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以前に紹介したアンプのスイッチングノイズの説明、ちょっと間違っていました。
通常CDを聞いているときは、0.5~1V/usecで十分といえます。
詳しくはwikipediaでも読んで頂くとして、スルーレートにまつわるエトセトラでも書こうと思います。
スルーレートに注目が集まったのは、差動アンプに鋭い立ち上がり信号が入力された時に初段の差動回路の電流が片側だけになって、増幅回路として動作しなくなる瞬間がある。
昨日は、この回路でした。 入力でDCをカットしたDCアンプです。
R1//R2 = R3 とするとバイアス電流のバランスがとれて出力オフセットを小さくできます。
この回路のNFBにコンデンサを入れてACアンプ化すると、
このような感じで+入力端子と-入力端子からみた抵抗値を揃えておくことで、オフセット電圧がでるのを小さくすることが出来ます。
ディスクリートアンプでもオペアンプでも同じですが、入力端子には僅かな電流がながれます。
それを入力バイアス電流といいます。 バイポーラ入力の場合は、ベース電流であることがすぐにわかると思います。
本日の試聴は T-SQUARE から Welcome to the Rose Garden というアルバム
T-SQUAREは結構好きで、ライブに足を運んだことも何度かあります。
特に、この頃のメンバーが好きかもしれません。
以前に、ティアック のヘッドホンアンプ HA-501の説明文が難解で、何をおっしゃっているのか分からないという記事をかきましが、これはインプレスウォッチの説明文が要約しすぎだったのが原因だということがわかりました。
製品情報>ヘッドホンアンプ>HA-501
メーカーの商品説明のサイトを読むと真相がハッキリします。
ClassAA を試す
ClassAA を試す(後日談)
ClassAA を試す(雪辱戦)
なかなか楽しいブログを発見しましたので、紹介したいと思います。
みなさんの熱い想いが募りまして、基板製作を進めることを決定しました。
ありがとうございます。
現在、20枚近く希望が出てきましたので30枚くらい製造予定です。 製作前に、回路的にちょっと確認したいことがありますので、おそらく来週くらいには発注。
1週間後に基板が届いて、そこから実装。 テスト。 定数決定。 マニュアルの準備。 など、まあ、早くても11月中旬~下旬に販売開始できるかどうか。 そんなところだと思います。
これまで、待ってきた方々を更に待たせるようなことになってしまいますが、何卒よろしくお願いいたします。
中間報告もブログで行なっていく予定です。
先週あたりから、初段トランジスタをとっかえひっかえしていますが、当初、このTRは音が硬い感じでした。
でも、何だか一味違う密度の高さを聴かせてくれていたMPSA18(Onセミ)がだんだんと化けてきました。
もともとMPSA18はノイズが少なく、Cobも小さく、hFEが高いので注目していたのですが、オーディオの自作記事にはあまり出てきません。 主にギターアンプやエフェクターの類に使われている感じでした。
海外のアンプでも初段には使われず、定電流回路や2段目、バイアス回路などいまひとつ活躍の場がちがっているので、スペックの割には大したことがないのかもと考えていました。
オーディオ機器ではリレーをよく使います。 特に高級機では入力信号の切り替えにも使われたりすることが多々あります。
ところで、このリレーは何でも良いのかというと、そうではありません。
古いアンプの出力リレーが接点不良になるケースが非常に多いことは、年代の方々は体感的にわかっていると思いますが、その後バブルがはじけたくらいからのアンプは、以前ほどリレー不良がでていないということにお気づきでしょうか。
アンプの出力についているCR直列回路。
俗にZobelフィルタと呼ばれていますが、これは一体何のためについているのでしょう。
Webで調べると諸説出てきて、どれが本当なのかわかりにくいです。
ここで、ちゃんとした役割を説明してみようと思います。
こちらはM社のアンプ。
昔、テレビでカーステレオの開発現場と新製品の紹介をしていました。 番組名もいつ頃の話だったかもハッキリとは憶えていませんが、1990年代の後半だったと思います。
そこにチーフエンジニアの方が出演していまして、カーステレオはホームよりずっと良い条件で音を聴けるからカーステの方が良いんだ。 と豪語していたのをおぼろげながら憶えています。
そんなことはない。それはおかしいだろ。と、会社の先輩に話をしたら、その先輩も、いやいや、カーステは良いよ。 閉じた空間の中で音を聴けるから。 と。。。
オーディオ機器の信号の出力部にはポップノイズを低減するためにトランジスタを使ってミュートすることがあります。 高級機ではリレーを使うのですが、やはりコストが問題ですし、接点不良もおきます。
ライン出力端子やヘッドホン出力端子ですと、ミュート用トランジスタ(以降ミュートTR)で気になるポップノイズを落とすことが出来ます。
別にミュートTRではなくてもVsat の小さいトランジスタであれば良さそうなものですが、何が違うのでしょうか?
