ヘッドホン用の出力トランス

サンスイ907に使われているヘッドホン用出力トランスについて調べてみました。
コアサイズは、約2cm角
ヘッドホン側からの直流抵抗 : 2.2Ω
アンプ側からの直流抵抗 : 55Ω
STトランス とは、その名通りサンスイトランスのブランドなのですが、パーマロイ鉄心、 ポリウレタン電線などハイグレードな材料を効果的に使用した音声信号用のトランスです。
調べたところSTトランスで同等の直流抵抗のものはありませんでした。
コアサイズからみると、CB-19タイプが近いようです。
アンプの出力電圧とヘッドホン駆動電圧から適切な比率で巻き線を指定していたと思われます。
ただ、ヘッドホンのインピーダンスは色々ありますから、全く同一じゃないといけないと言う事はありません。
ST-45くらいだったら、同じように使えるんじゃないでしょうか。
インピーダンス 1次:2次 600Ω:10Ω
直流抵抗 1次:2次 34Ω:0.68Ω
アンプの出力から抵抗で分圧せずにヘッドホンを駆動する良いアイテムだと思います。
ヤフオクで、抵抗分圧式の アンプ出力->ヘッドホン駆動BOXを売っているのを見たことがありますが、トランスを使うことで低インピーダンスでヘッドホンを駆動できるようになります。
抵抗分圧より音が良くなる可能性を秘めています。
ちなみに、907ではアンプ出力からトランス1次までの間に33Ωの抵抗を直列に挿入しています。 そこでゲイン調整は可能だと思います。
« アンプのレイアウトの重要さ | トップページ | 上下対称差動回路(1) »
「ヘッドホンアンプ」カテゴリの記事
- HPA-7 マザーボード修正と測定の続き(2026.10.12)
- HPA-7 もろもろ測定(2026.09.29)
- HPA-7 出力段のシングル、3パラ、5パラ、7パラプッシュプルを比較(2026.09.23)
- KSC1845、2SC2240、2SK2881 聴き比べ(2026.09.22)
- 普通のテスターでhfe直読! トランジスタをhfe選別してみました(2026.09.19)
「電子回路」カテゴリの記事
- 普通のテスターでhfe直読! トランジスタをhfe選別してみました(2026.09.19)
- ラックスマン LIFES 回路解析(2)(2026.05.04)
- ラックスマン LIFES 回路解析(1)(2026.05.03)
- 差動回路の出力合成(5)フォールデッドカスコード(2026.02.14)
- 差動回路の出力合成(4)バランス負荷2段と差動2段(2026.02.11)




コメント