Yet Another Hybrid Amp 真空管ハイブリッド
YAHA アンプこと Yet Another Hybrid Amp 真空管ハイブリッド
http://www.fa-schmidt.de/YAHA/index.htm
真空管とオペアンプのハイブリットアンプです。
自作ヘッドホンアンプ人気と真空管ブームとをともに引き受けて、省配線で実現した素晴らしいアイデアのヘッドホンアンプです。
ここでもHeadwizeフォーラムのChu Moyさんの名前が出てきます。
ちゃんと目指すべきゴールを決めて設計しているようです。
回路は、非常にシンプル。3極管で増幅して、オペアンプをバッファとしてヘッドホン駆動する。
ただし、12V電源という、真空管にとっては非常に低い動作電圧で増幅させるという、前代未聞の方法です。 こんな低い電圧で動作するんですね~
バイアスの方法も変わっています。 ただし、-0.3~-0.8Vという低いバイアスでプレート電流が50~200uA程度流れる必要があるので、実用的に使える真空管は限定的なような気がします。
グリッドリーク電流って、プレート側からグリッド側へ漏れるものだと思っていました。
それが逆だったとは、良い勉強になりました。
グリッド抵抗やプレート抵抗の値の決め方や範囲などWEBサイトに丁寧に書かれています。
ヒーターはLM317を定電流源として使用して、安定化をはかっています。 通常通りの定電圧源として
使うときより、コンデンサなどが要らなくシンプルになるというところを狙っているかもしれません。
12AT7、12AX7などヒーター電圧が12Vモノを使うのであれば、LM317も省けそうです。
6Vヒーターでも、抵抗1本で電流制限すれば済むような気もしますが・・・
彼は、NJMと6DJ8の組み合わせが良いとしています。
NJM4456と回路図では書いていますが、おそらく4556だと思います4558の出力強化版(Io=73mA)です。
ここでもAltoidというミント缶に入れてますが、外人さんってこのミント大好きなんでしょうか。
フリスクMP3プレーヤーなんてのも、一部で流行っていたので、お菓子のケースに入れて遊ぶのが
好きという感じかもしれません。
日本にもシールドできる手ごろなサイズの缶があればよいのですが。。。
柿の種とかじゃでかいし。 チョコボールとかじゃ紙の箱ですし。
これか! アニメ大国の日本らしい。。。
そういえば、昔、真空管が載っているPCマザーボードがありましたね。
こちらも 6922 / 6DJ8が使われているようです。 フィルムコンデンサのデカさが目立ちます。
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