アレキサンダー型電流帰還アンプ基板 ALX-03が到着
アレキサンダーさんが発案した電流帰還タイプのパワーアンプ基板です。
部品集めなど、まだこれからですが、とりあえず到着の報告です。
<<左がALX-03 右がVFA-01>>
実は、この2枚の基板は、電流増幅部(出力バッファ部)の配置・パターンが全く同一です。
つまり、電圧増幅部・帰還形式の差異で比較が出来ます。
VFA-01 :差動回路を使った電圧帰還アンプ(DCアンプ)
ALX-03 :アレキサンダー型電流帰還アンプ(DCサーボ)
ひとりで2つのパワーアンプを組み立てる人はいないとは思いますが、全く形式がことなるこの2つでどのように特性が変わるのか見えてくると思いますので、楽しみです。
あえて、VFA-01を組んだときに使った電解コンデンサやパワートランジスタなど、同じものを使って、アンプ形式の違いのみを抽出してみようと思っています。
面白い実験結果が得られるとよいですね。
電流帰還アンプは原理的にDC安定度があまりよくなく、DCサーボをかけなければDCドリフトしてしまう特性があります。 アンプ形式としてはACアンプ(DCを増幅しないアンプ)になります。
ちなみに、基板名称の 01、02 はどこにいったの? という疑問があると思います。
今回は、Mark Alexander 氏に敬意を表して
「アレキさん」 -> ALX3 -> ALX-03 となりました。
アレキさんの元の文献はこちらをご覧下さい。
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アレキサンダー...
召喚獣のようで強そうです。
VFA-01とサイズも端子も同一なのですね!
投稿: yosyos | 2016年6月18日 (土) 07時25分
yosyosさん
ですね。 穴位置は完全に一緒です。 ひそかに縦側は上下0.5mmづつ小さくしています。
というのも、高さが80mmのケースで基板サイズも80mmだと、あまりにギリギリすぎるというご指摘があって、影響がない程度で削りました。
投稿: たかじん | 2016年6月18日 (土) 21時25分
当方VFA-01、2台作りました。
JBLの古いスピーカー「J216PRO」をモニターとして使用しているのですが、ネットワークがダメダメの様でヴェールを被った様なスッキリしない音の様に感じていたので、バイアンプ仕様にしてストレートにスピーカー駆動するとどんな音に成るか試してみたく2台作成しました。
チャンネルデバイダーはFOSTEXのEN15
もう一組スピーカー(DigiFi付録No,19.20)を追加して4スピーカーにしました。
接続は左右それぞれにアンプを割り当てるのではなく、ツィーター用とウーハー用にそれぞれのアンプを割り当てました。
やってみた感想は、凄く良くなりました。
ヴェールがとれてスッキリ!!
高音に艶が出て、低音の歯切れ良さとアタック感が明瞭に成りました。
もう抜け出せないですね。こんな音を聴いてしまうと。。。
当初、別筐体で作った電源(SP-123W使用)に1台繋いで再生していたときは綺麗に聞こえていたのに、2台繋ぐと無音時に音量を上げていくとハム音がしだして、それを消すのに苦戦しています。
2台接続で合計2Aぐらい流れていますが、やはり負荷が掛かってトランスのハム音でしょうか?
DCラインフィルターを入れたら良くなるのかなぁ。。。
まあ、片方のアンプをACアダプター2個で駆動すればハム音はしなくなるんですが、やはりここは作った電源で駆動したくて頑張ってます。
ALX-03も楽しみですね!
別の部屋用にもう一台製作しようと思っていたので、今度はそっちを作ろうと思います。
その前に、HPA-12を作らねば。。。
その前に、カミサン孝行せねば。。。。
投稿: bunta | 2016年6月19日 (日) 03時21分
buntaさん
>その前に、カミサン孝行せねば。。。。
そうですよね。
宅配便で届くのでバレますから、事前のネゴが大事です
投稿: yosyos | 2016年6月19日 (日) 07時53分
buntaさん
2つも作っていただき、ありがとうございます。
ハムノイズは、おそらくGNDループじゃないかと思います。
チャンデバ-アンプ1-電源
└-アンプ2-┘
というぐあいに、大きなGNDループが出来ているのではないでしょうか?
電源をもう1つ用意できれば、ループをつくらずに済むと思います。
信号トランスでチャンデバとアンプ間を絶縁(どちらか片方でよい)するという方法もありますね。
yosyos さん
確かに。 そこは大事ですね。
投稿: たかじん | 2016年6月20日 (月) 22時00分
yosyos さん
そうなんです。ネゴ。。
奇しくも結婚記念日あったので、安いですが心ばかりのアクセサリーをプレゼントした時にこのブログを見せて次はALX-03も作るって言ったら、何だか渋い顔してました。。。
たかじん さん
電源を分けて自作電源、もう一方をACアダプター2個でするとハムはなくなりますね。
現状は、なぜかチャンデバ、アンプ2台のシャーシをリード線で繋ぐと少しマシには成りましたが、無音時ボリューム最大で少し「ブーン」と音がするのでプロテクター基板のマイナス電源用の電源入力だけ(同じ容量が2個しかなかった)にあり合わせ中古の2200μF電解コンデンサをそれぞれのアンプに付けると更に少しマシには成りましたがまだかすかに聞こえる状態です。
容量を増やせば更にマシに成るのかなぁ???
