実験したこと
0dB HyCAA誕生の裏にはボツった回路がありました。
せっかくなので紹介させてください。
classAAの0dBアンプを除いて、C-ampのみをオペアンプで構成。
これで真空管の出力がそのままヘッドホン出力へとでて、しかもC-ampが電流を供給する。
と、思いましたが。
残念な結果で、ざーーーーっと雨が降っている中に音が聞こえるという状態でした。
なんで? 梅雨が明けたというのに。。。
もう、ついでなのでオペアンプを外しちゃって、カソフォロだけでヘッドホンがドライブできるのかもテストしてみました。
やはり、ざーーーっと雨の中に小さく音が聞こえる。 ボリュームを上げると、その音があまり大きくならずに歪んでいく。 そうきたか。
なかなか興味深い経験ができました。
カソフォロは、ハイ・インピーダンスで受けてあげないとノイズが増える。 ということが分かっただけでも良い勉強になりました。
« カソフォロだけ? | トップページ | HyCAA ヘッドホンアンプまとめ »
「ヘッドホンアンプ」カテゴリの記事
- 3.5mm 4極コネクタの怪(2020.09.02)
- ヘッドホンの鳴らしにくさ選手権(2020.08.16)
- 新ヘッドホンアンプHPA-1000用の電源基板について(2020.04.19)
- HPA-1000の歪率を計測(2020.04.12)
- HPA-1000の動作電流と感想(2020.04.09)
この回路で動いていたらまさに初段の音を聞くアンプという感じで面白いですね。
ブリッジから先は真空管からは軽い負荷に見えるはずなのに
オペアンプのバッファがないとうまく動作しないのは不思議ですね。
トランジスタなら問題なさそうなので差し替えて音の違いも楽しめそうです。
今度試してみたいと思います。
VFETの2sk79なんかも使う予定のないストック、もといコレクションにあるので…
投稿: bitstream | 2012年8月15日 (水) 16時16分
そうなんです。 やっぱり真空管をつかっている以上、そのままの出力を使ってみたいという気持ちになりましたから、試してみたのですがダメだったんです。
管球式プリの最終段にはよくカソフォロが使われるのですが、それでも受け側はかなりの
ハイインピーダンスで受けないとノイズが増えるということだと思います。
それとも、電源電圧が高いとノイズが減るものなのでしょうか。
VFET式0dB HyCAAは面白い発想ですね。
JFETでもできるかとは考えていました。 バイポーラTRではバイアス電圧が必要になりますし、
トランジスタのエミフォロの音を聞いても。。。 っと思っていました。
でも差し替えて音の違いを聞くという意味では、目的があって楽しそうです。
さすがにVFETは思いもしませんでした。 もし製作されましたら、またご報告ください。
投稿: たかじん | 2012年8月15日 (水) 21時03分