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2016年6月12日 (日)

HPA-12 Rev2 の音がやっと満足のいくところまで到達しました。

大変お待たせしました。 HPA-12 Rev2基板+2SK2145初段 のディスクリートヘッドホンアンプの定数が決まりました。 

初段にJFETを使っているので、完全DCアンプ構成にしました。  

Hpa12_rev2a 

DCアンプは、入力するソースにDC漏れがあった場合、そのまま増幅して出力にもDCが出てしまうという、いわば諸刃の剣のような構成です。 

HPA-12では、従来からDC漏れ保護回路が内蔵されていて、万が一DC漏れが起きたとき速やかに出力リレーをカットします。 

こういった保護回路が一体化された上でのDCアンプなので安心してお使いいただけると思います。 

それでは、DCアンプの良いところは? というと、

 

音質に大きな影響がでるカップリングコンデンサ(DCブロッキングコンデンサ)を排除している点です。 

コンデンサの種類によって音質を作るのではなく、出来るだけカラーレーションの元になるものを減らしてシンプルな回路で増幅するという狙いがありますね。  

コンデンサや信号トランスを音声ラインに挿入して音を作るよりも、そういった部品を使わずに音を作る方が、超えられる壁の高さが高いような気がしています。 (あくまでも個人的な意見です。 トランスも魅力的です) 

 

カップリングコンデンサを排除したHPA-12 DCアンプにカラーレーションがないのかというと、そんなことはありません。 ですが、信号経路のシンプルさによる抜けの良さ、音の濁りの少なさというのは感じられると思います。 

今回は最終段 3パラレル・プッシュプル構成でいきました。 2SC1815/2SA1015もまだ秋月電子で販売継続中です。 さわやかでハイスピードなキレ、かつ、聴き心地の良さはこのトランジスタの良いところですね。 

 

回路図、部品表はこちらからどうぞ。 

 

 

 

 

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コメント

満足のゆく音が得られたとのこと、おめでとうございます。^^
いつも研究の成果をご披露いただき、感謝します。「秘密兵器」を駆使しての研究、ご苦労様でした。
差動Trのコレクタ電流は約1.7mAが、2段目Trのコレクタ電流は約4.1mAが、ベストということですね。
もし宜しければですが、前回のHPのように、定数を変えた時の音色の違いを解説いただけたら、大変参考になります。m_ _m
また、今回は、ブートストラップ電解コンデンサが×になっていますが、有無でどのように違うのでしょうか。興味があります。

基板届きました。
パーツをちょうど注文しようと思っていたところでした。
最終段が1815/1015になったんですね。
5pFは手に入るかなあ・・・マイカですよね。

kontikiさん

そうですね。 ある程度の傾向が掴めたような気がするので定数でどう変わるか追記したいと思います。

HPA-12のTIPSは、いろいろと試してみると良いかもしれないですね。 私もまだ試していません。 

ITさん

純A級以外は最終段はC1815/A1015ですね。 その他のトランジスタも購入したので、この後、試して見ようと思っています。

そうか、HPA-12はバリエーションが色々あるんでしたね。
純A級の従来回路をひとまず参考にしてみます。
最終段はC5171/A1930もあるので試してみたいと思います。

スイッチサイエンスさん、売り切れてました。。。
先に部品集めしときます。。。

最近、部屋に籠もりっきりでカミサンが不機嫌気味に成ってきたので
ボチボチやっていこうと思います。が、
部品揃うと没頭しちゃうんだやな~。。。

今日、部品集めに秋葉原へ行って来ました。秋月で2SK2145GRが目立たない表示で見つからなかったので、お店の人に聞いてしまいました。千石では5pFのマイカはなかったです。後で10pF買ってみようと思います。抵抗はアンプの方は大体REYにしました。
何だかんだで4時間アッという間で、秋月の閉店時間までいました。
組立は週末かな。入力のボリューム忘れてしまったし。

ITさん

C5171/A1930も良さそうですね。 最近ですとTTA004B/TTC004Bでしょうか。 発振を確認できる手段をお持ちでしたら、色々と試してみると良いと思います。 最終段は、音質にかなり影響します。 

buntaさん

補充分を発送しましたので、数日後には反映されると思います。
ですが、基板を買うよりも先に、奥さんへのスイーツ等を購入された方が、後々のために良いかもしれないですね。

kindawnさん

秋月の店舗で部品を探し当てるのは困難になりつつありますね。 土日だと人も多く、見たい棚の前までも到達できません。  確かにボリュームは部品表に載せていないので忘れてしまうかもしれないですね。 RCA端子、ヘッドホン端子もそうです。

