volumio 1.4 +最新mpd の組み合わせ バイナリ公開
v1.3の時もちょっと書いたのですが、このDLNA機能をONにすると、PLAYLISTから再生し終えた曲を削除していく「Consume Mode」というのがONになってしまいます。
これは、DLNAの仕様から、再生機器側(レンダラー/DMR)にはデータベースやリストを持たず、コントローラ(DMC)の指示に従って再生だけを担当するため仕方がないことだと思います。 MPDは、基本的にPLAYLISTに従って再生するので、1曲ごとにリストの曲を捨てることでDLNAと同じ使用感を実現していると推測しています。
スタンドアローン再生のときには、PCやスマホを使わないので、登録したPLAYLISTが削除されると困ってしまいます。 ということでv1.3の時は、コマンドを打ってDLNAを止めたのです。
しかし、v1.4では、UPNPとDLNAのON/OFFがWebUIから行なえるようになりました。
上の画面がその項目です。
AriPlayのON/OFFも追加されました。 (従来はON固定でした)
なんと言いますか、完成形に近づいたように思います。
volumioのダウンロードサイトから「beta」の記載が消えている点でも、それが伺えます。
(SSHのログインでは「Beta」と表示しています。)
IrBerryDACのリモコン機能をONにする方法や、SDカードの余った領域を開放して楽曲データを入れられるようにする設定方法などは従来と一緒です。
volumio v1.4Beta+mpd0.18.11 こちらからダウンロードできます。
バイナリを用意いたしました。 7zipで超圧縮をかけています。
解凍は、7zip
SDカードへの転送は、DDforWindowsでどうぞ
ちなみに、UPnP/DLNAをONにすると、ネットワーク対応AVアンプのように、RPiのIPアドレスなどを意識せず音楽を鳴らせるようになります。 コントロールには「DMC」メディアコントローラソフトウェア、音楽データはDLNAに対応したNASなどが必要です。
DLNAの協会本家のサイトに詳しく書いてありますが、実は分かりにくい(笑
この仕組みが、ネットワークオーディオを難しくしている元凶なんじゃないかと思うほどです。
http://jp.dlna.org/consumer-home/The-Possibilities
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いつもありがとうございます。
早速利用させてもらっていますが、web radioだと何の設定もいらずに一発で音楽が聴けるので大変重宝しております。
投稿: えふ | 2014年7月 7日 (月) 23時30分
えふさん
ここで公開しているバイナリは、IrBerryDAC用の設定が済んだ状態でしすから、
WEB RADIOは即、聞けますね。 海外のWeb RADIOは音質が良いところも
あって、これだけでも結構楽しめます。
国内のラジオも、もう少し頑張ってほしいですよね。
投稿: たかじん | 2014年7月 8日 (火) 00時06分
たかじんさん
いつも最新情報を紹介いただき、ありがとうございます。
早速試してみましたが、なんと、NHKのすべての局がWebRadioに設定されているのですね。感動です。これらは、たかじんさんが設定されたのでしょうか。ずっと、NHK-FMを登録しようとして、plsファイルやm3uファイルをいじってたのですが、ダメでした。URLは同じなのですが、ファイルの頭に呪文みたいなのがついてますね。
ただし、デフォルトの設定では音切れが激しいので、現在、調整中です。
あと、何故か、v.1.2でもmenuの2度押しによるシャットダウンが利かなかったのですが、今回のv.1.4でもダメでした。今回公開のバイナリには、シャットダウンのpyファイルは含まれているのでしょうか?
ちなみに、IrBerryDAC+HPA-12基板mini-power amp(FET入力、 A1930/C5171ペア使用)の組み合わせで、大変良い音が聴けてます(外見が今一なので、製作例集には未だ投稿してません)。Re-bootボタンは、大変重宝してます。
たかじんさんのHPには、お世話になりっ放しです。ありがとうございます。m__m
投稿: kontiki | 2014年7月11日 (金) 21時26分
kontikiさん
らじるらじるは、volumioのWEBRADIOのバッファだと音が切れてしまいますね。
1分くらい我慢して聞き続けていると、そのうち音切れが少なくなります。
その原因はよくわかっていません。
リモコンでPOWEROFFは1.4バイナリには入れてあります。
2度押しのタイミングの問題と思います。
リモコンを受信するとLEDが光ります。
そのLEDをテンポ100から120くらいの4分音符で光らせるようなリズムで
押すと良いと思います。
2度だけじゃなく、3度でも4度でもテンポよく押してみて下さい。
ちょっとコツをつかめばできると思います。
投稿: たかじん | 2014年7月11日 (金) 22時44分
たかじんさん
合点承知の輔! テンポ100で、シャットダウンできました!
