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2014年7月17日 (木)

IrBerryDACの設定方法 まとめ

あれこれと、ハードウェアやソフトウェアの構成を説明するよりも、設定し終えたバイナリファイルをSDカードに転送してしまえば、一発で完了してしまうのですが、はやり、設定方法を知りたいという方もいらっしゃると思います。

これまで、情報が散乱していましたので、IrBerryDACの設定方法をまとめました。

ハードやソフトの構成、仕組みは抜きで、単純にどういうコマンドで設定するのかだけを説明いたします。 volumio V1.3beta以降、pythonを導入するときにひと手間増えてしまいました。

Oscon 

 

■volumioにログイン

SSHでvolumioにログインします。

User name : root

Password: volumio 

 

■python-rpi.gpioをインストール

/etc/apt/sources.list に下記の一行を追加します。

deb http://archive.raspberrypi.org/debian/ wheezy main

そして、python-rpi.gpioをインストールします。

# apt-get update

ちょっと時間がかかる。

# apt-get -y install python-rpi.gpio python-daemon

 

■pythonスクリプトのインストール

# cd /home/volumio

# wget nw-electric.way-nifty.com/blog/files/mpd_ctrl.py

# chmod +x /home/volumio/mpd_ctrl.py

 

■/etc/rc.localを編集して自動でpythonスクリプトを起動するようにする

下記の1行を exit 0 の前に追加する

/usr/bin/python /home/volumio/mpd_ctrl.py & /dev/null 2>&1

 

■再起動

# reboot

 

以上で完了です。

ファイルの編集は「nano」を使うと簡単です。 windowsのエディタに近い操作感です。

 ファイルの保存「ctrl + o」

 ファイルを閉じる「ctrl + x」

この2つの操作だけを知っていればどうにかなります。 もちろんviを使って編集しても構いません。

 

■起動の確認

PICのGPIOとRaspberryPiのGPIOで信号のやり取りをしているため、安易にGPIOへ出力を出せません。 OUTPUT同士でぶつかりあうと、最悪の場合、IO端子が壊れるまで電流を流し続けてしまうからです。

という訳で、PICマイコンは、RaspberryPiのmpd_ctrl.pyが起動したよって信号を受け取るまでの間、D2をゆっくり点滅させながら待っています。  この待機状態はPICのIOはハイ・インピーダンスにしてますから、OUTPUT同士でぶつかることはありません。 

mpd_ctrl.pyが起動すると、PICは、D2を高速フラッシュ点滅して起動完了をお知らせします。 以後、リモコンを受信するようになります。 

 

 

 

 

 

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IrBerryDAC」カテゴリの記事

コメント

たかじん様

kgwです。質問がございます。

volumioは1.4+mpd最新をダウンロードさせて戴きました。

-------
/etc/apt/sources.list に下記の一行を追加します。
deb http://archive.raspberrypi.org/debian/ wheezy main
-------
>> これは、すでに追加された状態でしたので、次に。
-------
# apt-get update
-------
>> このコマンド実行結果ですが、
Ign http://archive.raspberrypi.org wheezy/main Translation-en_GB
Ign http://archive.raspberrypi.org wheezy/main Translation-en

Ign http://mirrordirector.raspbian.org wheezy/main Translation-en_GB
Ign http://mirrordirector.raspbian.org wheezy/main Translation-en
などと表示されますが、これはどのような対処をすればよろしいですか。

>> これを無視して次の
-------
# apt-get -y install python-rpi.gpio pythondaemon
-------
を実行すると
E: Unable to locate package pythondae
と表示され、うまくいってないことが確認されます。

お知恵を戴ければ有難く。        以上

kgwさん

volumioは1.4+mpd最新には、pythonその他、設定ずみです。
SDカードに転送すれば、すぐにIrBerryDACのリモコン機能が使える状態になりますので、コマンドは打つ必要ありません。

上記のコマンドは素のvolumioに、どうやって設定したのかをまとめた記事です。

たかじん様

了解しました。
設定済みの場合は、先の内容の様なエラーになりますか?

いずれにせよ、リモコンが動作しないのは別の原因がありそうです。
PICの足16番を折ったことが「NEXT」キーが利かないだけと思っていましたが、
それが原因になっているかもしれませんので、PICの焼き直しに挑戦してみます。
                             
                           以上

kgw さん

何となく、リポジトリが見つかっていないときのメッセージのような気がします。

そう言えば、ひとつ忘れていました。 PICのGPIOが1本でも繋がっていないと
volumioが立ち上がった(準備完了した)という状態を検知できないため
リモコンが利きません。

というのも、GPIOは、入力・出力を自由にきりかえできるため、ちゃんと準備完了
を判断してからじゃないと、安易にPIC側も出力をだせないからです。
IO端子の出力と出力をぶつけると、最悪の場合、弱い側の端子が壊れるまで
電流を流し続けてしまいます。 

