20kHz以上の音は不思議がいっぱい
20kHz以上の音だけを聞いたことはありませんが、サンプリング周波数48kHzと96kHzで録音された
DATを聞き比べするデモンストレーションをパイオニアがやっていました。
もう10年以上昔の話です。
96kHzサンプリングの音は、48kHzサンプリングと比べて、高域が伸びているはずです。
サンプリング定理からすると、約48kHzと約24kHzの帯域です。
私が感じたのは、96kHzサンプリングの方が、高音が滑らかで雑味が無くてマイルドな印象。
なにか物足りないくらいの主張がない高域。 ひとことでいうと自然。
高域がギンギンに伸びていて、ものすごい高音が聞こえる訳ではありません。
ブラインドテストなんかしたら、逆に48kHzサンプリングの方が高域にキレがあって伸びているように勘違いしたかもしれません。
こういった現象は、私だけの感覚かと思っていました。 が、生録を趣味としている先輩が、ローランドのUSBタイプA/Dコンバータで48kHzと96kHzでサンプリングして違いを確かめると、やはり96kHzの方が刺激が少なく、やわらかく感じるんだそうです。
ちょっと不思議ですね。
20kHzでスパっと帯域制限する行為(フィルタ)が、あのデジタル臭さを演出しているのでしょうか?
オケやブラスを生で聞くと、何か特別に高域が伸びているという印象はないですから、それが自然な音なのでしょう。 きっと。
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