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2015年12月27日 (日)

パワーアンプの発振対策 空芯コイルの作り方 ポリウレタン線を手巻きする方法

パワーアンプの出力部にあるコイルは、なかなか売っていません。 

でも簡単に作ることができますので、自作します。 

エミッタフォロア(コレクタ接地)は、C負荷で発振しやすいという原理的な要素を持っているため、オーバーオールのNFBの有無によらず負荷側へ、小さいインダクタンス(コイル)を入れて対策します。 コイルは、ひずみの発生が少ない空芯コイルがベストです。 

Coil01  

材料はこれ。ポリウレタン線。秋月電子でも売っています。

0.8~1.2mmが良いでしょう。

 

適当な太さのボールペンなどに巻きつけます。 私が使ったボールペンはφ9.5でした。 仕上がりの直径は10mmくらいを目標にすると良いです。 巻きつける前に、ポリウレタン線をまっすぐになるように伸ばしておくとキレイに巻けます。 

Coil02  

計算上では、0.8mm線をφ10 で12巻きで約1uHです。隙間があくとインダクタンスは下がります。正確に1uHではなくても問題ありませんが左右であまりに違うのは気になりますね。

1.0mm線の場合は、同じくφ10で14巻きすると、ちょうど1uHになります。 

空芯コイルは、こちらのwebサイトで計算することができます。 興味のある方はどうぞ。 

 

 

Coil03  

ステレオなので2つ必要です。 4~5個作ってみて、きれいに巻けたもの2つを使うと良いと思います。 

 

 

以下は垂直にして使う場合です。

Coil04  

足を慎重に曲げます。ラジオペンチを使うと簡単です。 

 

Coil05  

最後に、適当な長さ(3~4mm)に足をカットして、半田コテでハンダを付けながら足の先の被覆を溶かします。 コイルが熱くなるので、ラジオペンチでつかみながら作業します。 

 

 

Coil06

こちらが基板へ実装した写真です。 部品面までハンダがあがってくると確実についていると思います。 熱が周囲に取られやいのでパワーのあるハンダこての方が作業しやすいです。 

基板のシルクは、あくまでも目安です。 ぴったりこのサイズにならなくても構いません。 直径が大きいと隣りの抵抗にぶつかったりしますから、適当によけて下さい。 

 

 

 

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パワーアンプ」カテゴリの記事

コメント

これは正月休みに練習~制作しておきなさいと言う事ですねw

CR-X さん

なるほど。 練習前に、ちょうどよい太さのペンを見つける方が先かもしれません。 
鉛筆だとちょっと細いです。 セロテープを巻き付けてφ9位になるようにすると良いかも。

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