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2012年11月12日 (月)

トランスの種類と音質の関係

このトランスの写真は、10年以上前に、私が勢あまって特注してしまったアンプ用の300VAのRコアトランスです。 大きさは分かりにくいですが、重さが4kくらいあります。 L/R独立で2個使う予定でした・・・  

R

 

そんな若かれしころの過ちは、忘れてしまいたいのですが、電源トランスには、どんな種類があるのか、ざっくりと列挙したいと思います。

 

 

EIコアトランス

Short

一般的によく見るトランスです。
名前の通り、E型とI型のコア材を交互に積み上げ「日」の字型のコア形状です。
安価ですが、オーディオ的には力強くて私的にはけっこう好きな音です。
磁束漏れが大きく、熱もほどほどに発生します。 また低品質なEIコアトランスはうなりも大きいです。

 

 

カットコアトランス

Pmc_1802w

一見するとRコアトランスにも見えますが、珪素鋼板を巻いたあとに切ってコイルを挿入するため、Rコアに比べると安価です。 磁束漏れも比較的少ないです。 

見分け方は、コアに固定バンドが巻いてあるか否か。 バンドがあればカットコアトランスです。
またコアの断面が四角形なのはカットコアです。 Rコアは丸か、昔のは八角形でした。
(断面八角形のトランスは厳密にRコアとは呼ばないのかもしれません。)
 

民生用オーディオでは採用されているのを見たことがありません。  
よって音も聞いたことがありません。 予想では、かなり良さそうなのですが、高品質なEIを超える音が必要な超高級オーディオではトロイダルまで行ってしまうので、なかなか中間的な性格のトランスは採用されにくい立場にあるんじゃないでしょうか。 

 

 

 

トロイダルトランス

Tla

ドーナツ状のコアにぐるぐるとコイルを巻いたトランスで、重量が軽い割りに電流が沢山取れる効率の良いトランス。
形状からわかるように、切れ目のないドーナツに銅線を巻いていくため手間がかかり高価になってしまいます。  磁束漏れは極端に少なく、高級アンプなどに採用が多い。 
音はしっとり、おとなしい音調のものが多いように思います。 

また、巻き線の密度をあげてきっちり巻けるメーカとそうではないメーカとで差が大きいので、一概にトロイダル=高品質なトランスと言えないので注意が必要です。

 

 

 

Rコアトランス

一番上の写真のものです。 カットコアと違って、コア材に切れ目が無く磁束のループに乱れが発生しません。 また筒状のコイル巻きができるので、比較的安価に製造可能です。 

 

音も芯がちゃんとあって、私は一番好みです。

トロイダルのコア材は巻き線の中で浮いている状態ですが、Rコアは一部がむき出しになっていて、そこを機械的に固定できているので、コア材の振動抑制力が違うんじゃないかという話もあります。 EIの力強さとRコアの芯の強さは共通する部分があるのかもしれません。

 

音の傾向は、あくまでも私感です。 同一アンプで、同じ仕様の各種トランスで違いを確かめた訳じゃありません。 トロイダルとRコアの違いは、ちゃんと検討をしていた先輩に聞いた話も盛り込んであります。

 

 

 

 

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コメント

Rコアトランスでアンプ作つたのは私が初めてです。
昭和54年三協精機にいたときアンプ作っていました。長野市信州大学ご用達の部品店の主にこのトランスでアンプ作たらと.一台かって(1.3500)帰りました。
作つたアンプはEL34PPでした。現在も活躍中です。
Rコアトラスいいですよ!PHOENIXさん電話一本で注文出来るし.私も箕輪にいたので会社行にいきました。

しまさん はじめまして。

三協精機さんのDVDピックアップは使用させて頂いたことがありますよ。 名も無い1ユーザなのに、
光学設計を一部変更していただいたりと、大変お世話になりました。 20万個くらいは使用したでしょうか。

Rコアトランスは、そんなに昔からあったのですね。 全然知りませんでした。 そして、お店に置いて
あったというのも凄いですね。 しかもEL34のプッシュプルアンプとは。 これもまた素晴らしいです。

そうそう。ここの一番上の写真がまさにフェニックスさんのトランスで300VA を左右独立で使用するアンプ
として作成してもらったものなのです。

確か、となりの部署の方は、北村機電さんのRコアトランスを使っていたと思います。 webを見ると
北村さんがRコアを発明とありますね。  とても優れたトランスであると私も思います。

元記事から8年余り経っておりますが、先ごろ(今ごろ?)CDをDA変換する際に元のアナログ波形を、従来のShannonの理論に基づく方式より原型に近く補間出来るとした上、CDの理論上の高音域限界である22kHzを超える領域(楽器の倍音等)も(存在すれば)推定して出力出来るとするフルーエンシー理論(下述のESOTERICでは「RDOTアルゴリズム」と命名)というのを知りまして、これを応用したCDプレーヤー(とSACDの5.1ch出力も可能のプレーヤー)が欲しくて、更に8年遡った2004年にESOTERICが発売したミドルクラスユニバーサルプレーヤー「DV-50s」の中古を購入したら、これが民生用では見たことが無いとおっしゃる「カットコア型電源トランス」を搭載していました。
https://www.esoteric.jp/downloads/archive/brochure/dv-50s.pdf

この機種の元になった2002年発売の「DV-50」もカットコア型でした。
https://www.esoteric.jp/downloads/archive/brochure/dv-50.pdf

ちなみに、下位機種の「DV-30」「DV-30s」はRコアです。

ESOTERICのハイエンドピュアオーディオ製品の上位機種はほぼトライダルトランスです(全てを調べた訳ではありません^^;)が、やっぱりESOTERIC(TEAC)では経験の浅いビジュアルが混じったので、中途半端なトランスを採用したのかも知れません。

製品そのものも「ハイエンドピュア」にしては中途半端だったからか、ESOTERIC(TEACでも)では2011年1月を以ってユニバーサルプレーヤー自体から撤退してしまいました。

音そのものはこれから聴きますが、近年はデジアンが幅を利かせてそちらでは電源もスイッチング電源が主流ですが(イメージが悪いのかあまりカタログには書いてない)、当方のような昭和のLPレコードから今や名盤が数百円で買えるCD、さらにはSACDからDSDハイレゾまで出来るだけ原音に近い、もしくは耳に聴こえの良い音を聴きたいワガママ人間にとっては、電源トランスとその周辺機器と回路の更なるクオリティーアップ(とあるガレージメーカーではトランス電源と鉛蓄電池を組み合わせて車のように充電しながらDCは安定して放電させていましたが)と、一過性ブームに終わってしまったためか既に対応DACチップのメーカーもなくなってしまった日本発のフルーエンシー理論補間CD(/SACD)プレーヤーの復活を願っているところです。

突然の私見で大変失礼を致しましたm(_ _)m。

ミトの大冒険さん

なんと、カットコアのオーディオ製品があったのですね。知りませんでした。
検索してみると、このモデルのトランスは、ケース入りになっていて、シールド+防振もしているっぽいですね。

かなりコストをかけたものと思われます。

フルーエンシー理論は、画像や映像の分野でも活躍できる素晴らしい技術だと思います。
単にスペックを数値化する測定だと、可聴帯域外の阻止帯域減衰量はズタボロなので、カタログ上でいい数値を提示できないのがネックになるのかもしれません。

再生した音楽を測定器に聴かせたり、カタログ数値から音楽が出てくるわけじゃないんですけどね。。。

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