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2013年8月21日 (水)

ブラザーの黒インクの謎

3年くらい前に購入したブラザー工業の複合機。
 

ネットでもちょこちょこ話題になっている黒インクのみ印刷できない症状になって1年半でメーカー修理したときのお話です。 

 

購入からちょうど1年くらいして、少し黒がかすれることが出てきました。 クリーニングすると一応90%くらいまでは復活するので、騙し騙し使っていました。 

そうしたある日、全く黒が印刷できない状態になりました。 

2~3度クリーニングしたらインクがなくなったので、新品インクを買ってきたのですが、その新品インクが空になるまでクリーニングを繰り返しても一切黒は出ません

全く印刷されないのにクリーニングするとインクを消費するというのも頭にきます。

しかも黒だけではなく、問題のないカラー系インクも空っぽに・・・
 

4200円分のインクが1時間の苦行で
全て吸収パッドに吸われてしまうなんて

 
 

   とってもエコロジーだね兄貴!

Brother 

クレームを少々入れたのでヘッドは無償で交換してくれました。

 

サポートセンターの方は、非常に丁寧な対応でその時は関心したのですが、その後、半年を過ぎたあたりにまた同じ黒が一切印刷されない状態に・・・

 

さすがに新品購入から2年もたってクレームというのも気が引けるので自分で分解してみることにしました。 ブラシや溶剤を用意してヘッドをクリーニングすると5~6割くらいのノズルが復活して、かすれても文字が読める程度にはなりました。

 しかし、そこから2ヶ月もしないうちにやはり黒インクのみ全吐出不良。

 

ココからは推測ですが、FAX機能付きという利点を活かして、電源が常に供給されていることを前提に定期的にヘッドクリーニングを行なうはずが、家人はこまめにコンセントを抜いて歩く。 そして夏場の暑さなどでヘッドが乾燥してしまう。 という仕組みか。

 

ヘッドのキャッピング機構はカラー系とブラックで別の部屋に分かれているのですが、黒だけが縁についたインクがベトベトになって密閉できなくなっている。

キャッピング機構自体に問題点があるように思います。 

結局、ヘッドを交換してもキャッピングがダメなら再発するってことです。

 
 
その後は、面倒なので放置していました。 
 

最近になって家人が、黒が印刷できないプリンタじゃ役に立たない。 と。 何をきっかけにしたのか不明ですが、怒りを爆発させて、私が誹謗中傷・迫害の刑を受けたたので、私のなけなしの小遣いで仕方なくエプソンを買って来ました。 

 

黒が印刷できるっていいですね。 って当たり前のことを嬉しく思います。

 

もうしわけないですが、2度とブラザー製品は買わないだろうなぁ。

 

 

 

※ 私のところの回路図に黒が使われていないのは、この黒印刷ができないという理由からです。 変な配色ですみません。

 

※※ ちなみに8年くらい前に買ったエプソンの6色USB接続プリンタは、年賀状印刷だけに活躍する年一回の電源投入ですが、毎回、ヘッドクリーニングを1~2回するだけで完全復活します。 

 この違いは何だろうか。 こういう部分に基礎技術の違いが現れる? 

 

 

 

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コメント

たかじんさん
こんばんは。

インクジェット式のプリンターには私も泣かされっぱなしです。いろいろなメーカーを使いましたがどこも同じようなものでした。

>ちなみに8年くらい前に買ったエプソンUSB接続ブリンタは・・・

そんな優秀なプリンターがあるのですね。 

>全く印刷されないのにクリーニングするとインクを消費するというのも頭にきます。

全くです!
印刷に使ったインクより、クリーニングに使うインクのほうが多いのではないかといつも疑っていました。 おまけにきれいに印刷できない。

私は結局型落ちのカラーレーザーに乗り換えてしまいました。 すごく安くて(交換インク3回分?)インクも詰まらないし・・・写真画質は無理ですが・・・買ってよかったと思います。

しかしでかい!

すごい場所とってます。 (^-^;

レーザプリンタいいですね。 もっと小さくできないのかな。

サポートセンターの方々は、各社の裏の顔ですから、結構たいへんなお仕事と思います。
私は、製品が早い時点で故障したら、とりあえずサポセンに電話してみます。
どこも、丁寧な対応をしていただけます。  過去にこんな事件があったからなのかもしれませんね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E8%8A%9D%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC%E4%BA%8B%E4%BB%B6
 
対応でちょっと面白かったのは、YAMAHAですね。

「修理可能か見ますので、製品を送って下さい。」  と。

送ってから1週間後

「部品がなく対応できないので、この製品をこちらで処分します。」      えぇ~  !

