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2012年9月 9日 (日)

オーソドックス

インバーテッド以外の音も確かめたいので普通の2段ダーリントン出力にしてみました。

何の工夫も面白みもないオーソドックスな回路です。 こんな回路図を2週間ほど前にもにも書いたような気がするのはおそらく気のせいでしょう。
 
1015_1815_11
 

 
音は、くっきりはっきり。 解像度抜群。
ただ、若干明るめで重心が軽い感じでしたので、初段の方も少しいじりました。
 
最終段のエミッタ抵抗は10Ωのままですが、計算上は4.7Ωか3.3Ωくらいまで下げた方が良さそうです。
 

それでも音質的には2段ダーリントンの良い所がありました。 出力インピーダンスの低さが効いているのか非常に見晴らしが良く解像感が高い。 響きもきれいに広がっている感じがでています。 

出力段から発生する3次歪が適度にミキシングされているせいもあるのかもしれません。 
歪率の計測では殆ど違いが見えなくても音楽にのった時には、その違いを聞き取れるのが面白いところです。

耳って不思議なところに感度が良い場面がありますね。 
 
 
インバーテッドと通常のダーリントンとで比較すると、インバーテッドの方がヘッドホンの種類により聞こえる印象が異なるように感じました。 低音重視ヘッドホンだと、曲によってダブつくくらいの低音が聞こえるのにMDR-CD3000では低音が少し少ないように感じたり、ボーカルの聞こえ方もちょっと傾向が違っていたりと
音の方向性を決めにくいです。

それに対して通常のダーリントンの方は、キラキラ明るい音色はヘッドホンによらず一貫してキラキラで、初段電流を変えると、その音質の変化はどちらのヘッドホンでも同様の傾向を示します。 

これはアンプ側のキャラクタ(個性)が強いともとれますが、同時に音質調整がしやすいというふうにもとれます。
 
 

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