ディップマイカは東京ラジオデパート内の瀬田無線さんが安いと聞きました。 10pFでも問題ありません。  ボリュームは同じく東京ラジオデパート内の門田無線さんですね。 RK27の20k、50kのどちらかが良いと思います。 10kだと送り出しの機器によってはもっさりした音になることがあります。 

再登場を確認しましたので注文しました。 さて、どんな構成にするか…

時間が取れなくチマチマと作ってやっと完成しました。
純A級で作りました。
ただ、ちょっと電圧が低いのが気になっています。
トランスはHT-612ですが、AC電圧は8.0Vほど。
電流も0.22Aくらい流れているのを確認しました。
DCはR80(2.2Ω)の先で±7.2Vほどでした。
動作電圧としてちょっと低いでしょうか?
DCオフセットはほぼ0に合わせました。

天 麩羅夫さん

ありがとうございます。

ITさん

AC電圧が8.0Vで整流後のDCが7.2Vとは、、、どこかで電圧がロスっているような気がしないでもないです。
ACが無負荷時の電圧なら、そのくらいだと思いますが。

最終段の発熱が多すぎるようでしたら、電流を少し下げたほうが良いかもしれません。 温度的には70度くらいまでなら、即故障ということはないですが、精神衛生上は50度くらいに収まっていて欲しいですね。

たかじんさん、ありがとうございます。
最終段は数秒間は触れられる程度ですが、
結構熱いですね。
測ったらほぼ50mAでした。音を見ながら調整してみます。
よく見たら、ちょうどVR2のパターンが用意されているのですね。
それと、TIPS11に相当するのが新基板のC10でよろしいでしょうか?

IT さん

トランジスタ1つに対して50mAは流れすぎですね。
大きめのヒートシンクを付けるか、25mA~30mA程度まで下げた方が良いと思います。

VR2は仮に電流を調整できますが、そのままの運用は避けた方が無難です。
というのも、接点不良が起きたときに、最終段のアイドリング電流が増える方向になってしまうからです。 
VR2はスルーホールにしていないので、取り外しやすいはずです。

TIPS-11 は、おっしゃる通りC10です。 基板上に入れました。 

2SK2145でClassA-HPAを制作する場合、
前段以降の回路定数は
旧版FET-ClassA-HPAに準拠すればよろしいのでしょうか?

DSさん

最終段のみ純A級に準拠させるのが良いかと思います。 C8、R25の発振止めも入れた方が良いです。 
 
また、アイドリング電流は必ず測って確認してください。 1トランジスタあたり 30~40mAくらいがよいと思います。 50mA以上流すならアルミ板などで放熱してください。 

基板頒布ありがとうございます。
JFET版で一週間ほど聴いています。時間が経つにつれて、低域がしっかりとして、中高域も抜けが良くなり満足しています。これもDCアンプだからでしょうか。
これに気を良くして、ミニ・パワーアンプ仕様も音を聴いてみたくなりました。 JFET版の場合、最終段を3パラから5パラへの変更だけで良いのでしょうか。他にも良いオプションがあるのでしょうか。

hide さん

終段を5パラ化のみでも大丈夫と思います。 かろやかな音で音量を上げたくなりますが、大きな音量でならし続けるとかなり終段のトランジスタが発熱します。 アルミテープをつけて放熱するなど対策をするのが良いと思います。

https://nw-electric.way-nifty.com/blog/HPA-12tips.html
こちらのTIPS-9をご参考にどうぞ。

DCアンプの良さは、音声信号をコンデンサに通していないという部分が大きいと思います。 

あれから秋葉原へ3度通い部品集めも、ようやく終了しました。現在はHPA-12 Rev.2 を2台使ったバランス仕様です。

DACは、輸入中華のGASTARD X20Uでして、この機種はES9018Sを2個使用しておりバランス出力もあります。そこでバランスで鳴らしてみたいと思い完成させました。