投稿: bunta | 2016年6月21日 (火) 09時42分
たかじん さん
本当だ!両方のアンプにチャンデバのライン出力を繋げると音がし出しますが
片方だけだと音が止みます。
>信号トランスでチャンデバとアンプ間を絶縁(どちらか片方でよい)するという方法もありますね。
そういう事なんですね。
チャンデバの電源を外しても関係なくハム音します。
シャーシをリード線で繋ぐとか、コンデンサー噛ますとかでマシに成った様に感じたのは接触の具合程度の事だったのかなぁ・・・
信号トランスでアイソレート。箱が増えるのもちょっと・・・ってのも有ります事ですし、今回は自作電源+ACアダプター2個で運用していこうかと思います。
う~ん。初心者にとってはやっぱりいろいろ奥が深いなぁ~。。。
勉強になります。
投稿: bunta | 2016年6月21日 (火) 11時14分
話変わって日経Linuxの6月号にPCM5102Aを使って384kHzのハイレゾネイティブ再生の記事がありましたね。
興味深く読みました。
384kHzで再生可能なんですね。
う~ん。やっぱりいろいろ奥が深いです。。。。
投稿: bunta | 2016年6月21日 (火) 19時36分
bunta さん
ハムを出さない方法が見つかってよかったです。
単純なグランドループでしたね。
オーディオ機器は、GNDループにならないように色々と配慮されてます。例えば、SPDIF信号も、アナログOUTもアンプに接続して、CD-DAC-アンプとSPDIF系も繋げた場合ループできないようにCOAXは絶縁しているんですよ。
キーボードのMIDI端子もそうです。 MIDI系と音声系の両方をミキサーやPCなどと繋げるとループができてしまう可能性があるので、MIDIは絶縁されます。
日経Linuxの6月号の情報ありがとうございます。
PCM5102Aは、48kHz、96kHz、192kHzを入れても、内部でアップサンプリングされて384kHzで変換されますね。 44.1k、88.2kHz、176.4kHzの場合は352.8kHz。
soxなど軽いソフトでの中品質アップサンプリングと、DAC内部の専用ハードウェア(DSP)で高品質アップサンプリングとで、音の違いを楽しめるようになりますね。
PCで高品質ソフトアップサンプルした音源も、そのまま再生できる点が新しいかも。
投稿: たかじん | 2016年6月22日 (水) 00時18分
たかじんさん、はじめまして。
VFA-01の基板は、早々に確保させていただいておりました。
そろそろ部品を集めようと思い、久しぶりにブログを拝見しておりましたところ、ALX-03の記事が...
>VFA-01を組んだときに使った電解コンデンサやパワートランジスタなど、同じものを使って、アンプ形式の違いのみを抽出してみようと思っています
瞬間、まさに同じことを考えました。
この場合、プロテクタ基板 PRT-01 は、使い回しができそうですか?
電源電圧は同程度の範囲で考えて良いでしょうか?
可能であれば、同じケースで、終段パワトラとヒートシンクのネジ穴を
上手く合わせれば、基板を差し換えて純粋に回路の違いによる音の変化を聴き比べることが出来、願ったり叶ったりなのですが。
投稿: kurosan57 | 2016年6月23日 (木) 23時02分
kurosan57 さん
PRT-01はそのまま使えます。 電圧はOPAMPを使う関係で±12Vを使えるようにするか、最低±15Vからにするか迷っています。
パワトラ、基板固定穴の位置関係は、VFA-01とまったく同一です。
投稿: たかじん | 2016年6月25日 (土) 17時58分
たかじんさん、ご回答ありがとうございます。
トランジスタディスクリートパワーアンプは、この2年間で8台作製しました。
真空管より、早いペースで市場からトランジスタやJFETが消えて行くことに一種の危機感を持ってるからに他ありません。
電流帰還アンプについては、他のサイト「お気楽~」のF氏から基板の頒布をいただき、2種類を作製していますが、広帯域・高スルーレートの特性から、老いてきた自分の耳には、非常に高解像度で細かな音を聴き取ることができ、気に入って常用しております。
VFA-01については、これまたお気に入りの0db HyCAAの作者であるたかじんさんが満を持して発表されたトランジスタディスクリートアンプですので、これを最後にアンプ製作はしばらくお休みしようと考えていたところでした。
ですが、たかじんさんの作る電流帰還アンプでしかもアレキサンダー型となれば、休んでいる場合ではないと思っております。
先ずは、VFA-01をたかじんさんの推奨部品で完成させ、その音色を楽しみながら、ALX-03の公開・基板頒布を待つこととさせていただきます。
ところで、全段のOPAMPは、やはりANALOGDEVICESの使用をお考えなのでしょうか?
いずれにしても楽しみにお待ちしております。
ありがとうございました。
投稿: kurosan57 | 2016年6月25日 (土) 21時56分
kurosan57 さん
アレキさんの完成は、まだまだ先と思います。 VFA-01は回路設計して試作基板を作ってから頒布開始まで1年以上かかりました。 そこまでお待たせしないようにしたいと考えてはいますが。。。
使うOPAMPはアナデバに限らず検討しようと考えています。 回路構成上、低消費電力OPAMPが向かないのは分かっていますが、それ以外は試してみないと何ともいえないです。
投稿: たかじん | 2016年6月26日 (日) 21時33分