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2014年5月 1日 (木)

IrBerryDAC x OS-CONを聴いてみました

IrBerryDACに、巷で評判のOS-CONを実装して聴いてみました。 

直径が6.3mmで容量の大きな560uF/6.3vのものです。 基板上には47-330uFと書いてありますが、電源デカップリングコンデンサの容量は、さほど正確ではなくても構いません。 LDOの出力側は最低でも47uF程度は欲しいな。 という経験値から容量を決めさせてもらいました。 

Oscon 

容量が大きいほど、低い周波数の電源のノイズ(ゆらぎ)を吸収・低減してくれます。 トランス電源を使った場合は、50Hz/60Hzの整数倍の電源ノイズ(電源リップル)を低減してくれるので有利です。 

とはいっても使用したローノイズLDOは、低い周波数帯域のリップル電圧を60-70dBほど抑制するので、容量を2倍にしたところで殆ど差は出ないと思います。 

また、LDOの後のデカップリングはDAC-ICが使うだけなので、これほどの容量は必要ありませんが、データシートを見る限り容量が大きい方がノイズが少ない傾向にあるようです。 

 

 

 

さてさて、肝心の音の感想を。

エージングなしで、一発目の音は。。。  
 びっくりするくらい 「もやっ」 としています。

FPCAPの時は、そんなことはなかったと思うのです。 これがOS-CONの特徴なのでしょうか。 

その後、エージングが進むにつれて「もや」が晴れて鮮度が増してきました。 今まで、音にクセがなく”さらり”とした感じで、これがPCM5102Aの音なのかと思っていましたが、OS-CONを使うとちょっと違う傾向のように感じます。 

文章で表現するのが難しいのですが、FPCAPは繊細で少し色味が薄い。 素材の味を活かすような鳴り方をします。 
それと比べるとOC-CONは、鮮やかでハード。 決して嫌味な色付けではなく、音楽をより楽しく聴かせてくれます。 ロックは力強く、ジャズも躍動感に満ちた感じでPCM5102Aの出来の良さを再認識させられた感があります。  どちらがPCM5102Aの本当の姿なのでしょうか? 

 

昔の記憶だけで、ついつい敬遠しがちでしたが、やっぱり実際に試してみるのもいいですね。 OS-CONの人気の秘密が、少しだけ分かった気分になりました。 

 

 

 

 

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IrBerryDAC」カテゴリの記事

コメント

たかじんさん

OS-CON、なかなか良い結果がでているようですね。
楽しみです。(←2台目製作する???)

部品点数は多くない割に、それなりに部品をチョイスすることで自分なりの好みの音が演出できるのも嬉しいところです。

加えて、電源の創意工夫です、ね。

たかじんさん

私はOS-CON好きで資金が許すならば電源関係は第1選択にしています。
ご存知のように今回の私のIrBerryDACにも使いました。

音の感じはたかじんさんも仰っている様に「鮮やかでハード」だと思います。

ただ、一般的に言われているように熱に弱く半田付け直後はひどい音ですし回復にもそれは長い時間が必要とされています。(実験された方がいて熱を加えないOS-CONと半田付けして100時間慣らしをした物を比較をしたそうですが元の音には回復しなかったそうです)

そのため私はOS-CONを使う多くの場合はソケットを使っています。反対の方も多いと思いますが、半田付けする前にソケット化して是非聞いてみてください。きっとこれが本来のOS-CONの音だと思います。(高価なOS-CONを使い回し出来ますし。)

しかし私もさすがにケースに入れてしまう場合は半田付けしてしまいますが。

mr_osaminさん

おっしゃる通り、部品選びは自作の楽しみのひとつですね。 自分で色々な部品を
使ってきて、好みの音のする部品が分かってくると更に楽しさが増すと思います。


aizzakさん

えっ え?  そんなに熱でやられるのですか?
固体コンデンサは温度に左右されにくい特性が売りだったと思うのですが。。。
OS-CONは、何か違うのですかね。 名称も他社はポリマー(高分子)固体コンデンサ
などと呼んでいますが、三洋は有機半導体コンデンサと言っていましたね。

http://www.nichicon.co.jp/lib/lib28.html
この資料によると、材料が違う。。。  

http://industrial.panasonic.com/jp/products/product_cat2/AAB8000/AAB8000.html
こちらでは、「OS-CONは、電解質に電子伝導度が高い導電性高分子や有機半導体を用いています。それにより低い等価直列抵抗(ESR)を持ち、ノイズ除去能力や周波数特性に優れた固体電解コンデンサです。」

と。 違うのか、同じなのか、よく分かりません。

いづれにせよ、もう少しエージングして聴いてみます。 4~5日目くらいで変化は
落ち着いてきたように思います。 

音の感想はお二方と同意見です。
旧タイプの方が余計低音がズドンズドン重さ持ってる判り易い性格な気がします。ある意味作られた音と気にする方もいらっしゃるのは確か。
私は聴き比べしたい部分はでソケット化しますが、熱を入れない利点もありますね、エージング待ちが嫌いですし。

と言う事で、たかじんさんが使われて感触の良い新OS-CON(定格電圧/容量は異なりますが)も注文入れて見ました。

私が主に使っていたのは三洋の有機半導体コンデンサです。
ニチコンの青いケースの導電性高分子固体コンデンサーも使ったことがありますが同じ傾向でした。(このニチコンの音は私の好みではありませんでした。)

>温度に左右されにくい特性が売りだったと・・・

これは詳しくは解りませんがきっと部品として機能しているときの話しで、半田の熱によってどうの・・・と言うのとは違うのではないのでしょうか。基本リフローで企業はつけるのが前提でしょうから半田の熱に関するところまでは考えていないのではないのでしょうか?

