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2013年6月10日 (月)

PICのEEPROMの書換え回数制限

いま使っているPICマイコンのEEPROMという不揮発性メモリ。
 
Pic02

 
不揮発性メモリとは、電源を切っても値を保持する書換え可能なメモリのことです。

このEEPROMへ、ボリュームの値などを書き込んでおいて、次回電源が投入されたときに
その値から始めるという風に使えます。
 
 

ところが、このEEPROMには、書換え回数の制限があり、それを大きく超えると書き込みに失敗してしまう現象が発生いたします。

一般的なFlashROMよりは書換え可能な回数が多いとはいえ、一応検証しておきましょう。

マイクロチップ社の情報によると最低10万回書換え可能といっています。
 
 
アンプとして使うことを前提にして、1日に20回ほどボリューム値を変更して毎日欠かさず使う場合で計算してみると 

 
  1年 365日で7300回
 10年 7.3万回
 20年 14.6万回
 
と、毎日ボリュームを20回変化させても13年以上。 
これでも十分な値であることがわかります。
 
ボリュームを回し終えてから10秒後にEEPROMへ書き込むようにしています。
10秒以内に再びボリュームを回したときにはまだEEPROMへ書き込んでいませんので書換え回数は減りません。 
 
ちょっとしたテクニックなのですが、書きこんだ後にベリファイして、書き損じていたらインデックスをシフトして、次の領域を使うようにしました。 この処理のおかげでさらに32倍の寿命となっています。 こりゃぁ 私の寿命の方が遥かに短い。
(13年x32倍=416年) 
 
そんなプログラムとしました。
 
いかがでしょうか。
 
 
 
 
ちなみに マイコンのFlashメモリは、一般に1000~1万回程度の保証回数となっています。 
昔の日立のH8マイコンのフラッシュROMは100回保証でした。 
保証回数を超えたら即、書き込めないという訳ではありませんが、少ないですね。 
 

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コメント

8年ほど前に12F675を使った卓上LED調光器を作りましたが、不調になりました。
昔つくったので、プログラムもお粗末というレベルの物です。
VRで輝度調整をするのにEEPROMにADの値をわざわざ書き込んでから読み出すいう暴挙をした結果、
どうも書換え可能な回数を超えたのか、輝度が全く安定せず、フラッシュライトもどきとして動作
するようになりました。

EEPROMの同じアドレスばかり使っていたからなので、隣に変更すればいいのですが、
はてソースがどこいったやら。かといって自分でデバッグするのも面倒だし。
ということで、HDDに残っていたHEXを焼きなおした、という、手抜きな結果となりました(笑
これであと8年使えますが、そろそろ、高輝度LEDが暗くなってきて、輝度調整など必要なく
暗い手元ライトとして使う事になりました。
本末転倒とは、このことですね。

こんばんは。まるはさん。

8年も前ですか。 大先輩ですね。 私は3~4年前にはじめてPICを使いました。 
内蔵EEPROMがあるPICマイコンは今回が初めてです。 ということで、念のため検証してみた次第です。

しかし便利ですね。 外付けEEPROMがいらないというのは、これほどまでにラクだとは思いませんでした。
EEPROMの種類によって100万回保証を謳っているものもあるので、少しだけ気をつけてプログラム
すれば、かなりの寿命になります。 大抵の場合、マイコンが乗った機器自体の故障か、使わ
なくなって廃棄されるかのどちらかが先にやってくるのではないでしょうか。


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