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2014年11月 2日 (日)

愛用のハンダこて

たまに 「はんだこては何が良いですか」 という質問がありまして、その時、おススメとして白光のFX-600というこてを紹介しています。  

私は、はんだ付けのプロという訳ではございませんが、それなりに長い期間、はんだ・電子機器を扱ってきているので、ちょっとだけノウハウを持っています。 本日は、そのノウハウを紹介できたらと思います。 

 

Kote01   

こちらが、私が長年愛用してきたハンダこてセットです。 

既に生産中止品となっている白光のマッハI No.921 というモノ。 

このこての特徴は温度制御つきという点です。 No.921は370℃に制御され、ほおって置いてもそれ以上の温度になりません。 

Kote02  

ヒーターのパワーは55W と大きめなので、基板のベタ面積が大きくてもパワーで押し切ってハンダを溶かすことが出来ます。 

こて先は、標準のまま使用していますが 0.5mmピッチのQFP/SSOPから、ベタ面の大きなアース端子など全てをこなせます。 

Kote03  

ピッチの狭いICなどは、もっと細いこて先で、パワーの小さいハンダこての方が適していると思うかもしれませんが、実はそうでもありません。 こて先が細いと熱が伝わりにくく、意外とハンダ付けが難しくなります。 

 

 

ハンダを上手に付けるのは、「腕」ではなく、「道具」だと思います。 

「はんだこて」と「使う糸ハンダ」の種類を選ぶことで、格段にはんだつけ作業はラクになり、失敗が少なくなります。 

それと、こて先をクリーニングするクリーナーです。

上の写真に写っていますが、こて台についたクリーナーが場所をとらず便利です。 スポンジタイプのクリーナーは、少量の水をしみ込ませて使います。 
こて先に付いた古いハンダは取り除かないとはんだブリッジの元になりますので、はんだを付ける直前にかならずクリーニングします。 秒数にすると「5秒前くらいに」です。 
初心者が陥りやすいブリッジやツノはんだは、このこて先クリーニングで大部分が解消されると思います。

 

本質的な部分でいうと

1.はんだこての温度管理 => 温度制御つきのはんだこてを使う

2.はんだの材料 => 付けやすい糸ハンダを選択

3.こて先のキレイさ => こて先クリーニングを直前に

 

この3点が重要と思います。 3番目だけは、作業者に依存しますがそれ以外は道具に頼っているのがわかるかと思います。  

 

 

■おススメの道具 

はんだこて = 白光FX-600 温度制御付き(温度調整は360度くらいに設定する)

糸はんだ = 千住金属TSURU-22 (共晶) 千住金属M705(BPフリー)

  太さは0.6mmか0.8mmくらいが使いやすいです。
  狭小ピッチの時は0.3mmがベスト。 

糸はんだは、他でもつけやすいモノは多数あると思いますのでホンの一例です。  

 

 

 

 

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電子回路」カテゴリの記事

コメント

こて先温度が370度は個人的には高く感じてしまいますが、作業性はどうですか?
その温度では作業した経験がないので気になります。

個人的には320度前後が使いやすいと思っています。
半田の綺麗さより時間を求める時は温調でないコテを使っていしまいますが・・・

jhon doeさん

仕事で使うステーション形のこてだと370℃だとハンダがなかなか溶けず、380℃、もしくは390℃(PBフリー)に設定しています。
No.921の場合は370℃で過不足なくちょうど良いです。(標準のこて先で)

この制御温度は、あくまでもヒーター部分なので、こて先の温度はこて先の種類によって変わるような気もします。
また、クリーナーでジュージューっと擦った直後にはんだをつけているので、370℃と言っても実際に使っているときのこての先端の温度は案外低くなっているのかもしれません。

たかじんさん

確かにヒーターを換えたりでも随分温度が違うことがありますね。
今度試しに温度を上げてみます。

クリーナーでも従来の水スポンジとスチールウールみたいなので温度の下がり方が違うと言いますね。

jhon doe さん

確かに、スチールウール系のクリーナだとこての温度が下がりにくそうですね。
こて先も斜めにカットされたタイプは、熱の伝わり方が良さそうですし、そういうもろもろの条件で必要なヒータの温度というのが違ってくるのかもしれません。

私は、Goot の RX-802AS を1年ほど前に買いました。 こて先もつけるものによって変えています。 でも、下手なもので、うまくはんだ付けができていないこともあります。

私は300℃に設定していますが、たかじんさんの設定からすると、低すぎのようです。 さっそく、325℃に設定したら、少しやりやすい感じがします。

いろいろ教えていただき、ありがとうございます。 

n'Guinさん

高級なこてをお持ちですね。
こて先の種類によってはんだの溶け方が違うと思いますので使いやすい温度で使用するというので良いと思います。 温度を上げると、ICに熱がかかりすぎることがあるので、こてを当てている時間は短めにする必要があるかと思います。

380℃くらいまでは、通常の作業範囲と考えています。 私が使っているマッハI も 300、370、420℃というラインナップで、その真ん中の370℃を使っています。

たかじんさん、こんばんは。

私のアホなレスにご返信ありがとうございます。まさに、猫に小判、豚に真珠の状況です。 コテが泣いてます。 たかじんさんのお考えは、工学関係者にとっては当たり前のことだと思いますが、私にとってはとても大切です。

どうかよろしくご教示ください。

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