パナのECHUなど手半田に対応していない物は言及していると思いますが。

機会があれば是非ソケットにして「生」の音を聴いてみてください。
感想をお願いします。

CR-Xさん

熱で変化するという事をご存知だったのですね。 さすがです。
OS-CONって本当に人気なんですね。 

aizzak さん

量産しているラインのDIP槽やリフローは、手ハンダするより熱が掛かっている
と思います。 特にリフローでは、プリヒートで基板全体が150度くらいまで
上げておいて、更に一気に300度くらいのオーブンへ通してハンダを溶かします。
そのとき、部品の頭からヒーターで暖めるので、足だけをハンダこてで暖める
より遥かに多くの熱を受けるはずです。
リフロー時、基板表面は250度くらいまで上昇していますから、その上に乗った
コンデンサは何度になっているのやら。。。

ソケットで熱をかけずに接続するのはいい案ですね。 抵抗の定数出しのときには
よくソケットを使いますが、電解コンデンサではやったことがありませんでした。


たかじんさん

>更に一気に300度くらいのオーブンへ通して・・・

そうなのですか。
あっちっちですね。 まんべんなく加熱ですか。
そうすると半田が上手い人が作った物はそれだけでも音が良さそうです。  
この世界、音を良くするのは小さい事の積み重ねだと実感します。

今度、パナのOS-CON使った事ないので使ってみたいと思います。

 出遅れていますが。


みなさん、高級な電解コンデンサを惜しげもなく投入
されているようですが、ここでの話しは「電源ラインに
つけたOS-CON」についての、熱変性の話ですよね。

決して、信号ラインのカップリングとして使った例では
ないですよね。


0db HyCAAでも出力の所に使われている方も
いらっしゃいますが、
製造メーカーも想定外の使用で驚いているとは
思いますが、出た音が良ければよい、という事で
万事OKと思います。

aizzakさん

パナも三洋も基本的には一緒だと思いますよ。 パナが三洋を買収した
わけですから。 

>この世界、音を良くするのは小さい事の積み重ねだと実感します。
チリも積もればって ことですね。 私もそう思います。


まるはさん

カップリングに使うと、もろに音楽信号が通りますから、影響力は大きいですね。
高性能電解コンデンサは、より広帯域で低ESRを謳っているので、
カップリングに使っても何ら問題なないと思います。 まあ、素の特性の良し悪しと
音質として感じる良し悪しは一致することもあれば、一致しないこともあるので
こればっかりは試してみるしかないんでしょうね。 

オーディオ用を謳っている電解コンデンサは、内部に防振材を入れていたり、
ケースのスリーブをちょい寸足らずにしているとか、独特の工夫をしていますので、
一般のコンデンサとは違った考えで作っていると思います。

電解コンデンサのTOPに銅テープを貼るとか、一部のオーディオメーカー
もやっていましたね。 量産品に施すくらいですから、それなりに効果は
あるんだと思います。

>カップリングに使っても何ら問題なないと思います

OS-CONの使用禁止回路には、漏れ電流増加などの理由から
不具合が予想されるので使用を禁止する旨が書かれています。

カップリング回路


わざわざデータシートに明記しているので、開発側としては
何か理由がありそうなのですが、こればかりは担当者の方々の
実は・・・という、ネタばらしがなければ、理由は分かりませんね。


また、ラジアルリードタイプは、基板に挿してハンダ付けする事を
想定されて設計されていると思いますので、下衆の勘繰りとして
「冷凍ピザ」のように、完全に焼き上げて冷凍しているのではなく
再度加熱される事を想定して、焼き上がる一歩手前にしているのではないかと思ってしまいます。

つまり、電解コンデンサも、ハンダ付けの熱が加わる事で
実は「完全に焼きあがる」事になっているのではないかと。
まさかとは思いますが・・・

たかじんさん

>パナも三洋も基本的には一緒だと思いますよ。 パナが三洋を買収した わけですから。

そうだったんですか。 知りませんでした。
道理でそっくりだと思いました。

そうすると、今の世の中OS-CONは在庫限りと言っていますがまた通常通り販売されると言う事ですか??

そうならOS-CON好きの私的にはうれしい話です。 もう諦めていましたから。

>電解コンデンサのTOPに銅テープを貼るとか・・・

そうなのですか? 効果あるのでしょうか? 今度やってみようかな。 試した方はいらっしゃるのでしょうか?

コンデンサーついでに・・・
皆さんELNA の RFO と言うコンデンサーご存知ですか?
お勧めの一品です。 良かったら使ってみてください。 信号ラインに入れても大丈夫な品と思っています。

まるはさん

>OS-CONの使用禁止回路には、漏れ電流増加などの理由から
>不具合が予想されるので使用を禁止する旨が書かれています。

なるほど、確かに、思いっきりDCが掛かっているような部分のカップリングには向かないですね。
通常、アンプの入力などで、数mV程度のバイアスをDCカットするくらいだと、殆ど問題
は起こらないと思います。

ケースバイケースって感じですね。 0dB HyCAAの出力は5~6Vくらい
かかりますからリークは若干ありますね。  でも、その後の対象物が
ヘッドホンなので、マイクロアンペアオーダーの漏れ電流ならほぼ影響なしと思います。

とはいっても、注意しなければらなないのは確かですね。

aizzak さん

>そうすると、今の世の中OS-CONは在庫限りと言っていますがまた通常通り販売されると言う事ですか??

ちょっと不明です。 パナになってから採算の合わない製品を大幅に止めていますから。。

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