音はまだ昨日出来上がったばかりでこれからだとは思いますが、それでも切れが良くそれでいて低音もしっかりしています。ヘッドホンはSONYのMDR-Z7です。音量も十分出て、作って良かったです。

最初に結構苦労した(2台分ハムの嵐で、別に作り直しました)甲斐があり、今の2台はハムやノイズは皆無です。

一応TTA004B/TTC004Bも用意しておきましたので、これからも期待大ですね。ありがとうございました。

kindawnさん

ハムノイズはGNDでも、信号の取り回しをでも 差動のアンバランスでも出る可能性があるので、トラブルシューティングが難しいですね。

上手くいったようで良かったです。

最初に作った2台分のハムの原因が分かりました。組み立てにミスはなく、半固定抵抗を買ったまま半田付けしたことが原因でした。ちゃんと動く方の半固定抵抗を電源off 時にテスターで測ったら180オームほどでした。ハムの出る方は、30オームしかないのでこれを大体180オームになるように、ぐるぐる回して電源を入れたらハムはなくなり、DC オフセットも0に出来ました。
半固定抵抗の値が小さい時でもDC オフセットを0に出来たのでここで終了と思い込んでいました。この時ヘッドホンをつなぐとハムが出ているし、音も歪みが出ています。半固定抵抗の値を半田付けする前に半分の250オームくらいにしておけば、この状態を避けられると思います。

kindawnさん

ご迷惑をおかけしました。 確かに、購入したときのボリュームの位置がわかりませんね。 多回転型半固定抵抗のネガティブな一面かもしれません。 

注意書きとしてオフセット調整の項目に追記しようと思います。 

たかじんさん

本機ですが、終段TTC004B/TTA004Bの二段パラを三段にすると出力はいかがでしょうか。
また電源トランスの容量が2Aづつでも不足になるでしょうか。

さらに2SC5171/2SA1930の二段という欲張りなのを思いつきましたが、現実的かどうか?

天 婦羅夫さん

3段ダーリントン接続という事でしょうか?

単純に2パラを3パラにするのでしたら基板パターンもあるので大丈夫と思いますが、発熱部が集中するので放熱をどう逃がすかで工夫が必要になります。 とくに真ん中の列が熱くなるはずです。

アルミテープを貼って熱を逃がしてあげるのが一番簡単かと思いますがいかがでしょうか。

また、2SC5171/2SA1930でも大丈夫と思います。 こちらは足の配置が異なるので気を付けなければいけません。

たかじんさん

ありがとうございます。
3パラのことです。 アルミテープいいですね。
あとは基板から離して線を延長か。

天 婦羅夫さん

横から失礼します。

2SC5171/2SA1930 は、私が HPA-12 でミニアンプを作ったときに、特性測定中に、焼損させてしまった組み合わせです。

当時は、帯域 200MHz のアナログオシロしか持っていなかったので、発振に気が付いていなかった可能性が高いと思われます。

天 婦羅夫さんなら簡単に乗り越えられると思いますが、念のためにレスをつけさせていただきました。


n'Guinさん、どうも。

げげっ発振しましたか、こわいですね。
うちのオシロはもっと帯域狭いのでなにも見えないでしょう。
私は実力無いので遠巻きにしときます(^^ゞ

天 婦羅夫 さん

ごめんなさい。
レスを見て間違いに気がつきました。
(誤) 200MHz
(正) 200kHz

本当にごめんなさい。 確認不十分でした。

ぜひ、チャレンジしてください。

n'Guinさん

そうでしたか。 うちのでも見えるかもしれません。
でも発振は困りますよね。

天 婦羅夫さん
n'Guinさん

200kHz帯域のオシロでは厳しいですね。
パワーアンプでは20MHzを超える発振をみたことありますが、普通は(?)10MHz以下なので数万円の中華デジタルオシロで見つけることが出来ると思います。

そういえば、バイアス電圧がちょっと変わってくる可能性がありますね。大きな電流を流せるトランジスタはVbeが低めなことが多いと思います。
適時、調整してください。

10MHzまでだったら観測は余裕です。
まずは004B並べる、ですね。

天 婦羅夫さん

ですね。 TTA004B/TTC004Bのコンプリは、音が澄んでいてキレイでよいトランジスタと思います。

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