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2018年1月 7日 (日)

MUSES03と2SK405/2SJ115を使った電流帰還アンプ

先日、こちらで報告したように、若松通商にて2SK405/2SJ115を買ってみました。 

せっかくの機会ですから、ALX-03に使ってどんな音が聴けるか試してみました。

Mosfet_01

この緑色のパワトラの違和感、すぐ分かりますね。

昔の東芝のパワートランジスタ/パワーMOS-FETのPNP/Pchはこのように緑色でした。 90年代の後半くらいには両方とも黒くなったのですが、2SK405/2SJ115が90年代後半に製造していたかどうかは知りません。

 

少なくとも、現在、若松通商にて売られているものはPcnが緑色のものです。 ネットショップには、絶縁マイカシート付きと書いてありました。 残念ながら、送られてきたものには付いていませんでした。

とても細かい話を書くと、上の写真のような絶縁ラバーシートよりも、マイカシートの裏表にシリコングリスを薄く塗った方が音がカッチリします。

メーカー製のアンプで(MOS-FETも含めて)パワートランジスタの上から銅板で押さえつけるようなことをやっているのも同じ効果を狙っています。パワートランジスタには大きな電流が流れ、そのときに僅かに振動するのです。出力をダミーロードに繋いでボリュームを上げるとパワトラを付けているヒートシンクから微かに音楽が聞こえるほどです。

弾力性のあるラバーシートよりもマイカシートのように弾力がほとんどないシートの方がパワトラの揺れを抑えこむ効果があるのだと思います。印字面から抑え込む銅板側にはシートを挟まないので同様にがっちり抑え込む効果があります。

 

それはさておき、大電流MOS-FET版の定数から変えた部分は、バイアス電圧生成部のR28 6.8kΩから4.7kΩに変更しただけです。

 

 

20年以上の眠りから覚めた2SK405/2SJ115の音は

エージングZERO時間の感想を書いても仕方ないことは分かっていますが、とても書きたい気分です(笑

極低域の太さ、沈み込みの深さは、エージングが進んだ大電流MOSと比べて一歩引いた感じではあります。しかし、中音域の色の濃さが半端ないです。 密度が高く、残響感も豊富。 それでいて全体的な音の出方がとても軽いです。

ベース音にも芯がしっかりある派手な演出で、ロックやポップスのノリが抜群です。

語弊を恐れずに書くと、MOS-FETを感じさせない、ワイルドかつダイナミックな音です。 真面目に書くと、ふわっと広がる高域にはMOSらしさも、もちろんあるんです。

 

原音再生とは少し違う方向性を示している独特の音は、かつてのサンスイのアンプに通じるような色の濃さで、じつに音楽を楽しく聴かせてくれます。

 

このあと、エージングでどう変化するのかは不明なものの、もう少しだけ落ち着いてくれる事を期待しています。

なるべく原音のまま色付けなく聴きたいという人には合わない音調と思います。想定以上にクセがあって楽曲を選ぶ傾向がありますが、明るく音楽を楽しみたいという人にはぴったりなデバイスと言えます。もちろん、チューニングしていくことで、落ち着いた雰囲気にすることも可能かもしれません。

 

とりあえずこの構成で、OSC Tokyo/Spring (2/23、2/24)に出展しようと思います。 興味のある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。 噂では、オーディオ専用(?)ルームを用意してくれるという話も上がっていますので楽しみです。

あわせてステレオ誌付録の8cmフルレンジ最強を目指したスピーカーも進めていますのでご期待ください。

 

 

 

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パワーアンプ」カテゴリの記事

コメント

この記事、とても興味深く拝見させて頂きました。
この2SK405/2SJ115は、持っているサンスイの907MOS limitedでも使われています。
 1994年発売のこのモデルで製造中止となった素子を使用ということがうたわれていたので、もう、四半世紀近く経つのかなと思います。若松通商さんはどこから仕入れておられるのでしょうか、すごいですね。補修用パーツとかのストックでしょうか?いずれにしても、貴重品なので、早速2ペア注文しました。
 「中音域の色の濃さが半端ないです。 密度が高く、残響感も豊富。 それでいて全体的な音の出方がとても軽い」とたかじんさんが書かれている点は、サンスイのMOS仕様のアンプの音の傾向と一致しますね。とても期待できそうです。
 ALX-03大電流MOSから、素子と抵抗1本を変更するだけで、この素子が使えるようになるとは、朗報です。ただ、さすがに組み立てたばかりなので、もう少し現在のシステムのエージングの変化を楽しんでやりたいと思います。
 いずれ、素子を変更するか、あるいは、もう一台組むことになるかなと思いますが(笑)
 今年も色々楽しめそうで、ワクワクしています。

koji さん

94年には製造中止していたんですね。情報ありがとうございます。
若松通商の入手ルートはすごいですね。

おそらくは、倒産した会社の在庫とかサービス用の保守パーツを入手しているのだとは思うのですが、この2SK405/2SJ115に関しては山水くらいしか思い浮かびませんよね。

http://audio-heritage.jp/SANSUI/amp/au-alpha607moslimited.html
おそらく最後に使ったモデルが、1999年のAU-α607 MOS Limitedだとは思うのですが、保守パーツが相当残っていたから可能だったものと考えられます。

