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2013年1月 5日 (土)

ベース接地回路の計算式

今日は、ベース接地回路です。

昔はMCヘッドアンプの初段に使われたりしましたが、近年ではカスコード回路にしか使用していないように思います。

なぜかwikiペディアに載っていない・・・

 

B_com base common



ベース接地
入力インピーダンス Zin     hfe     1
Zin = (-------) (---)
    1+hfe   gm
とても低い
出力インピーダンス Zo     VA + VCE
Zo = ---------- hfe
     IC
とても高い
電圧利得 Av     hfe    RL
Av = (-------) (-------)
    1+hfe  Rs+Zin
電流利得 Ai     hfe
Ai = -------
   1+hfe
ほぼ1

 

※ VA アーリー電圧

      q
※ gm = (----) IC ≒ 40 * IC
     kT

  q = 1.602x10-19 [C]     ・・・ 電子の電荷
  k = 1.3805x10-23 [J/K]  ・・・ ボルツマン係数
  T = temperature  [K]     ・・・ 絶対温度

 

カスコード回路、カスコードブートストラップ回路でこのベース接地を使いますが、入力インピーダンスが低いという点に注意が必要です。
 
興味がございましたら カスコード回路続カスコード回路 もご覧ください。

 

フォールデッドカスコードという回路もあります。 忘れなかったら近いうちに紹介します。

 

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電子回路」カテゴリの記事

コメント

この回路を初めて見たような気がします。
勉強不足ですいません。

MCヘッドアンプに用いると聞いて、懐かしく思いました。

かつてだいぶ苦労して、SRPP-定電流負荷ソースフォローの無帰還を作ったのを思い出しました。

ネット上の情報だと、だいぶあるのですね。 無知を改めて知りました。

nGuin さん

SRPPいいですね。定電流負荷なのに出力インピーダンスは低い。
TRの場合は、コレクタで出力するととてもインピーダンスが高い、ゲインが高いというのが
特徴と思います。
またTRは単独で使うことはあまりせず、沢山のTRの組み合わせで回路を組む
ことが多いですから、真空管アンプ回路からすると馴染めないかもしれません。

たかじんさん

ご返事ありがとうございます。

その通りです。真空管だと単独で意味があるのですが、トランジスタ回路は、パターンで回路を読む感じなのですね。
このサイト全体を通して読んでみて、トランジスタ技術に書いてあった「エミッタの気持ちになる」の意味がわかりかけてきた用に思っています。

nGuinさん

エミッタの気持ちは私にはわかりません(笑
わかりましたら、ぜひ教えてください。 できれば2SC2240さんの気持ちをお願いいたします。 

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