HPに早い2度押しは受け付けないとあり、その後、たかじんさんより「ゆっくりと」というご指導が再度ありましたので、「テンポ良く」2度押しすることは全く考えてませんでした。^^;
大変ご迷惑をお掛けしました。m__m
らじるらじるは、バッファーサイズを変えたり、いろいろしましたが、聞き始めの音切れ状況に変化はありませんでした。でも、おっしゃる通り、1分程待つとほとんど音切れは無くなります。
リモコンによるシャットダウンができるようになりましたので、スマホは選局の際にのみ使用という状況になり、とても便利になりました。大体、LinnJazzに設定しており、就寝前の至福の一時を過ごさせていただいております。volumeは10前後で十分な音量で、50くらいにすると大音量で楽しむこともできます(大音量時も歪み感は全く感じられません)。
いい音で聞くと、音楽は本当に楽しくなりますよね。IrBerryDACとHPA-12を供給していただいた、たかじんさんに、深く感謝です。m__m
投稿: kontiki | 2014年7月12日 (土) 10時56分
kontiki さん
良かったです。 ダブルクリックというと、結構早い2回押しですよね。
ゆっくりと言ってもなかなか感覚がつかみにくい。
表現がむつかしかったですね。 テンポ100でうまくいったようでよかった。
Linnは、同じ曲をループしているようですので、ずっと聞いているとあれ?
ってなります。 ある一定の期間で、曲が入れ替わるのかどうかまでは
わかりません。
ラジオ局を何局かリストにいれておいて、気分にでラジオを切り替えるってのが
良いかもしれませんね。
私は10局ほ設定済みのWEBラジオ専用のSDカードを1枚作っています。
>らじるらじるは、バッファーサイズを変えたり、いろいろしましたが、聞き始めの音切れ状況
そうなんですよね。私も試してみましたが、原因がわからないので対策の
しようがなく、現状1分待つしかないです。
こちらこそありがとうございます。
投稿: たかじん | 2014年7月12日 (土) 12時00分
たかじんさん
HiFiBerryも持っていますが、irBerryDacの方がよい音です。
私も、Linn Jazzを流しっぱなしにしています。
RuneAudioも0.3-alphaがアップされて、i2s対応されています。
まだ、色々とバグはあるようですが、HiFiBerryとして設定をすれば音が鳴ります。
私は、RuneAudioの音の方が好みです。
みなさんも、聴き比べてみてはいかがですか。
投稿: なかなか | 2014年7月12日 (土) 13時24分
なかなかさん
情報ありがとうございます。
RuneAudioのv0.2は、私の環境だとDHCPでIPアドレスが振られず、
アクセスできないという状況で、一度、RaspberryPiに画面を接続して
IPアドレスを設定してから。。。 という面倒なことになっていたので
とりあえず静観していました。 フォーラムにはI2Sのドライバの組み込み
方法や、アップデートするときに対応するような書き込みがあった
と記憶しています。
OSによって音が違うというのも、面白いですね。 選択肢があってより
楽しめると思います。
RuneAudioは Arch linuxでしたっけ? 使ったことないですが、パッケージが
pacmanって、あのパックマン? って思ってしまうのは私だけでしょうか。
投稿: たかじん | 2014年7月12日 (土) 22時48分
たかじんさん、なかなかさん
むむっ、パックマン! 世代がばれてしまいますね。 ( ̄ー ̄)
RuneAudioのHP見てみましたが、ルックスはVolumioそっくり。でも音が違うということは、音楽ファイルの変換の仕方に違いがあるということでしょうか?
