TA2020の歪率特性


突然、2枚の歪特性を載せましたが、注目したいのは2枚目の図です。
これは出力を一定にして、周波数を振ったときの歪率特性です。
周波数が上がるにつれ歪は多くなっていきますが、7kHzあたりをピークに小さくなります。 これが意味する
ところは、先日のCDプレーヤー用LPFの影響です。
こういった特性は正弦波で計測します。 歪は2倍、3倍、4倍、5倍と整数倍で発生するので、例えば1kHzを測っているときは、2k、3k、4k、5kHz・・・ となります。
つまり、グラフの7kHzの3倍波は21kHz。 10kHzの2倍波は20kHz・・・ となるわけです。
そろそろお解りかと思います。 整数倍の高域をCDプレーヤー用フィルタでカットしてしまって、見えなくなっているのです。
トライパスは、正直に歪VS周波数特性をデータシート載せているので、その誠意が伝わってきます。
不利な情報となりえる特性図は、データシートに載せる必要はないのですがね。
ちなみに、この特性から見えてくるのは3次高調波成分が多いということです。 それも1kHz以下から発生し始めているようです。
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