PICマイコンでIRリモコンの受信
こんなリモコンが家電量販店で売っています。 ひとつは以前から所有していたもので、
もうひとつは昨日購入してきました。 左の黒いやつです。 1280円。 電池別売り。
押せたり押せなかったりと不調で仕方なく購入したのです。 が、後に、TV製造メーカにクレーム
を入れたら新品のリモコンが送られてきて、お払箱になっていました。
この手のリモコンはデジタルTV用として売っているもので、殆どのメーカーのTVに使える
ようになっています。 買ってきたら、まず、取り説通りにTVのメーカーの番号を入力して設定
してから使います。
メーカーによって、いくつかの番号が用意されていますので、動かなかったり、一部のキーが
効かなかったら別の番号で設定しなおすようにと書かれています。
私の趣味でSONYさんのコードを使うことにしました。
(近年のブラビアはIRリモコンではないものを使用しています)
こんな感じで信号が拾えます。 詳しくは、こちらをご覧ください。 いくつかのフォーマットが
ありますが、一般的なのはいわゆるNECフォーマットというものです。
でもSONYさんは、ちょと独自です。 コードが短いので、マイコンのROM容量がひっ迫している
ときにはちょうどいい。
ちなみに、2つのリモコンで少しクロック周期が違っていました。 5%程度黒いリモコンが
短いのです。
ちょっと気をつけなければなりませんね。
それと、SONYフォーマットはキャリア周波数が40kHzとなっていますが、受信のセンサーは
38kHzのBPFが一般的です。 NECフォーマットが38kHzだからです。
こまかいことを言うと、キャリア周波数を揃えてあげた方が良いのですが、秋月で売っている
IR受信センサーは38kHzなので我慢します。
BPFの中心周波数がずれていると感度は悪くなりますが、一応受信はしますので、
ここではOKとします。
ちゃんとキャリア周波数が合っていれば15mくらいは飛びます。 キャリアが合っていないと
3~5mくらいに落ちてしまいますが、実用上はどうにかなるでしょう。
オシロで波形を確認すると黒いリモコンの方が出力が弱いためか、角度をずらすとIRセンサから
の信号が途切れ途切れになっていました。 この辺りは、電池の持たせ具合とのバランスで
リモコンメーカによる差と思います。
そうそう。 もし、同じ部屋にIRリモコン式のブラビア/ベガなどが置いてあったら、そちらも同時
に動いてしまいますので、TVの電源をOFFにしてもらうと良いと思います。
上のリモコンの電源ボタンを押すとTVの電源がOFFになります。 当たり前か・・・
電子ボリューム基板の電源はOFFになりません。 (電源on/off対応の予定はありません)
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