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2012年8月29日 (水)

改善案(1)

まずは、ハムを低減したいです。

ハムの原因ですが、よく考えてみると、2段目は片側が定電流となっているので動作的に上下非対称になっていて
ます。 主にそこで電源リップルを拾っていると考えられます。
初段はきっちりと定電流を組んであれば、オーバーオールのNFB分はハムを低減できるはずです。

S/Nももう一息という感じがしましたので、まず初段の電流を減らしてみましょう。


Hum1
 

■初段の電流を減らす

この回路の場合、変更する場所は初段の負荷抵抗の値と定電流回路の半固定抵抗の部分です。
定電流回路のトランジスタも電流が小さいほうがインピーダンスが高く、定電流性が高くなるので有利になります。

負荷抵抗は1kのところを更に1kΩを直列にいれて2kΩとしてみました。
電流は初期値1.2mAから0.6mAに減ります。 
下側の定電流回路の抵抗は計算上500Ωですが、半固定抵抗も500Ωなのでオフセットが取りきれませんでした。

とりあえず、その状態での聞くとハムは少し減ったったようですが、まだ聞こえます。

■NFB量を多くする

NFBも少し多くしてみます。
5.6kΩと22kΩで約5倍のゲインを、10kΩと22kΩで約3.2倍と減らします。 
その差分の約4.7dB分はハムが少なくなる計算です。

ここまでくると、ハムはカナル型の低音重視ヘッドホンでしか聞こえなくなりました。 その音も僅かです。
あと一歩ですね。 


本日の実験は、ここまでですが初段電流とNFB量の変更で、ホワイトノイズも減って、全体としてはS/N感がよく
なったように感じました。


ちなみにDCオフセットは大丈夫そうです。 ちゃんと温度が落ち着いてから調整すればよいだけのことでした。


つづきはまた明日。
 
 
 
 

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