上下対称差動回路(1)
上下で対称に見える回路で、代表的なものとしてダイヤモンドバッファ、上下対称差動回路があげられます。
回路図的に、ではなくデバイスの特性的(動作的)にも本当に上下で対称なのでしょうか。
今日は、そこに焦点をあててみましょう。
回路は、こんな感じ。 上下が揃っていて綺麗ですね。
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上下で対称に見える回路で、代表的なものとしてダイヤモンドバッファ、上下対称差動回路があげられます。
回路図的に、ではなくデバイスの特性的(動作的)にも本当に上下で対称なのでしょうか。
今日は、そこに焦点をあててみましょう。
回路は、こんな感じ。 上下が揃っていて綺麗ですね。
サンスイ907に使われているヘッドホン用出力トランスについて調べてみました。
コアサイズは、約2cm角
ヘッドホン側からの直流抵抗 : 2.2Ω
アンプ側からの直流抵抗 : 55Ω
アンプ全体をみたときにレイアウトは、結構重要だということをご存知の方も多いと思います。
では、どういうレイアウトが優秀なのでしょうか?
色々意見があると思います。
私も、かつては真ん中にトランスが置いてあって、左右で対象になっているのがかっこいいと思っていました。
サンスイ907を友人から預かっているのですが、このアンプはXバランスアンプという
名称で、バランス出力構成となっています。 いわゆるBTLに属するアンプです。
ネットで検索するとBLTバーガー(ベーコン・レタス・トマト)なんて出てきて、うまそうだな。って思いますが、順番が異なっています。 いや、そもそも食べ物ではありません。
人は何ボルトまでだったら死なないのか?
重要なのは電流です。 人体の抵抗は4k~1kΩ程度と言われています。
50mAで1秒、100mAで0.5秒の電流が心臓を通った場合、心室細動、心停止に陥る可能性があるとのこと。 つまり電圧50Vを超えると最悪の場合死ぬ可能性があると言えます。
人体の抵抗は、条件によってだいぶ違います。 汗をかいて濡れていたり、水に浸っていたりすると、数100Ωまで下がるという情報もありますから50Vも安全ラインではありません。
本日はフォールデッドカスコード回路を能動負荷にした構成です。
回路はこのようになります。
これが、差動2段回路の基本構成です。
先日の フォールデッドカスコードと似ているようにも見えますが、2段目の入力はベースになっています。 1段目も2段目もエミッタ接地回路です。
例によって、抵抗の定数はテキトウです。 構成する形だけを見てください。 また回路説明の都合上、定電流ダイオードで定電流回路を記載していますが、通常はこのような回路を組むときには定電流ダイオードは使いません。
ただ今、友人から送られてきたサンスイ AU-D907X DECADEという Xバランスアンプが家にあります。
昔、607しか買えなかったので、憧れの907です。
能動負荷を差動回路につけるとどうなるのでしょうか。
回路説明の都合上、定電流ダイオードで定電流回路を記載していますが、通常はこのような回路を組むときには定電流ダイオードは使いません。
昨日とは、ちょっと違った様相ですね。
はい。 このようにカレントミラーを使います。差動の+-個別に定電流回路を使うということはしません。
実は、この形には少し面白い利点が潜んでいるのです。 さすがワイドラーさん。 といえるものです。
能動負荷といっても、ピンとくる人は少ないと思います。 私もかつてはそうでした。 アクティブロードとも言います。 パッシブロードではないということです。 最も簡単な回路は上のような回路です。
出張からネガティブに帰還してまいりました(笑
昨日の、カスコード、カスコードブートストラップに続き、フォールデッドカスコード回路です。折り返しカスコードとも言います。
これは差動回路にカスコード回路を追加した場合の回路図です。
定数などは適当ですが、このようにカスコード接続したトランジスタのベースを一定の電圧とすることで、入力のトランジスタのコレクタの電位を一定にしています。
オーディオで良く使うトランス式の電源。 整流回路の構成とその特徴を列挙します。
トランスの出力は交流なので整流して直流電圧を取り出します。
ただし、交流理論どおり、交流の実効値の1.4倍のDC電圧にはなりません。 コンセントの電源がきれいな正弦波ではないのと、整流素子によるロス電圧があるためです。 おおよその計算としては、
AC電圧 × 1.4倍 - (1~2V)
とみて良いです。 AC10Vなら、10x1.4 -1 = 13V です。 更にトランスの電圧変動も考慮する必要があります。 12Vと書いてあるトランスの無負荷電圧は12Vではありません。 小さいトランスの場合15%〜20%ほど高い場合もあります。
では早速みていきましょう。
■センタータップ式ブリッジ整流
特徴は、ダイオードの使用個数、巻き線数など非常に効率がよい(無駄がすくない)ことがあげられます。
ところが、一部の高級オーディオでは、ある時期からあまり採用されなくなりました。
その理由とは
何年か前に、江口洋介、稲垣吾郎、広末涼子と豪華なキャストで話題になったTVドラマ
「トライアングル」そのドラマを見て、なんだか凄いBGMだな~ と関心したのをきっかけに知ることとなった上原ひろみさん。 JAZZピアニスト。
ドラマの方は、BGMというより、彼女のピアノの旋律で物語が進んでいくというくらいの効果音で、衝撃を受けました。
エミフォロは100%帰還といわれることがありますが、どうなのでしょう。
本日は、その真相に迫れるでしょうか。
これがエミフォロことエミッタフォロア回路です。 エミッタ電圧がベース電圧に追従(フォロー)することから、このように呼ばれています。
http://www.adobe.com/jp/downloads/cs2_downloads/index.html
本日は、MOSFETのソースフォロア回路です。
デバイス依存性が高いですが、簡単に計算できるようにまとめました。
Source Follower Drain Common
バイポーラTRまでは、計算式を良く見かけるのですが、JFETになると、突然小難しい本をじっくり読まないと数式が出てきません。
どうしてでしょうか?
と言いつつ、JFETはソース接地のみの掲載になります。 Source Common
ご好評いただいたフルディスクリートHPA基板 HPA-12ですが予定枚数を完売いたしました。
さて、本日はバイポーラTRのトリを飾るのコレクタ接地です。エミッタフォロアともいいます。
回路は、見ての通りコレクタが接地・・・ していないように見えますが、交流的には電源もGNDも接地とみなします。
Collector common emitter Follower
今日は、ベース接地回路です。
昔はMCヘッドアンプの初段に使われたりしましたが、近年ではカスコード回路にしか使用していないように思います。
なぜかwikiペディアに載っていない・・・
base common
アンプ設計に必要な数式を用意しました。
半導体、増幅回路、アンプ系の本を読むと殆ど出ているのですが、いちいち本を開くのは面倒ですし、普段から憶えておく程のものでもありません。 憶えていても、あれ? っと忘れてしまうのは歳のせい?
今日は、バイポーラTRのエミッタ接地回路です。
Emitter Common
明けましておめでとうございます。
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