしまいました。  本来スピーカー工作は、ユニットをどう活かすか、知恵を絞って挑戦して楽しむもの。 こうやってキットに頼ってしまうとは負けたも同然ですね。。。 

Stereo_sp1  

入手した箱のキットは、12mm厚のMDFで、サイズも小さいため剛性感は抜群です。

 

MDFだけのバージョンと、吸音材・ターミナル・内部配線が揃ったバージョンの2つのタイプが用意されていました。  なかなか時間がとれないため、一番手っ取り早い、フルキットのエンクロージャの方を購入させて頂きました。 

Stereo_sp2 

スリットタイプのバスレフポートです。 (長岡鉄男氏設計だそうです)

MDFのカットも精度が高く、隙間などは発生しませんでした。 

Stereo_sp3 

ターミナル端子と配線もつけて、吸音材をどう配置するか悩んでいました。 

結局、エンクロージャー内の反射を抑えるため、ぐるっと一周回すことにしました。 バスレフポートへの出口は塞がないようにしています。 

裏面には貼りませんでした。 ずり落ちてポートを塞いでしまうかもしれないのと、メタルコーンなのでコーンを通過して聴こえてくる音が少ないだろうと思ったからです。 

内部配線は、カシメを使わずハンダ付けしました。 

 

 

 

さてさて、完成した付録スピーカーの音はといいますと、

 

  まずまずの音がする。 

 

というのが第一印象です。 

低音は、やはりサイズからくる限界があって量感は少ないのですが、バックロードホーンに比べると素直な減衰で、そんなにヒドイとは感じないです。 わずかに低域ブーストすれば、万人ウケできる音になる予感がします。 

中高音は、とてもスムーズでつながりが良い。 そして、奥行き表現が得意で、ホールのどこで楽器がなっているのかが見えるかのような空間が再現されます。 

 

ただし、音量を上げていくと、ゴモゴモとしたこもりのような音がでてきて、せっかくの中高域のキレイさが台無しになってしまいます。 

エージングでもう少し良くなってくると思いますが、デスクトップオーディオなど、至近距離で小音量で聴くのが適しているように感じました。 

 

追記=======================

Stereo_sp4  

このアンプを使うと低域ブーストが派手に入って程よいバランスになります。 バブル期ころに流行った小型スピーカーでは、組み合わせる専用アンプ側にド派手な低域ブーストが入っている物が多くありましたね。 

この組み合わせは、あまりに良いバランスです。 エンクロージャの良さもあってか、近年のミニミニオーディオコンポに負ける気がしません。 
もはや4000円の雑誌の付録とは思えない質になってきました。 

 

つづきはこちら。

 

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雑誌付録」カテゴリの記事

コメント

私も既成の箱に入れてしまいましたが、メタルコーンのせいなのか、中高音がとてもきれいですよね。

試聴で使用したBoseのアンプの機種、プレーヤー環境を教えて下さい

ネット画像検索するとBOSE 1705のようですが、LEDの色が違うようです。(ネットのは緑、たかじんさんのは赤)
改造品でしょうか?中身の基板は自作品だったりw

Yosyos さんも作られましたか。 
ステレオ誌の付録スピーカーは年々レベルが上ってきてますね。 市販モデルとの差別化もあってとても面白いと思います。
箱しだいで、かなり良い音を聞かせてくれると思います。

えへへさん

このアンプは、ちょっと古めのアンプで、1705というモデルです。 不具合なく動作するものは少ないかもしれません。 私のもジャンク品で入手して、内部の電解コンデンサの殆どを交換、パワーIC交換して復帰しています。
最初は部品取り(ケース・トランスを使いたかった)にしようと思ったのですが、三洋STKパワーICの音が良いので気に入って、復帰させたままにしています。

yosyos さん

LEDは交換していないですよ。 赤と緑のモデルがあったのでしょうか。
1705II、1706、1706IIというふうにモデルチェンジしたようです。

このICは、アルミナ基板上にチップトランジスタでディスクリート回路を構成しているもので、実質、ディスクリートアンプです。 三洋がなくなったのは残念ですね。

あっ 

1705ではなく、1701ってモデル名が書いてました。。 赤LEDは1701ですね。 1705以降、別のパワーICになってしまったようです。
http://happy.ap.teacup.com/yukarisuketetu/930.html


なかなか使えるユニットですよね

私の1705(無印)もガリが出てトランス壊れたまま、中身をTA2020にでも入れ替えようかと放置したままです。もう素性を確認できない(笑

素性判らないと如何料理するかも決まらないので、エンクロージャ設計/制作も基準点無いんじゃ途方にくれますし、たかじんさんはそこそこ以上を引き出す方向に行かれるでしょうから、まずは音出し確認できる素材に手を出すのは一番の方法だと思います。

SP自作するとすぐzensor1買える位付いちゃうんですよねorz

田名フクロウさん

付録スピーカーもここまで来たか と思いました。 

CR-Xさん

確かに、ある程度、豪華なユニットを使って2way、3wayにすると、ネットワーク回路なども増えて1本あたり1万を軽く超えてしまいますね。 

なんとなく、メーカー製PCと、自作PCとの違いに似ているような気がします。 

1705は、トランスが逝ってると復活させにくいですね。 

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