volumioの使い方
ハイレゾ音源も聞ける volumio の使い方についてまとめました。
インストール方法や、volumio、mpd、ネットワークオーディオの概要についてはこちらをご覧下さい。 ここでは、インストール後の使い方について書こうと思います。
RaspberryPi用で説明しています。
CuBOX、CuBOX-i、UDOO、Beagle Bone Black版のvolumioでも殆ど同じだと思います。
RaspberryPi とvolumio 、そしてI2S接続のDACとの組み合わせでは、このようなシステムになります。
volumioをインストールして、最初に起動したときの画面です。 この画面はPCなどのWEBブラウザからみたvolumioの画面です。
もしくは
にwebブラウザからアクセスすることで見えます。(同一のLAN上に繋いだvolumioを起動していれば上記リンクをクリックするとアクセスできます。) お気に入り(ブックマーク)に登録しておくと良いでしょう。
windowsにiTunesを入れている場合は問題なくアクセスできるはずですが、iTunesを入れていない場合は、こちらをインストールすることで見えるようになります。
直接IPアドレスを指定してもWebUIを見ることができます。
まず、ライブラリを登録するところから始めます。
右上の「MENU」をクリックすると帯状のメニューが出てきます。 その中の「Library」を選択します。
Library
メニューのLibraryを選択すると下記の画面になります。
「+ ADD NEW MOUNT」をクリックしてNASやwindows共有フォルダを登録します。
NASが無くても、インターネットラジオ「WEBRADIO」が聞けるので、とりあえず音を聞いてみたいという人はそのままデータベースを構築してみましょう。
NASの登録がwebブラウザ上からできる点はMPDとして、とても画期的な事だと思います。 標準のMPDはviエディタ等を使って/etc/fstabなどを編集して設定します。 fstabは設定を間違えるとOSが起動しなくなるリスクもありますから。。。Linuxに慣れていない人にとっては敷居が高いと思います。
下記のように、NASやWindowsの共有フォルダを指定して「SAVE MOUNT」を押すと完了です。
ディレクトリやユーザ名、パスワードは大文字・小文字を識別しますので、正確に入力します。
マウントに成功すると、下記のように緑色のチェックマークが付きます。 うまくマウントできない場合は、こちらの記事も参考にして下さい。->トラブルシューティング
「UPDATE MPD DATABASE」をクリックして、楽曲データベースを構築します。
データベース構築しただけでは、まだ再生できません。 プレイリストを作成します。
下段 左の「Browse」をクリックしてみましょう。
階層構造になっていて、クリックするとフォルダの中身を見るような感じで楽曲を探すことができます。 NASをお持ちでなくても、最初から登録済みになっているWEBRADIO(インターネットラジオ)がありますですので、クリックしてみてください。
1曲づつ登録もできますが、ここでは、フォルダごとプレイリストに登録してみます。
フォルダを表示している状態で、右側の四角いボタンを押すと下記のようなショートカットメニューが出てきます。
Add
プレイリストへ追加
Add and Play
プレイリストへ追加と再生開始
Add, Replace and Play
今までのプレイリストを破棄して新規プレイリスト登録と再生
Update this folder
フォルダ内のデータベース更新
「Add, Replace and Play」で登録してみます。
プレイリスト登録と同時に再生も開始します。
下段 右の「Playlist」をクリックすると、登録された楽曲一覧が見えます。
下段の中央の「Playback」をクリックすると再生画面が見えます。
この画面では楽曲名表示や音量調整が行なえます。
またリピート、ランダム、シングルリピート、再生後リスト抹消ボタンがあります。 必要に応じてクリックして設定しましょう。
プレイリストに登録した曲は、そのまま電源を抜いてしまうと忘れてしまうようです。
一旦「reboot」させて、記憶させましょう。 最初はvolumioのバグかとも思ったのですが、この挙動はvolumioが使っているmpcというCUIのMPDクライアントソフトの動きらしいことまでは判ってきました。 mpcを最新版へと差し替えると改善するのか、まだ試してないので分かりません。
以上で、再生までの使い方を終わります。
volumioは、webブラウザさえあれば、このように簡単に使えてしまいます。 MPDクライアントという専用ソフトウェアを用意する必要がありません。
内部的にはmpdが走っていますので、MPDクライアントを使いたい人は、そのまま使えるという点も素晴らしいと思います。
RaspberryPiとvolumio v1.2Betaの組み合わせは、まずまずの安定度と思います。
また音質の方もなかなかのモノです。 DAC基板、SDカード、DC電源と合わせても約1万円とは思えないクオリティの音が聴けます。 PCM5102は10万円弱のDACにも使われるような上中級クラスのICなので当然なのかもしれませんが。。。
続いて、応用編(設定の詳細)もどうぞ。
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他の方の記事も興味深いものがあります。
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実は、質問サイトに出してみたりしたのですが・・・
VolumioでNHK FMを聴く、最近のストリームの URLを探しています。
状況は、
VolumioでWeb Radioを長い間聞いていました。
ここ、1.2か月でNHKのURLが変わったらしく、開こうとすると
’Failed to Decode' のエラーが出ます。
他の、Web Radio は、従来通り受信できます。
よろしくお願いします。
投稿: 川本 輝一 | 2019年2月 9日 (土) 11時10分
川本 輝一さん
NHKのラジオのweb版はこちらに詳しく書かれています。
http://qiita.com/kanama/items/4cc2a093f004bee270d3
ここの情報によると以下にURLが載っているらしいです、。
http://www.nhk.or.jp/radio/config/config_web.xml
投稿: たかじん | 2019年2月11日 (月) 20時08分
たかじん さん
お返事、ありがとうございました。
教えて頂いた nhk.or.jp のFM(東京)、
https://nhkradioakfm-i.akamaihd.net/hls/live/512290/1-fm/1-fm-01.m3u8
でやってみましたが、同じで ’Failed to Decode' となります。
もう少し調べてみます。
また、qiita.com に書かれている、Raspai - VLC も検討しようと
考えています。
またお尋ねすると思いますが、その節はよろしくお願いします。
川本
投稿: | 2019年2月14日 (木) 14時58分
その後、私も東京のfm-1をmoode Audioで試したところ再生できました。
volumioがダメなのかもしれませんね。
MoodeAudio はラジオステーションが沢山登録されています。
そのアイコンをクリックするとメニューが出てきて「add」を選択するとURLとステーション名を入れることができます。
意外と簡単に登録できました。
投稿: たかじん | 2019年2月14日 (木) 17時46分
たかじん-さん、
出かけていたので、お返事遅くなりました。
OKだったそうなので、もう一度先に書いたURLでやってみたのですが、同じでした。
ちなみに、他のステーションは、OKです。
少し、時間に余裕ができたら、MoodeAudio も含め考えてみます。
引き続き、よろしくお願いします。
取り敢えず。
川本
投稿: | 2019年3月 1日 (金) 12時04分
川本さん
volumioに入っているmpdの仕様かもしれませんね。mpdは色んなデコーダを取り込んでビルドするソフトなのでらじるらじるのストリーミングで使用しているフォーマットに対応できていないのかもしれません。
Moode Audioはvolumio2に似たインターフェースですので、すぐに使えるようになると思います。
投稿: たかじん | 2019年3月 2日 (土) 00時12分