送り返してくれ  と頼んで、戻して貰いました。  定価16万円のCDプレーヤーです。

その後、ヤフオクで同一機種のジャンクを入手して治しました。

全く同じ症状が一昨日から出て、ネット検索をしていたら、こちらのページを見つけました。うちも黒だけ何をしても出ないんです!他にも同様の症状がでている方がたくさんいるようなので、これはもう、ブラザー製品に問題があるとしか考えられません。
うちの場合は、複合機(MyMio MFC-J855DN。インクはLC11BK)なので電源も一度もおとしたことがありませんし、買って1年半しかたっていません。
メーカーに連絡した所、修理代には17000円くらいかかるといわれ、不具合は認めませんでした。
25000円くらいで購入したのに…
ちなみに、DCP-350Cという製品に関しては黒インクが出なくなる不具合について、認めて対処しているようです。
うちも同じくエプロンのプリンターを何年も使用していましたが、本当に1年に1回年賀状作成の時だけにしか使用しなくても、古いインクのままヘッドクリーニングすれば、すぐ印刷できました。
ブラザーに修理に出しても、またすぐ同じ症状がでる気がして、17000円もだして修理をする気も起こりませんし、同じ金額でエプロンのプリンター買えますし、ブラザーの製品は2度と買う気はしません…。ホント、黒が出ないって、致命症です。

momoさん  はじめまして。

確かに、ブラザーの黒不良は多発しているようですね。 うちのはMFC-490CNです。 
ほぼ同時期のものを親戚のうちで見かけたのですが、とくに不具合なく使用できているらしいです。

当たり外れがあるとしか思えません。
1年未満で現象が出たときにはヘッド交換ではなく、本体交換を要求した方が良さそうです。

私もネットで色々調べましたが、どの機種もヘッド周りの構造は殆ど同じようです。
一度現象がでた個体は、再発する可能性が高いので、さっさと捨ててしまいましょう。

サポセンにゴネても、労力と時間の無駄です。

FAX機能なしですが、エプソンもキャノンも17000円で複合機のミドルクラス買えますから。

最近、某複合機メーカーで大騒ぎになっているのが、

コピーすると、「3」が「8」になるというもの。
こんなことあるんですかねぇ。

インクが出ないよりもやっかいです。

XEROXですね。  思ったより複雑な処理をしているんだなと思いました。
数値を意図的に書き換えるとは凄い機能です。  粉飾決済機能付きコピー機

身に覚えがありません!  ってなるんですね(笑

私も、ブラザーのインク商売に巻き込まれてしまいました。
2度とブラザーは買いません。

インク商売で成り立っているのは、どこのプリンタメーカーも一緒だとは思います。

ですが、本体が1年ちょっとで不良になってしまうメーカーと、5年、6年、7年・・・いつまでも「かすれずに使える」メーカーとがありますよね。このとき買ったエプソンの複合機はいまだ現役です。ちゃんとwin10対応ドライバも提供されています。

買ったユーザーを大切にするかどうかが、その後、リピートするかどうかを左右するんでしょうね。多分、私は今のプリンターが壊れてもまたエプソンを買います。

MFC-670CDを譲り受けたのですが使用する機会がなく10年仕舞ったままだったのですが、大量印刷しなければない事態に。コンビニ印刷や店舗のセルフサービスの利用だと高くつくのでプリンタを引っ張り出し、切れていたインクも全色セットで購入してテストプリントしたところ、数回でカラーの3色は印刷できましたが、黒は全く印刷されず。洗浄液を購入して黒インク流路を丸二日かけて洗浄しましたが、それでも黒は沈黙。購入したインクセットはクリーニングとテストプリントで全部無くなりました。投入したお金と時間を無駄にしたくないので意地になってしまい、ついにプリンタを分解しました。黒インク流路の詰まりはなく、インクカートリッジから廃インクタンクへと送り込むだけでした…。ヘッドの仕組みを調べたところ、ヘッドの金属部分に目視できないような穴が開いている模様…。詰まりはそこなんでしょうね。洗浄液で直接拭いてもその内部で詰まっているのではどうしようもありません。2セット目のインクも買ってしまったので諦めきれず、外したヘッドを洗浄液につけようかとも思っていますが、こんなに不具合報告が多いのでは、治ったところで再発必至ですかね… 他社の中古品を買ったほうが安上がりでした。

黒インクが詰まってしまうのは、顔料インクだからではないでしょうか。顔料は水に溶けませんから。

顔料インクが詰まりやすいのは万年筆も同じですが、万年筆は分解してクリーニングできるだけマシですね。

遠い過去に弊社だったところがインクジェットプリンターを売り出したけど、ノズルが詰まる事故が頻発。
修理部門の担当課ではついに超音波洗浄機を買って、プリント・ヘッドの使いまわしをしていたのを思い出しました。

オサーンさん

意外とコンビニ印刷や出力屋さんは高いですね。 一方コピーになるとA4が5円のダイソーもありますし、広告など同一の印刷なら1000枚で2~3千円程度のショップもあります。

