基板レイアウト案
この回路図です。 電源デカップリングはまだ載っていませんが、基板上は出力段のすぐそばが望ましいです。
緑色の線が交差する配線です。 3箇所ほど交差がありますが、とりあえずユニバーサル基板で配線可能なレベルになったと思います。
抵抗は1/4Wを想定しています。 許容電力的には1/6Wでも間に合うのですが、許容電力が大きい方が音は良いと思います。 でもさすがに1/2W品だと大きすぎです。
回路図をそのまま基板にしたかのようなレイアウトなのですが、それなりの回路規模なので
初心者にはちょっとつらいかも知れません。
基板サイズは秋月のBタイプで2chが実装できる程度と思います。
2段目と出力バッファの間がちょっと開いているのは意図的です。 実験して結果がよかったら公開します。
レイアウト図は、OpenOfficeのDrawというソフトウェアを使いました。 フリーのオフィスソフトウェアです。
最新版はLibreOfficeと名前が変わっています。
あとは、作ってみるしかないですね。
シミュレートとかしません。 出来上がったらすぐに音を聴いてみたくなるので、やっぱり実物がよいです。
位相補償の容量は、実際の回路にて5pFくらいから実験して波形を見て決めます。
5pF -> 10pF -> 15pF -> 22pF -> 33pF -> 47pF という具合です。 このくらいまできても安定していないならどこか別の要因があるような気がします。
位相補償の大きさはスルーレートだけではなく、NFBの帯域にも影響があり、音声帯域内はなるべくNFB量一定になるようにしたいという目的もありますのであまり大きな値を使いたくないのです。
1kHzの歪み率に対して10kHzの歪が多いアンプは、概して高域がうるさく感じるアンプであることが多いからです。
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