ヘッドホンアンプをバッテリー駆動してみました
ぺるけ式HPAをバッテリ駆動させてみました。
リッターバイク用のバッテリーでヘタってきたものが余っていました。 スイッチング電源よりノイズが
少ないと思うので、ちょっと試してみました。
もとの性能は10Ahです。 ヘタったと言っても250ccクラスなら余裕でセルまわせます。
結果は残念なことに、バッテリー駆動すると、どんよりした雰囲気で明るさがなく
重心が低い音に聴こえます。
秋月のスイッチングアダプタの方が、メリハリがあってロックやポップが鮮やかで勢いがあります。
正直、ここまで差があるとは思いませんでした。
そしてスイッチングアダプタの欠点も見つかりました。
ボリュームをセンターまで上げたときに、わずかに聞こえる「ジー」という音、バッテリーでは
聴こえません。 おそらくスイッチング電源のノイズが乗ってしまっていると考えられます。
音楽を鳴らすと、全く聴こえなくなるので気にしていません。 そもそも音楽をかけながら
ボリュームをセンターまで上げられません。 だいたい9時から10時方向で聴きます。
ボリュームはBカーブですので、それでも相当な音量なのです。
ちなみに、ぺるけ式HPAの電源を左右独立させる33Ωはバイパスしています。
この33Ωがあると、ここまで電源の違いが音質に影響することはないのかもしれません。
ただ、33Ωがあるのとないのとは、ベールがひと皮剥けたくらいの違いがあるのは確かです。
まあ、好みの違いでしょうか。 ライブを後ろ側で静観するのが好きな人と、ステージ近くで飛び跳ねて騒ぐのが
好きな人、というのに近いかもしれませんね。 ひとそれぞれです。
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