続 入力バイアス電流
昨日の説明が、ちょっと足りなかったので補足します。
このような感じで+入力端子と-入力端子からみた抵抗値を揃えておくことで、オフセット電圧がでるのを小さくすることが出来ます。
非反転回路ですと、こんな感じ。
オペアンプを使った回路で初心者でありがちな間違えパターンは、カップリングのあと上の回路でいうとR3の入力抵抗を忘れてしまうことです。 入力バイアス電流の逃げ場がなく、+入力端子の電圧はどんどん上がっていき、オペアンプが動作できないところまでいってしまいます。
当然、入力抵抗を付けなかった回路は正しく動作しません。
それと、入力のカップリングコンデンサの極性にも注意します。 相手側がGND電位だとすると、R3にバイアス電流が流れて+電位となる場合は、上の回路図のような向きにします。
それと、入力のカップリングコンデンサの極性にも注意します。 相手側がGND電位だとすると、R3にバイアス電流が流れて+電位となる場合は、上の回路図のような向きにします。
NE5532のような入力NPNのオペアンプでは逆になります。
オペアンプの初段がPNPかNPNかは、ちゃんと把握する必要があります。
※)電流帰還タイプのように入力がダイヤモンドバッファで構成されている場合は、 バイアス電流はどっちつかずなので、コンデンサの極性は、どちらでもOKです。 気になるようでしたらノンポーラタイプ(両極性タイプ)にしておきます。
オペアンプの初段がPNPかNPNかは、ちゃんと把握する必要があります。
※)電流帰還タイプのように入力がダイヤモンドバッファで構成されている場合は、 バイアス電流はどっちつかずなので、コンデンサの極性は、どちらでもOKです。 気になるようでしたらノンポーラタイプ(両極性タイプ)にしておきます。
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