オームの法則
オームの法則は、いつ習ったんでしたっけ? と思うほど基礎的な電気の法則なのですが、とても重要です。
目に見えない電気の考えを一気に身近にしてくれたのです。
電圧(V) = 電流(I) x 抵抗(R) が基本です。
しかも単位がとても簡単になっています。
1V = 1A x 1Ω と表すことができる。
ついでに、ワットさんも、なかなかやり手です。
電力(W) = 電圧(V) x 電流(A) です。 ワットの法則とは呼ばないのが残念。
この2つの法則を整理すると下記の式が成り立ちます。 便利帳のようにしておくと計算するのがラクです。
V = I x R
I = V / R
R = V / I
W = V x I
W = V^2 / R
W = I^2 x R
I = W / R
V = SQRT(W x R)
I = SQRT(W / R)
真ん中の3つの式は、抵抗の電力計算ではよく使いますね。
1/4Wの抵抗で大丈夫かな? ってときです。
ちなみにディレーティングは50%以上とっておかないと抵抗はとても熱くなります。
ついでついでに、コンデンサ(C)とコイル・インダクタ(L)のインピーダンスの式も書いておきましょう。
インピーダンス
抵抗 R
コンデンサ 1 / jωC
コイル jωL
j : 虚数単位
角周波数 ω = 2πf
f : 周波数
L・Cの共振周波数は
f = 1 / 2πSQRT(L x C)

このくらい書いておくと、何かの時に役に立つかもしれません。
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