カスコード回路
古くはカスケード接続とも言ったりします。
バイポーラトランジスタで説明しますと

Q1がエミッタ接地でQ2がベース接地となっていて、Q1の出力(コレクタ)にQ2の入力(エミッタ)が
接続されています。
Q2のエミッタの電位が殆ど動かないというのがミソとなっています。
Vbeはほぼ0.6V一定とみなせるので、Q2のベース電位が一定であれば、エミッタ電位も同様に一定です。 そして、Q2のコレクタ電流とエミッタ電流は、ほぼ同一であるためQ2のコレクタ側につながった負荷抵抗に電流が流れて、そこで電圧ゲインを得ることが出来ます。
電流だけ考えるとQ1のコレクタ電流をほぼそのまま、Q2の上側の負荷抵抗へ通しているだけといえます。
次に周波数応答について考えてみましょう。
まずQ1側をみてみます。 Q1のコレクタの電位が殆ど変わらないということからCobがミラー効果によって増大されませんから、ミラー効果による高域が落ちがなくなります。
Q2側が不思議に思うかもしれません。
というのは、Q2のベースとコレクタの間にも当然キャパシタンスがあります。 ですが、これが面白いところで、ベース接地ではエミッタが入力端子で、コレクタが出力端子となっていて、その間の信号は反転していません。
ですから、反転増幅で起こるミラー効果がでないのです。 そのため、Q2側の信号も高域はよく伸びていてQ1のミラー効果だけが蒸発したように消えたという事になります。
このようにカスコード接続は、高域を伸ばす回路技術ですから昔のRFアンプには良く使われたようです。
オーディオ的なカスコード回路の使い方は明日にしましょう。
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投稿: | 2023年2月12日 (日) 06時42分