トランジスタのデータシートの読み方(1)
まずは、これからでしょうか。 2SC1815データシートをご覧ください。
こんなことを書くと怒られそうですが、たぶん全ての項目を理解している必要はありません。 私も一部の項目しか見ません(笑
とりあえずと言ってはなんですが、そのトランジスタは何用なのかをみます。
低周波電圧増幅用、励振段増幅用って書いていますので、一応オーディオ帯域で増幅段に使ってよいってことは分かります。
低周波って書かれると、なんだか性能が低そう・・・ と考えるかもしれませんが、本当にRF用の高周波トランジスタは、ノイズが多く、増幅率が少なくてAF帯域の増幅に適さないことが多いので注意が必要です。 そもそも平たい4枚の端子が出ていてUFOみたいだし。
ちょっと話が逸れてしまいましたが、その他にも特徴が幾つか書かれています。
ざっと読んでおきましょう。
次に、「絶対最大定格」です。 ここはちょっと重要です。
一応、半導体は、この絶対最大定格を瞬時でも超えてはならないことになっています。
一応というのは、製造上のバラつきがあるので、若干のマージンがあることはあります。 が、守らないと壊れる可能性があるということです。
まあ、守っていても壊れるんですが・・・ それはまたの機会に書ければと思います。
そうそう、2000年より前ではデータブックといって、データシートがぶ厚い本になっていました。
多分、個人で入手するのは困難な代物です。 データブックの冒頭部には、データシート内で使っている項目の測定条件や、その意味することが書かれています。
数年前はpdfになってwebで見られるようになっていて便利だなと思っていましたが、
何故か、今は消えてしまいました。 残念です。
こちらにはありました。
「使用上のご注意および免責事項」 あたりをご覧ください。
熟読しますと、私がここで書くことはなくなってしまいますが・・・
Vcbo、Vceoはトランジスタの耐圧と考えてよいと思います。この電圧が違うことがありますが、低い方をとって安全を見たほうが良いです。 ちなみにディレーティングといって余裕をもたせるのが普通の使い方です。 50V耐圧なら実使用では40V程度までにする。 などです。
温度も低いほうが長持ちします。 熱的なストレス、過電流ストレスなど、使用時におけるストレスは少ないほうが壊れにくい。 トランジスタに限らず全ての部品がそうだとは思います。
車だって9000rpm回るエンジンだからといって 9000rpmで1時間とか走行し続けることはできません。 そこらへんの峠道でもアクセル全開、フルブレーキを繰り返すと10分もすればブレーキはフェード、タイヤはドロドロ、油温・水温がギリギリになりますよね。 適度に緩めて走ることが大切です。
※) Vceoとは、Vce「コレクタからエミッタへの電圧」、o「残った端子はオープン」と読みます。 つまり、ベースはオープン(開放)のときのコレクターエミッタ電圧の最大値という意味です。 この並びの法則でVcbo、Icbo、Ieboなども同様に読むことができます。
« hfe測定方法 | トップページ | トランジスタのデータシートの読み方(2) »
「電子回路」カテゴリの記事
- 差動回路の出力合成(5)フォールデッドカスコード(2026.02.14)
- 差動回路の出力合成(4)バランス負荷2段と差動2段(2026.02.11)
- 差動回路の出力合成(3)カレントミラー正負反転式(2026.02.08)
- 差動回路の出力合成(2)初段カレントミラー負荷(2026.02.07)
- 差動回路の出力合成(1)(2026.02.01)





コメント