占いで使う水晶玉 クロック源としての水晶発振子
どちらも単結晶の水晶、SiO2です。 化学式では石英ガラスとも同じ。
ただ、ガラスの場合は結晶がないアモルファス状態です。
占いの水晶玉のサイズを本当に単結晶で作るとすると、うん百万するらしい。
そんなことはどうでも良いのですが、水晶屋さんとお話をする機会があったので
ちょっと余談を書こうと思います。
前回は、直流や極低音(10~30Hz以下)が与える悪さを説明しました。 結局、DCや極低音を増幅しない方が良いとの結果となりました。
では、どうしてDCアンプが良いとされるのでしょう。
2つ理由があると考えます。
ひとつは単純です。 DCカットのコンデンサが音質へ影響するから。
読んで字のごとくDCアンプとは直流から増幅するアンプのことです。
ただ、音楽ソースはレコード、CD、DVD、SACD、BS/CS放送、iPodなど、手に入れられるものには直流(DC)は含まれていません。 厳密にはデジタルソースでは直流も記録することは可能ですが、録音する時点で直流は有害なためカットされます。
では、アンプもDCアンプにする意味はないのでは? その疑問はある意味
正しい と思います
小出力アンプの場合、低い周波数まで増幅すると聴感上のダイナミックレンジが多く取れないという問題もあり、わざと低い周波数をカットして、歪みにくくするような手法を取ることが多いです。
オーディオ回路では、もう一つの違った目的でカスコード接続することがあります。
アンプの初段にFETを使うと、いろいろメリットがあるというのは、以前にどこかで書いたと思うのですが、もう一度おさらいしておきましょう。
・入力インピーダンスを高くできるためDCカットのカップリングコンデンサにフィルム
コンデンサを使用できる。
・初段の電流を増やしてもノイズが増えないため、スルーレートを上げつつノイズも
低いアンプが実現できる。
・入力バイアス電流が非常に少ないのでDCカットのカップリングコンデンサを取り払うこともできる。
古くはカスケード接続とも言ったりします。
バイポーラトランジスタで説明しますと
Q1がエミッタ接地でQ2がベース接地となっていて、Q1の出力(コレクタ)にQ2の入力(エミッタ)が
接続されています。
インターネットの情報をチェックするという意味ではありません。
回路図のネットリストと基板データの回路ネットを照合することを、この業界ではネットチェックといいます。
フルディスクリート基板のアートワークを適当にやっていたのですが、実際に作るときには、やっぱりミスはおかしたくありませんから念のためネットチェックしようと思いました。
そのときにあれこれと手間取ったので、一応、情報共有という意味でここにまとめて
おきたいと思います。
満月より明るい? 史上、最も明るく輝く可能性のある彗星が発見される
2人のロシア人天文学者が、巨大な彗星が地球の方に向かってきているのを発見しました。氷と岩でできた直径3.2kmのほどの巨大な彗星で、おそらく歴史上で最も明るい彗星であると言われています。現在、彗星は土星の辺りを通過し、日に日に明るくなり、速度を増し
ています。
らしいです。 ちょっと楽しみですね。
充電していたら、こんな状態に!
表面の被服が熱で縮んでしまっている。
ちゃんと三洋のエネループ充電器を使っての充電なのに・・・
多分、2年で3回くらいしか充電しませんでした。 繰り返し500回には遠くおよばず、当然、モトは取れていない。
というか、危なくね?? これ
被服の塗装の焼け具合からみて100度は軽く超えていてたと推測します。
日本製も、ここまで品質が落ちてきたのか と思うと、なんだか胸が熱くなる想いです。
Made in japan かつては高品質の象徴だった。。。
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追記 後日、よく見てみたら、三洋電機株式会社 JAPAN と書いてあるだけで
Made in JAPAN とは書いていませんでした。
あまりに使用頻度が少ないと、このような事になるのでしょうか。
自己放電が少なく、1年経っても80%くらい残量があるというのが特徴だった
ような気がするのですが。。。。 やっぱり腑に落ちない。
日本製のトランジスタでTO-92のようなリードタイプのものは軒並み製造中止になってきています。
そうなると表面実装タイプにするか、海外製のものから選ぶしかなくなってきます。
おそらく殆どのメーカーでも同様の方法をとっていると思いますが、基本的には耳で音を聞き分けて調整します。
最初にアンプを組んだあと、ひと通りアンプの測定をして発振などの不具合をつぶして
からの試聴スタート。これは基本だと思います。
さて、音を聞いて調整するという部分ですが、これは人によって得意・不得意があるようで、誰にでもできる作業ではないように思います。 たしか、イシノラボ店長さんもWEBで書かれていたと思うのですが、メーカに勤めていたからといって、全員がオーディオに熱心で情熱をもっているかというとそんなことはありません。 私が思うに10人いたら2~3人程度がオーディオに興味のある人。 その中でもさらに音を明確に聞き分けられるのは1人いるかどうか。
おそらく私は、その1人に入れていません。
バイポーラトランジスタ、FET、3極管、5極管など増幅をする素子で電圧増幅すると反転増幅になります。つまり入力と出力の信号が反転しているような増幅です。
もちろんオペアンプを使った反転増幅も同様です。 入力と出力の間にあるキャパシタンス(容量)は、この反転増幅のゲイン倍大きく見えるというのがミラー効果です。 大きく見える容量のことをミラー容量と呼ぶこともあります。
電流を鏡写しのように伝えるカレントミラー回路とは違います。 そちらは「鏡」の意味の「ミラー」ですが、ミラー効果のミラーは発見した人の名前(Millerさん)だそうです。
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