トランジスタのエージング効果
先週、ぺるけ式HPAの最終段のトランジスタを2SA1859/2SC4883(サンケン)から
オリジナルと同じ2SA1358/2SC3421に交換しました。
許容されるコレクタ損失が違うので、アイドリング電流も55mAから35mAへ調整。
その直後に聞いた音から、約1週間たって聞いた音に違いがあるのでしょうか。
電解コンデンサなど、音質への影響が大きい部品は交換していません。
トランジスタのみのエージングで効果があるのか、ないのか判断できると思いました。
結果は、最初の数時間は、ギスギスした感じ、イガイガした感じがありました。
1日目(10時間後) 電源を入れっぱなしで、少し角がとれてきたように感じました。
2日目(24時間後) 耳が慣れてきた? 少しイガイガを感じなくなった。
3日目。 ギスギス感を感じません。 なめらかで高域まで透き通った清々しい響き。
5日目。 前回からあまり変わらず。 聴きやすい音。 低音の伸びも十分。
一度電源を落として、数時間後に再度電源投入、すぐに音を聴いても、傾向は変わらず
聴きやすい爽やかな響きです。
6日目。 5日目の試聴後、電源は落としておいた。 電源を投入して直後でも十分な滑らかさ。
もう、初期のギスギス、イガイガ感は全くありません。
トランジスタでもエージング効果をははっきりと感じられたので、これは気のせいではないと思います。
音質の変化の殆どは電解コンデンサのせいと思っていたのは間違いだったようです。
良い経験ができました。 ありがとう。
■結論 トランジスタもエージング効果はある
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