そう考えると、インクは結構な金額です。 そして紙への印刷ではなくクリーニングで捨ててしまうというのが最悪な結果です。

メーカーによって詰まりやすさは、明らかに差があるように感じますね。 ヘッドの方式としてはキャノンだけがバブルジェット方式で他はピエゾ方式と思います。 ブラザーが不具合多いのは、インクの成分とかヘッド、キャッピング構造にあるのかもしれないですね。
キャッピングとはボールペンのキャップと一緒で、インクの出口が乾かないように蓋をする機構です。


三毛にゃんジェロさん

顔料インク・・・ カラーと黒の違いはその辺にあるかもしれないですね。
メーカーが純正インクとして詰まるような成分を選択している時点で、不具合を出す原因になると思います。
私がヘッドを洗浄したときは、油絵の筆などを洗うクリーナー液で、そこそこの洗浄力はあったと思いますが、シンナー系の有機溶剤の方が良いかもしれないですね。


天 婦羅夫さん

インクジェット機も作っていた会社とは。。。 まあ、私もピエゾ駆動回路などをちょろっと設計していた時代もあります。20MHz10bitDACと150Vアンプを128ch並べるとか、今思えば、なかなかシビれる仕様でした(笑)
超音波洗浄とは良いアイデアですね。 IPAにヘッドを浸してピエゾをバースト駆動させてましたよ。

ダイソーの5円コピー機が、ここ1~2年で入れ替わって、pdf印刷もできるようになってきているらしいです。
モノクロ 500枚で2500円。 と考えたら、インクジェット機のインク代よりも安上がりになりますね。

愚痴でこちらを汚して申し訳ございません。気に入らなければ容赦なく削除してくださいね。互換インクを初回お試し限定購入すると、セットで400円で買えますし、純正インクの4、5倍入る詰め替え可能カートリッジなどもあるので、その辺まで考慮してプリンタを引っ張り出しのですが、想定外のドツボに嵌りました。今となってはダイソーなどのセルフプリントを利用すべきだった言えますが、こんなに嵌るとは予想できませんよ…。分解したヘッドを洗浄液に22時間漬けましたが、黒インク吹き出し口なのかそのすぐ裏側なのか、詰まりは溶けませんでした。これからマジックリンに漬けてみます。アマゾンで売れ筋ランク1位のsuperInkユニバーサル洗浄液250mlは無駄でした。ブラザーのこのヘッド、とんでもない欠陥設計ですね…

引っ張ってますが(^^;
あの会社のはCRTみたいなことを考えて、インクを電子ビームみたいに扱ってました(笑)
ただ空中を列をなして飛ぶ負の電荷を持つインク粒子同士は、互いに近づきすぎるとクーロン力で軌道を乱してしまい、きれいに紙に乗りませんのであまり高速印字はできませんでした(笑)
数年でインクジェットから撤退したようでした。

たかじんさん

メーカーによっては、黒インクを染料と顔料の2種類装備するプリンターもあります。
文字主体のモノクロ印刷指定の場合は顔料インク、グラフィックや写真のカラー印刷では染料インクと使い分けるようになってると思います。

万年筆も顔料インクがペン芯の毛細管を詰まらせた場合は、修理はペン芯丸ごと交換となります。交換部品の入手が不可能なビンテージ物の万年筆に顔料インクを使うのはギャンブルですな。

オサーンさん

サードパーティ製のインクは、ヘッドを詰まらせる原因にもなるため、プリンターの長期運用を考えると避ける方が賢明ですね。 すでに調子の悪いヘッドを洗浄する目的ならインクを捨てるだけなので、良いのかもしれません。

洗浄用インクの成分は何なのでしょうかね? 写真をみる限り何も書いていないので、石油、シンナー系の可燃物ではないと思うので、洗浄力もさほど強くないのかもしれません。
私が持っていたプリンターも1年ちょっとで不調になった(もちろん純正インクで)ことを考えると、根本的なところに不具合を抱えていると考えて間違いないと思います。


天 婦羅夫さん

産業用なら高電圧をかけて飛ばすインクジェット方式もありますね。スーパーインクジェットとか。
ポンプで押し出して高電圧で偏向するなんて方法もキーエンスあたりでやっていたと思います。

なるほど、飛ぶ方向がクーロン力で散らかるのは盲点ですね。 静電吐出方式は水道の蛇口のように連続吐出が可能で、配線パターンを一筆書きで描くなど他の方式にはない特徴があって面白いとは思いますが、少なくとも1kV以上の電圧をかけるので、ノズルピッチを狭くしにくいというデメリットもありそうです。


三毛にゃんジェロさん

たしかに、エプソンの一部の機種は顔料インクを使っていますね。 それでも、詰まりにくいのはインクの成分なのかヘッドの構造なのか、、、いずれにしても技術があるからこその採用なのだと思います。

サードパーティーのインクを使って詰まってしまうのは、プリンタメーカーの責任ではないですし、使う側の自己責任でしょうね。

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