そういう理由からPICは、起動時、GPIOをハイインピーダンスにしてvolumioが
立ち上がるのを待っています。 待っている間はD2をゆっくり点滅しています。

たかじん様

了解致しました。どうもありがとうございました。

たかじん 様

今回は、素敵なキットを頒布していただき、ありがとうございます。
無事、完成し192kHzの音を楽しんでいます。

私の環境ではリモコンは不要なので、PICを外してみました。
DACは問題なく動作していると思われますが、このような使用方法には何か問題がありますでしょうか。
ソフトはただのvolumio1.4です。

mac さん

PICなしでも問題なく動作します。 pythonスクリプトなども入れる必要ありません。

また、PCM5102のデジタルフィルタを切り替えるときは、PICの9pinの
部分に3.3vを入れてあげることで低レイテンシフィルタになります。
0Vもしくは未接続でノーマルフィルタが選択されます。

たかじん 様

早速の回答、ありがとうございます。

デジタル・フィルターの切り替え方法についても、お教えいだき、ありがとうございます。
低レイテンシフィルタを試してみたいと思います。

たかじん様
kgw様

横から失礼します。

> -------
> # apt-get -y install python-rpi.gpio pythondaemon
> -------
> を実行すると
> E: Unable to locate package pythondaemon
> と表示され、うまくいってないことが確認されます。

wheezyのパッケージ名を確認したところ、下記が正しいようです。

パッケージ: python-daemon

参照元 https://packages.debian.org/wheezy/python-daemon

ですので、

# apt-get -y install python-rpi.gpio python-daemon

で正常にインストール出来ると思います。

shan さん

おっしゃるとおりです。
記事の方、修正しておきます。

「apt-get」でヒットしなかったら「apt-cache search ***」で検索できますね。

shanさん

ご丁寧に、ありがとうございました。

たかじん様
 始めまして。半導体計測屋と申します。FN1242Aタンデム基板を頒布してました。
 ご質問なのですが、たかじん様が改変されたmpd_ctrl.pyスクリプトを、私が更に改変して再々配布って問題ありますか?
 再々配布条件としてファイル名変えない方がいいとか注意事項ありましたら御教授いただきたく。

RaspberryPiB+に対応したアダプタ基板起こす気でいます。

半導体計測屋 さん

メールいたしました。 よろしくお願いいたします。

たかじん様。
ご無沙汰しておりますが、Runeaudio-0.3beta意外と音がいいので使いたいのですが、archlinux不慣れでうまく行きません。Rpi-gpio-python等はインストールできるのですが、rc.localを作って、起動時にpython scriptを実行させる方位法が今ひとつわかりません。お手数ですがご教授いただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。

knkn59 さん

確かにarchlinuxは情報が少なくて難しいですね。 かなり玄人向けのディストリビューションと思います。

/etc/rc.local に
/usr/bin/python2 /root/mpd_ctrl.py & > /dev/null 2>&1

という記載を入れてみてはいかがでしょうか。

chmod +x mpd_ctrl.py  とpythonスクリプトを実行できるようにパーミッションを変更しておく必要があるかもしれません。

たかじん様
回答有難うございます。
ググりながらボチボチやってみます。

ご無沙汰をしています。
今更なのですが、Volumio2でIrBerryのリモコンを使用できる様にする事は可能なのでしょうか?
Volumio2はなかなか安定しないのと、RPi Bには荷が重く動作が遅いので1.5のままで使用していたのですが…
情報の見つけ方が悪いだけなのかもしれませんが、お忙しい中を恐縮ですが、よろしくお願いします。

きゅうさん

こんにちは。 ちょっと記憶が定かではないのですが、メモ帳に残っていたのを書きますね。

==============================
   セットアップ方法
==============================

sudo apt-get update
sudo apt-get -y install python-rpi.gpio python-daemon

cd /home/volumio
wget nw-electric.way-nifty.com/blog/files/mpd_ctrl2.py

パーミッションを変更して実行できるようにします。
chmod +x /home/volumio/mpd_ctrl2.py 


volumioは /etc/rc.local を起動時に上書きしますので下記のようにします。

/var/www/_OS_SETTINGS/etc/rc.local    に下記の1行を加える。

/usr/bin/python /home/volumio/mpd_ctrl2.py & /dev/null 2>&1

自動起動の方法が変わっていると思うのですが、対策方法はあるような気がします。
また、gpioを扱う方法が若干違ってきている可能性もありますね。

おっしゃる通り、Volumio2の初期はUIリッチで高速起動を謳っていたのですが、実際にはバグだらけで重くて、ハイパワーなPi2、Pi3が必須になってしまいましたね。

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