B4-DACの基板拡大写真
こちらが裏面です。
私の基板はいつもベタGNDではなく、配線パターンが極限まで太くなったタイプです。 リターン電流を考慮して電源配線とGND配線を平行して引いているのがお判りいただけるでしょうか。 電源に流れた電流は、100% GNDを伝って供給元へ戻ってきます。 どこかで消えて蒸発することはありません。
そのため、理想的には電源の銅箔面積とGNDの銅箔面積は「1:1」という信念で描いています。(実際にはシールド効果が欲しい部分があってGND側の方が多くなる。)
捨て基板について
現在のSabreberry+ 基板と同様に、上下についているのは捨て基板といって、自動実装に必要な固定穴やマーカーが入っています。 その名の通りこの部分は捨てます。
ラジオペンチなどで挟んで、慎重に折ってください。
ラジオペンチがぼろいのは気にしないで。。。
リリースまで、もう少しだけ待ち下さい。
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コメント
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はじめまして、
このDACのR1R2はMELF、C1C2にECHUのような・・・
このたびHPA-12基板を使わせて頂くことにしました。スイッチサイエンスでは在庫終了まぎわでした(笑)。
終段のエミッタ抵抗はVishayのMELFが温度係数が低いので使おうとかと思っていたところでした。このDACの件ではなくて申し訳ありませんが、作っている途中でわからないことがあるかもしれません。宜しくお願い致します。
投稿: yiu | 2016年10月30日 (日) 10時07分
yiuさん
VishayのMELFはおっしゃる通り、熱による変調がすくないのか、濁りがない音がしますのでお奨めです。 交換するときにハンダこて2本ないと取れないというデメリットがありますが。。。
投稿: たかじん | 2016年10月30日 (日) 17時52分
たかじんさんの基板は相変わらず実装レイアウトが美しい。
基板半分は電源に費やしてあるんですね(@_@)、次記事でコンデサ容量奢り過ぎ?みたいとあるので、私は少し控えめ(=安く出来るw)で行きましょうかね。
捨て基板はカットや面取り省いて廉価に提供するための御ヽ(´▽`)/配慮だと思いました。
どうせ電源系統独立なら、I2Sも綺麗に整えられた外部機器からの入力端子があれば、単独DACとしても面白かったかも。
投稿: CR-X | 2016年10月31日 (月) 13時33分
CR-Xさん
ありがとうございます。
確かに、単独のDACとしてつかえると幅が広がるかもしれませんね。
ただ、BBB(というよりboticドライバ)は、電源の制御を正しく行なわないとBBBを壊してしまうことがboticの作者さんが書かれていて、それに従って制御回路を入れています。 また2つの発振器の選択もBBB側からコントロールしている関係もあって、単にI2Sを入ればならせるわけではないんですよ。 何かしらコントローラをつけて外部入力できるお助け基板的なものが必要です。
投稿: たかじん | 2016年10月31日 (月) 21時00分
データもアイソレートしたら如何なるのかなと思ったもので。成程、I2Sのデータ3本+mck以外にも何本かあるのはそういう事ですかBBB/BBG専用と割り切ります。
BBB/BBR本体の電源供給はラズパイみたいにレギュレータ外して直接と言うのも不味いのかな…、電源の用意がB4-DAC側だけとなると楽になりますが。
コンデンサ選びに集中しましょう。
投稿: CR-X | 2016年11月 1日 (火) 00時11分
HifiBerry Dac+ proでも、DACをマスターモードで動かすために
I2C経由でPCM5122のGPIOでクロックを制御してますから、
GPIOがないPCM5102だと外部制御が必要なのでしょう。
投稿: yosyos | 2016年11月 1日 (火) 20時26分
スイッチサイエンスで販売開始ですね!
私はBBBもBBGも持っていないので見てるだけ・・・
投稿: 通りすがりのおじさん | 2016年11月 1日 (火) 21時48分
いつものように、いきなり在庫切れでした。
みなさん、速いですね。
(それともまだ準備中なのかな?)
