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2017年9月23日 (土)

みみず工房さんがDC-Arrowのレポートを

あの、みみず工房のyoさんが5V・DC電源基板「DC-Arrow」のレポートを書いてらしたので紹介します。

http://mimizukobo.sakura.ne.jp/articles/articles021.html
(スクロールして下の方)

Dc01

 

組立の順番で少し苦労されたようです。 最後のパワートランジスタとヒートシンクは、ビスで固定して一体化した状態でハンダ付けすれば難を逃れたのですが。。。

 

確かに、背の低い部品からハンダ付けするのは「基本」ですが、こういうパズル的な部分ってありますね。 百戦錬磨の電子工作マニアならまだしも、数年に1度とか、始めてハンダ付けするというという人も多くいらっしゃいます。

 

背の高い部品が近くにあって、表面実装部品を実装しようとしたときコテ先の太さがどうにも邪魔でハンダしにくい。。 ソケットや電解コンデンサにコテが当たって溶かしてしまった。なんて経験をすると、次回からは少し考えるようになりますね。経験値って大切です。

yoさんも、次回からは完璧なハンダ付けをされることでしょう。反省を踏まえてか、その後の章でとても詳しく、丁寧に組み立て方を解説されております。 ありがとうございます。 

 

ふむふむ

さて、ここで紹介したかったのは、組み立ての順番の話がメインではなく下記のコメントです。

「オーディオ関連のデジタル機器で電源が重要ということは良く承知していました。また過去電源を変えて音を改良するということはさんざんやってきたつもりです。しかし、電源を変えてこれだけ効果的だったのは初めてです。アンプをワンランク上のものにした位の効果があります。ビックリしましたね。」

 

いやー、ありがとうございます。

これまで使ってきたスイッチング電源やトランス電源についても言及されていてます。 スイッチング電源のノイズの話。トランス電源でも、つまらない音になるケースなどなど。共感する部分が多々あります。

 

低ノイズ電源=イイ音  という訳ではない。

という部分は私も普段から意識しています。ブログにコメントで、低ノイズLDOは音が良くない。なんて話を頂くこともありますね。 ノイズは電源を語るうえでの1要素でしかありません。 出力インピーダンスや電圧安定性、過渡応答特性など、もっと重要な要素があります。 まさに「木を見て森を見ず」です。

 

DC-Arrowの原型

実は、DC-Arrowの回路構成は、私が発見したものでも開発したものでもなんでもありません。 80年代のオーディオ機器に多用されていました。 ツェナーダイオードで基準電圧を作り、それを電流増幅するような形でトランジスタを接続していく構成です。フィードバック回路はありません。

実はツェナーダイオードのノイズは十分に低く、特に6.2V以下なら全く問題ありません。 15Vを超える場合は部品の種類を少し選ぶ必要があります。それにしても誰が言い出したか分かりませんがノイズ発生器のようなイメージとはかけ離れているように思います。

 

3端子レギュレータは救世主

以下は、あくまでも推測ですが、(LDOを含む)三端子レギュレータが採用されるようになった背景は、

80年代までは、オーディオ製品の開発と評価は、それなりに時間をかけていて(普及価格帯の製品においても)十分に音質を吟味しながら回路を作っていたと考えられます。 しかし、その後90年代に入りモデルチェンジのサイクルが早くなって時間が取れなくなった。そこで保護回路も入っていて設計が簡単なレギュレータICのポン付けで済ませるようになってしまった。

ノイズメータや歪率計で測定すると三端子レギュレータでも全く問題ないですし、万一の時に電流を制限してくれる「フ」の字特性、サーマル保護があるため安全性が高くなります。 

回路設計者に求められるのは企画部が出してきた機能の実現と、ESD、LineNoise、不要輻射、安規、社内基準、恒温槽、温度上昇、異常試験、社内QCテストなど様々な試験のパス、コスト、生産性、メンテナンス性、そしてスケジュールをまもることです。

多くの場合、第一試作、第二試作、量産試作、量産という開発ステージであり、第一試作を除いた各ステージで社内QCテストを実施します。 スケジュールを立てる上司によりますが、部品をどうしようかと聴きこんで選択するような時間は殆どありません。

簡単かつ安全性が高まるレギュレータICは救世主ですね。 音質以外では。

 

ノイズの少なさだけを競う無意味さ

昨今のオーディオ誌にみる「圧倒的な低ノイズ」を高評価にしている様子に違和感を感じなくもないです。 パワーアンプの残留ノイズが20uVでも10uVでも5uVでも、スピーカーに耳を近つけてサーというノイズは聞こえません。

それより、出てくる音楽(演奏)を、いかに楽しく聞かせてくれるかの方が重要だと思います。

友人が持つサンスイ907X DECADEは、スピーカーから1m離れてもサーというノイズ(ただしキメの細かい爽やかなノイズ)が聞こえていましたが、本当に色の濃い「楽しい演奏」を聞かせてくれます。 聴きなれている曲でも新たな場面で感動してしまう自分自身に驚きました。 

 

この辺を読むと、開発は、かなり吟味されている様子が覗えます。 

上司に “今のアンプは、オーディオ的なサウンドとしては良いかも知れないが、音楽的観点で聴いてみると、やや音楽の流れがきつい、音楽的快感が今一歩!“ なんて言われたら、色々考えなおしますよね。

こういう観点で考えると、オーディオの本質的な評価は数字じゃないんだなって改めて思い知らされます。

 

 

 

 

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