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2012年8月25日 (土)

電源部の回路

A1015/C1815 フルディスクリートヘッドホンアンプの電源はこんな感じにしようと考えています。

Power
 

あまりに普通で、拍子抜けするかもしれませんが、これで終わりです。

ところで、これまでのアンプの計算で電源電圧の計算がまちがっておりました。
もっと電圧の高いものばかりをやっていたので、ついつい整流ダイオードの降下分を無視していたのですが、
これくらい電圧が低いとまったく無視できないです(笑

6.3Vの交流では、ピークは6.3v x 1.41 = 8.9V ですが、それに全波整流のダイオードVF0.6 x 2=1.2Vを引かなければ
なりません。

つまり、8.9v - 1.2V = 7.7V DC です。

まあ、電圧が下がった分だけコレクタ損失が減りますから熱的には余裕が出てくるので良しとしましょう。
電流の再計算とははしません。

一応、独立巻き線のよさを活かすように独立整流としています。 
定電圧回路やアクティブリップルフィルタはありません。 といいますか要らないはずです。 
すべてアンプ側のPSRRに任せます。 もしハムがひどかった時は何か対策を講じたいと思います。

電源スイッチはAC100Vラインに入れます。 ヒューズも250mA程度のものをAC100Vラインに入れておいてください。

トランスは、あれこれ探しました。

 ・春日無線変圧器    B6X6320 6.3V 1.2A x2
 ・東栄変成器      J631W 6.3V 1A x2
 ・トヨデン(TOYOZUMI)  HT-612 6.3V 1A x2 

AC6.3Vx2巻きのヒータートランスで、どれもEIコアの格安のものです。  
実際に流れる電流からすると500mAでも良いのですが、余裕があるほうがレギュレーションがよいので
1A品としています。 もちろんトロイダルコアやRコアの方がもっとレギュレーションがよいのですが、
6.3Vヒータートランスが見つかりませんでした。

もっと小型で6.3Vx1のトランスを2個使ってアンプ全体を薄型ケースに収めるというのもセンスがよいと思います。
小型トランス4個で、LR、±独立電源なんていうのも贅沢で良さそうです。 

1N4007は、本当に汎用の整流ダイオードなので、音質を気にするのなら代わりにファーストリカバリダイオードに
するべきです。 秋月でもファーストリカバリが売っているようですね。 購入し忘れました。 失敗です。
そのうちアップグレードしたくなったときに交換することにしましょう。
  
ショットキーバリアダイオードも有効だと思います。 ファーストリカバリより更にノイズが少ないと聞きます。
 
アンプの電源は音に直結しますので、わりと重要なポイントです。 
回路部品コストの5割から7割くらいを電源にさいてもよいと思います。 (ケースなどの外装部品を除いた場合の話です) 
 
 

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