投稿: yosyos | 2016年11月 2日 (水) 05時42分
yosyos さん
私が見た時は在庫多数だったので、速攻で無くなった模様です。
投稿: 通りすがりのおじさん | 2016年11月 2日 (水) 12時02分
yosyosさん
通りすがりのおじさんさん
梱包材の関係で15枚ほど送ったのですが。。。 私が見た時も在庫ゼロでした。 少し足りなかったようです。
梱包材が入手でき次第、補充しようと思います。
CR-Xさん
BBB/BBGのレギュレータは電源管理もやっているようなので、難しいかもしれませんね。 BBGの回路図が下記で公開されてます。
http://wiki.seeed.cc/BeagleBone_Green/
ずっと下の方「BEAGLEBONE_GREEN Schematic(pdf)」です。
S3(電源ボタン)あたりをご覧ください。
投稿: たかじん | 2016年11月 2日 (水) 12時25分
たかじんさん
有難うございます、U2=TPS65217C(電源制御IC?)に色々電源出入りしていますね。VDD_5Vに至るまでもいろいろ通ってるようだし「P9」46pinコネクタにいきなり印加は無謀そうですね。ニワカなんで最上流のmicroUSBから素直に給電しときます。(スイッチングじゃなくトランス作った安定化電源通せばマシになると踏んで)
RPiより相当複雑なボードですねぇ。
last4時点で入手しました、高分子コンは手持OS-CON(新旧)以外にも色々(ニチコンPLG、ニッケミAPSF/APSC)手配中。
投稿: | 2016年11月 2日 (水) 13時52分
昨日まで毎日数回チェックしていたのですが、昨日朝からPCにトラブルが発生して、やっと回復したPCで溜まった仕事を片付けて、先ほど見たら終わってました・・
入荷メールの配信は申し込んだのですが、また乗り遅れてしまうかも知れません
たかじんさんの基盤は、本当にパターンが考えられていて、電源は+側も面積が広くとってありますよね。その分半田付けが難しいですけど・・
投稿: きゅう | 2016年11月 2日 (水) 23時04分
きゅうさん
数が少なかったようで申し訳ございません。 梱包材を手配するのを忘れていて。。。 近日中に補充いたします。
基板パターンは、部品の選択と同じくらい重要だと思います。 デジタル系や高周波回路の設計者はベタGNDが多いですが、アナログ低周波回路だとそうはいかないのです。 真空管アンプのGND配線に近いイメージです。
なるべくコンデンサの足の部分はサーマルパッド化しているのですが、場所によってはベタ面になっている箇所があります。 先が細いハンダこてだと少々テクニックが必要ですね。
CR-Xさん(かな?)
確かにRPiより電源回路は凝っていますね。 その代わりこの電源ボタンで電源のON/OFFが可能です。 詳細は後日まとめます。
おっしゃる通り、音はコンデンサの品種に大きく左右されるので、どなたかがやっているようにソケット化して抜き差しできるようにするというのも良い案ですね。
接点抵抗問題もありますが、交換できるというメリットの方が上回るような気がします。
投稿: たかじん | 2016年11月 3日 (木) 11時09分
初回の頒布に間に合って、今エージング中ですが、特に高音域に輝きがあって
楽器の音が一つ一つ分かるほどです。
BBBにはスイッチング電源をB4-DACには自作のトランス電源を供給しています。
OS-CONには指定の1000μを10個とあと2個で、ターミナルブロックとSPDIFも
付けてフル装備にしてあります。フィルターはLOW-LTC側で聞いています。
BOTICの方はNFSに変更した位で後はブログの説明通りです。上手く動いています。
NFSはlinuxcomのWM8741の説明にあった方法です。
ympdはプレイリストが使えないのが残念ですが使いやすいですね。
次は、yseki118さんのブログにあるmpd-0.19.19の入ったイメージを試したいと思います。
その他環境は、HPA-12 Rev2のTTA/C004B終段トランジスタ仕様とaudio-technicaのATH-MSR7を使っています。素直で綺麗な音が鳴ります
なんにしても、良いDACを発表して下さり、ありがとうございます。
以上、動作報告でした。
投稿: kindawn | 2016年11月 6日 (日) 19時22分
kindawn さん
動作報告ありがとうございます。 高域の音は、しばらくエージングするとマイルドになってきます。 この1Wの抵抗はエージングに時間がかかるようで、2~3週間ほどは必要です。
東芝TTA/C004Bは、久しぶりのヒットだと思いました。 アイドリング電流は30-40mAくらいになっていることを確認すると良いです。
バイアス電圧を生成しているダイオードのロットによる違いなのか、やけに電流が少ない場合があるようです。
投稿: たかじん | 2016年11月 7日 (月) 20時20分