POL (Point Of Load)とは
POL(Point Of Load)という電源レイアウトの方法があります。
従来は電源をまとまった場所で定電圧化して、そこから配線やパターンによって使う回路まで届けるという、言わばデリバリーサービスのような方法が主流でした。
少し離れたところで、必要な電圧を作って持って行く。 発熱部をまとめられるので、その部分にだけヒートシンクをつけたり、廃熱穴をあけたりできます。 特にデメリットも感じられません。
ところが十数年ほど前から、料理を作って持ってくるのではなく、その場で調理するケータリングサービスのような手法が出てきました。 材料持参で出向いてきて、その場で作ってくれるので熱々のウチに食べられるというとても贅沢なサービスです。
それが、Point Of Load 。 低い電圧で大電流の電源には欠かせない方式になります。
Pentium 4 のVRMで一躍有名になりました。 俗に言うPen4専用電源コネクタ(12V 4pinのCPU用配線)です。 1.5V 40Aを要求する仕様にはさすがに驚きましたね。
さてPOLには、どんな特徴があるのでしょうか。
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