HyCAA 12AU7バージョン
我ながら、本当に馬鹿だなとおもう訳でありますが、おフランス産の12AU7にご登場願ってしまいました。

先週、仕事で東京に行ったついでに秋葉原によりました。 どこで真空管が売っているのか良くわかっていませんが、
やっと見つけた東京ラジオデパートの2階のお店で、店主に一番安い12AU7をくださいといったところ、「LA RADIOTECHNIQUE」社というフランスの真空管が出てまいりました。
まったく聞いたことがない会社ですが、お値段が1200円と、高いような安いような、それでもそのお店では一番安いとのことで、これに決めました。
ちなみに、東芝12AX7Aの箱には880円と書かれています。
1965年の大学初任給が24000円程度ですから、今の価値ではざっと9倍で8000円くらいとなりますね。
そう考えると1200円は安いのかもしれませんが。。。
40年前、50年前のものが使われず、捨てられず、いまだに売っている。 そして火を入れるとちゃんと動作する。
それだけでロマンを感じますね。
だいぶ話題がそれてしまいましたが、12AU7をHyCAAに、そのまま挿してみました。
とりあえず、音は聴けます。 プレート電圧は2.5Vまで下がっていますので限界ギリギリとは思います。
これはこれで面白い。 図太く、やわらかく、パワフル。
少し、プレート抵抗をいじってみます。
交流負荷の100kΩと33uFは外して、プレート抵抗を100kΩだけにしました。
これでプレート電圧は5.3Vまで上昇。 ちょうど良い電圧になりました。
音はといいますと、さきほどの傾向は保たれていますが、音量を上げても全く歪む気配がありません。
完全に実用範囲内です。 ハムノイズも球のゲインの低さから、気になるレベルではなくなりました。
さて、特性を測ってみましょう。


S/N比は79.3dB ゲインは3.5倍
歪みは、2次と3次が混じっています。
12AX7と比べて、随分と歪が減りました。 こんなにも種類によって違うものなのでしょうか。
カソード抵抗や、プレート抵抗の値を変更して動作点・負荷を変更するとまた違った傾向になるかもしれません。
音質は何といいますか、いたって普通で実用的。 冒険を望まないで真空管サウンドを心地よく聴きたいかた向きです。
あまりに特徴的な音っていうのはすぐに飽きるものです。
12AX7や12AT7の他に保険として12AU7が1本あると良いかも。
12AU7も製造していたメーカーは沢山ありますし、さらに互換球もあるようですので、いろいろ交換して楽しめそうです。
また、真空管の特徴を活かしたまま、classAA回路が自然で味付けなくヘッドホンまで音楽を届けてくれると思います。
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