高級オーディオケーブルの定番PCOCC
オーディオケーブルなどの導体として利用される「PCOCC(Pure Cupper Ohno Continuous Casting Process)」の製造販売を中止すると発表してから、しばらくたってしまいました。
PCOCCは一方向性凝固組織の特徴を持つ高純度銅線です。
恥ずかしながら、PCOCCが古川電工で製造していた銅線であるということを知りませんでした。
高純度の銅の象徴でもある無酸素銅(OFC)がオーディオ用として使われていた時代、
どれだけ純度の高い銅線が作れるかを競っていました。 そんな中、突如現れたPC-OCCなる銅線。
その音質には長岡鉄男氏もオーディオ誌で絶賛していたと記憶しています。
特殊な製造方法により、結晶構造がOFC電線とは異なるのは、当時からよく雑誌に載っていました。
高級なオーディオ配線や、ヘッドホンの配線にも使われ、一部電源コードにまで採用されていて、オーディオには無くてはならない存在になっていたと思います。
PCOCC製造中止でこれからどうなる? ケーブルメーカー3社に突撃取材!
ちょっとした衝撃がオーディオ業界に走ったことは間違いないでしょう。
手持ちのRCAケーブルを調べてみたら、そんなにケーブルに拘っていない私も1本所有していました。
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