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2012年12月27日 (木)

米Threshold社のSTASIS回路とは(1)

テクニクスclassAA回路と似ている、元にしているなどと言われているThreshold社のSTASIS回路ですが、この回路についてちゃんと説明しているものを見たことがありません。 ちょっと解析してみましょう。

 

概要については、こちらをご覧ください。 
STASIS回路を使ったNakamichi PA-70

テクニクス ClassAA回路の実際テクニクス ClassAA回路とは も参考にどうぞ。

Stasis1

 

 

まず、回路の一部にAクラスアンプがあるというのは、STASISもclassAAも同様です。

そして、そのAクラスアンプとは別に電流を供給するセクションがあるというのも似ています。 しかし、classAAの方は、この電流供給セクションは電圧増幅部から独立したひとつのアンプとなっていて、強力にスピーカをドライブできるだけの低インピーダンスな出力段を持っています。

 

一方、STASIS回路のほうは、カレントミラー出力により、高インピーダンスな回路で電流を出力しています。 とは言っても、インバーデッドダーリントンと同様に強力な帰還がAクラスセクションの最終段との間にありますから、見かけ上のインピーダンスは下がり、電流の供給能力としては十分な回路です。

 

そしてSTASISとclassAAの決定的な違いは、オーバーオールのNFBの有無です。

STASISは、電圧増幅段である2段目から初段の差動回路へと帰還し、最終段の出力からは帰還していません。 いわゆる終段無帰還タイプのアンプです。終段無帰還インバーデッドダーリントンの変形とも取れる回路です。

 

何となく思想は似ているのですが、実現の方法や、最終的な方向性は結構ちがうように思います。

 

さてさて、実際の回路はどうなっているのでしょうか。

Stasis1

 

これがSTASIS回路・・・・ 

 
 
明日につづく。

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