海外製のトランジスタ
日本製のトランジスタでTO-92のようなリードタイプのものは軒並み製造中止になってきています。
そうなると表面実装タイプにするか、海外製のものから選ぶしかなくなってきます。
海外製のトランジスタといっても、どんなものが良いのか、全く情報は持っていません。
少し調べて見たところ、MPSA18(Onセミ)とかBC550B/C(Fairchild/NXP/・・・)とかがローノイズトランジスタですが足の列びが日本とは違っているようです。
正面からみて左から E B C
日本製は E C B
他のトランジスタも少し見てみましたが、この配列のようです。
もしかして日本のトランジスタだけが列びが違うのでしょうか?
ちなみに、海外製の列びですとJ-FETとの交換も足曲げいらずで便利です。
J-FETは S G D
真ん中がベース(ゲート)って配線を引きやすそうです。 こりゃ参った。
面白いのは、同じ型番で多数のメーカーが作っていることです。
例えば2N3904などは、
Fairchild Semiconductor
Micro Commercial
NXP Semiconductors
ON Semiconductor
Rohm Semiconductor
STMicroelectronics
Vishay Semiconductors
という具合です。 74HCxxシリーズのロジックICのようですね。
その会社だけで独自に作っているものもあり、入り交じっている。
そして日本のようにPNPとNPN、FETなどの違いが型番からは判別出来ないという点でも
探しにくさを演出。
そんな中、耐圧が低いけど、ちょっと期待できそうなトランジスタがありました。
MPSA18(Onセミ)です。
ギターアンプやエフェクタで使用されているような記事が多くヒットしますが、ローノイズでCobが小さくhFEが大きいというのが良さそうです。 とても気になります。
« アンプの音質の調整 | トップページ | エネループ爆発寸前 »
「電子回路」カテゴリの記事
- 2023年 生産中のコンプリメンタリで使用可能なパワーMOSFETとドライバ段(2023.03.03)
- バランス入出力のアンプ部を実験してみることに(2023.02.24)
- MUSES03を久しぶりに検索してみたらニセモノが沢山(2023.01.21)
- やっと方針が決まった 完全バランス回路(2023.01.08)
- MUSES05とMUSES03のスペック比較(2022.12.31)
こんにちは
足の並びが海外と違うのは半導体産業の保護の意図もあったとか、なかったとか。
うわさで耳にしたのですが本当かどうかはわかりません。
BC327/337という石は少々Cobが大きいもののBC550よりはRbbが小さいそうです。
基板CADにはP板comのものをお使いになっているそうですが
私は水魚堂さんのminimal board editorをお勧めします。
P板より安い中国などの基板屋に注文することもできるためです。
たぶん最安はfusionpcbだと思います。
ただ昨今のゴタゴタの影響はちょっとわかりません。
おそらくP板comにしても安価なコースは中国製造でしょうけど…
投稿: bitstream | 2012年10月 4日 (木) 00時41分
bitstream さん こんにちは
足の列び、日本の方々の考えそうな事ですね・・・
BC337もデータシート見たと思ったのですが・・・ 何が引っかからなかったのかノーマークでした。
今一度確認してみましたら、確かにドライバ段とかには良さそうですね。 ICも800mA流せるのでヘッドホンアンプの
最終段としては、C1815よりもよさそうです。 そうそうコンプリの相手が探せなくて・・・
BC337(NPN)/BC327(PNP)ですね。 メモっておきます。 ありがとうございます。
水魚堂さんの回路図エディタは使っているので、その時に基板CADもあるんだなーーー 程度しか見ていませんでした。
すでにCADLUSで進めているので、今回は後戻りできませんが、次回以降があれば検討してみます。
水魚堂さん すごいですね。 使いやすさを本当によく考えていらっしゃいます。
投稿: たかじん | 2012年10月 4日 (木) 08時08分