じつのところ私も高校生のころ607を買ったユーザのひとりで、907の音に憧れをもっていました。

貴重なレポートありがとうございます。

予想以上に元気な音が出ていそうですが、先の大電流MOS-FETがエージングで大化けしたとのことなので、今後の変化に期待ですね。

そういえば以前VFA-01の記事のどこかで、C6を電解コンにすると中域がおとなしくなるという記述があったような。
過去のたかじんさんのコメントを追っていくと、C4/C5をディップマイカに戻してみたりすると印象が変わるのかもしれませんね。

zp さん

鋭いですね。 バイアス部のC6で音の印象が変わります。 MOS-FET版では10uFの電解コンデンサ(Gold Fine)を使ってます。

LAPT版では100uFの電解コンデンサを使ってるのですが、賑やかさを抑えるために大きめなサイズにしています。

ALX-03のC4/C5は位相補償コンデンサで、VFA-01でいうところのC5に相当します。 音も変化しますが、主に発振安定性を確保するための部品です。

音質に関しては、エージングが進んだ今後のお楽しみということで。

たかじんさんのご紹介のリンクで、こんなページがあることを知りました。
かつての憧れだった機器がリストアップされていて、思わず、色々と見入ってしまいました。

私の手元にあるアンプの型番は、正しくは、AU-α907Limitedだったようです。
http://audio-heritage.jp/SANSUI/amp/au-alpha907limited.html
907i MOS Limitedは1987年発売のモデルで、似たような名前ですが違うモデルでした。

このリストを見ると、サンスイは数年置きにMOS版を限定モデルで出していたようですね。やはり、旧型MOSということで、部品の調達の制約があったからですしょうね。

 AU-α907Limitedが出た1994年には、素子の確保だけでなくオーディオブームも最盛期を過ぎていて、「MOS搭載モデルはこれで最後になるかも分からない」と考えて、かなり無理をして購入したのを思い出します(汗)。

 旧型MOSのALX-03は搭載直後からよさそうですが、今後のエージングでさらにどうなっていくか、楽しみにしています。
 当方の大電流MOSのALX-03も通電100時間を超えて、中低域の芯がクリアーになるなど、こなれてきた感じがあります。

たかじんさん遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

この記事のせいかALX-03売切れましたね。
こう言う個性的な石使ったのが俄然作りたくなり2~3日前から勉強してて、いざログインしてポチろうとしたら・・・w
石は100ペアあるみたいだから暫く大丈夫かな。

昨年はアンプ・5V電源とアナログが充実しましたね。
さてさて今年はどんな物が出て来ますか楽しみです。

たかじんさん

C4/C5/C6の解説ありがとうございます。
容量や品種に関してある程度自由度があるんですね。実は記事の写真でC6がフィルムコンだったので、気になっていました。
そしてよくよく部品表を見たら、MOS-FET版だけC6の耐圧が50Vなのを見落としていたという。危ない危ない・・・

しかし、同じ東芝の比較的新しいコンプリメンタリトランジスタと、四半世紀近く前のコンプリメンタリMOS-FETの出会い、なんとも感慨深いです。

koji さん

大電流MOSは、エージングで音が力強く鮮明になっていくのに対し、旧来MOSは、最初は元気全開で、徐々におとなしくなっていくようです。面白い経験ができています。

ある程度音が落ち着いた所で、ちょこっとチューニングをするかもしれません。

AU-α907Limitedは一生ものですね。良い買い物だったと思います。


CR-Xさん

明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。
売り切れてしまってすみません。在庫ありますので、近日中に補充いたします。 よろしくお願いいたします。


zpさん

> C6の耐圧が50Vなのを見落として

耐圧は、16V以上あれば十分です。 10uFという小容量だと耐圧が50Vが最低だったというだけです。 バイアス部のコンデンサは、1uF以上のフィルムコンデンサ、電解コンデンサで、容量でも音が変わりますし、種類(品種)でも変わってきます。

大電流MOSだと金ミューズの音がしっくりきました。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-04621/

全ての種類を試しているわけではないので、さらに良い組み合わせが存在しているかもしれません。

たかじんさん、旧型MOSのレポートありがとうございます。
エージングによって変わる音の傾向が違うのですね。
チューニングも予定されているとのこと、記事の掲載を楽しみに待っています。

koji さん

エージングの変化は面白い現象です。 完全にエージング時間ゼロから音が聴けるのは自作ならではの利点かもしれません。

メーカー製の(ちゃんとした)アンプは、大抵の場合、一定時間エージングしてから出荷されるからです。高級モデルだと48時間エージングは普通ですね。

2SK405/2SJ115に入れ替えてから、100時間くらい電源を入れているので、そろそろ調整するかどうか判断しようかと考えています。 お楽しみに。

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