LinnJazzは、Linn Records社が自社のコンテンツを無料で320kbpsストリーミング配信してくれているWebRadioですが、一聴してその高音質に耳を奪われてしまいますね。なんでレコード会社がストリーミング配信なんて損な事をわざわざするのか? LinnJazzやLinnClassicでは、自社レーベルの聞き所をプロモーションしてるのですね。僕も、おっこれは!と思ったアーティストを次々とメモし、アマゾンで注文してしまいました・・・ このアーティスト、もっと聴きたいって思いますよね。
日本のレコード会社も高価なハイレゾ配信で直接儲けることばかり考えてないで、損して元を取るというか、こういったLinn Recordsのやり方を見習ってほしいと思うのは、僕だけでしょうか。
投稿: kontiki | 2014年7月13日 (日) 09時46分
kontikiさん
volumioもruneもRaspyFiを元にしているからルックスが似ているんです。
ただ、RaspyFiとvolumioはRaspbianというDebianベースのlinuxを使って
いますが、RuneはArch linuxという別のディストリビューションを使っています。
そこが音の違いになっているのではないでしょうか。 MP3デコードなどは
MPDを使っているので、一緒と思います。
ハイレゾ配信については、仰るとおりと思います。
それと、せめて割高感を感じさせないくらいの価格設定にして欲しいですね。
アルバム単位で3500円とか、4000円オーバーじゃぁ買いたくないです。
CDがアマゾンで1500−1800円くらいで買えちゃう時代ですからね。
投稿: たかじん | 2014年7月13日 (日) 10時43分
たかじんさん kontikiさん
もともとはRaspyFiを作っていた人たちが、VolumioとRuneAudioに別れたようです。
RuneAudioのHPのFORUMのGeneral discussionにAbout RuneAudio and Volumio て
スレッドがありますよ。
RuneAudioは、ArchLinuxベースで、RaspyFiのコードを流用せずに作りなおしたそうです。
組み込み用ってことのなので、OSが軽いのか立ち上がりが早いです。
VolumioもRuneAudioもI2S接続でのDSD対応してるので、
irBerryもDSDが再生できれば、手軽に聞くことができます。
たかじんさん、ぜひ次はirBerryのDSD対応版を作ってください。
よろしくお願いします。
投稿: なかなか | 2014年7月14日 (月) 19時33分
なかなかさん
>RuneAudioは、ArchLinuxベースで、RaspyFiのコードを流用せずに作りなおしたそうです。
WebUIを作っている実際のPHPコードやjsのプログラムを見ると流用しているというか、一緒の部分が多いです。 ですが、オリジナルのRaspyFiを作っていた中心人物はRuneAudioのほうっぽいですね。OS部分、根底のあたりに関してはArch用として作りなおしているのかもしれません。
どうして別れたのかという部分は複雑な事情があるのかもしれません。
OSの起動はRuneAudioの方が僅かに早いように思います。WebUIは、一度、待ちが入りますね。
でも、完成度がずいぶんと上がったと思います。
volumioはRaspyFi直系なので、昨年の12月にはすでに完成度が高く実用に耐えうるデキでした。
ユーザにとっては、2つのディストリビューションがあるというのは選択の幅が増えて良いと思います。
SqueezeBox系を含めるともっと多くなりますね。 最軽量は、piCoerPlayerでしょうか。
128MBのSDカードで事足りますし、リードオンリらしいので電源即断でも大丈夫との話もあります。
投稿: たかじん | 2014年7月14日 (月) 20時41分
なかなかさん
volumioのV1.3ではI2SにDSDの信号は出ていませんでした。正確に言うと,LR時分割のDSD信号が出ています。PCM信号がLR時分割で出ているのと同じです。そのためDSDのDACチップでは再生できません。LR時分割の信号は出ているので,それででLR分離して,CRフィルターでDSDの再生は出来ましたが,ノイズをどうしても取り去ることが出来ず,使えませんでした。
新しいバージョンではI2SでDSDに正式対応したのでしょうか?クロック信号さえ出ていればDSD対応DACチップで再生できるのですが。
投稿: Jiro | 2014年7月22日 (火) 23時59分
LR時分割の信号とは,一つのピンにLR時分割された音楽信号(シリアルデータ)が出力されている,ということです。
DSD対応DACチップの標準的なI2S入力は,LとRが別のピンに分離されていて,他にもクロック信号が必要になります。
投稿: Jiro | 2014年7月23日 (水) 00時08分
Jiro さん
そもそもI2SはPCMを出力するポートです。 データ方式の違うDSDは出ないと思います。
これは、ハードウェアの制約ですから、ソフトウェアのバージョンが上がっても望みは
ないと思った方が良いです。 I2Sは、GPIOのようにソフトウェアで自由に信号を操作するものではありません。
BCM2835は全部のデータシートは公開されていないので不明な部分がありますが、
通常I2SなどのPCM出力のデータは1ラインのみです。
あとの2本は同期するためのクロックしか出力できません。(クロックを分周して出力するポートです。LRCK/BCK)
DSDは2本のデータラインが必要なため、残念ながらポートが足りないです。
volumioといいますか、MPDのDSD対応はUSB-DAC/DDCからDoP方式で出力するものです。
XMOSを始めとするUSB-DDCは、DSD出力用に2本のデータバッファラインをハードウェアで用意してあり、LとRそれぞれ1本づつ独立したポートから出力しています。
I2SポートからもDoP方式でDSD信号が垂れ流しになっているとすれば、FPGAなど
外付けでデコードする回路をつければ2本のDATAを取り出すことはできるとは思います。
投稿: たかじん | 2014年7月23日 (水) 00時27分