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2017年5月22日 (月)

周回遅れでMUSES01、MUSES02を入手してみました。

世間ではMUSES03の話題で盛り上がっているなか、完全に周回遅れでMUSES01、MUSES02を入手しました。

これをアレキサンダー型電流帰還アンプ「ALX-03」に搭載してみます。

既に使ったよ。 というご報告も頂いていますが、安定して動作するかどうか。 また音はどうなのか。 という興味がつきません。 

Muses_a_2

<< 足が無酸素銅のため軟らかく曲がりやすい >> 

 

せっかくですので、電源トランス、整流基板も入れ替えてみます。

 

 

Muses_b

こちらが、今まで使っていた電源部です。 

特注で作ったRコアトランスで1個1万円以上しました。 これが残念なことに、コンセントの電源事情によりトランスからうなり音がでてしまいます。 エアコンなどでAC電源の波形がひどく潰れているのか、時間帯により 「うなりが大きいときと小さいとき」 があります。

静かな部屋で、ブーン、ブーン、とトランスから低音が響くのはあまり気持ちのよいものではありません。 

 

 

Muses_c

こちらがデジットさんのトロイダルトランスに入れ替えた写真です。 

 

こちらはうなりが出ません。電圧は整流後で約20Vになります。

トランスからの配線が長いのは、別の用途にも使おうと考えているためで、専用にするなら余長分は切った方が良いです。 一次側の110Vタップは、使っていないため、あまっているのですが、非常に危険です。 この写真ではよく見えないですが、カプトンテープで配線の先を養生したあと配線をグルグル巻いて、チャック袋を2重にして絶縁してあります。  もしシャーシーに触れていたりすると、シャーシを触ると感電します。 写真のように金属レバーのスイッチの場合、それもシャーシーに落ちているので、スイッチも触れません。 このトランスを使うときは厳重に注意ねがいます。

 

 

MUSES02の謎 と 動作の安定性

さてさて、本題のMUSES01、02の方です。

Muses_d

こんな感じで、わざわざソケットまで付いているという豪華さです。 秋月電子以外の入手ルートがなく、1社独占のため価格が下がりません。 

 

まず、MUSES02(バイポーラ入力)をALX-03に挿して動作を見てみます。

全く問題ない安定度です。  定常時の消費電流は約7.2mAでした。 DCオフセットも極小でDCサーボの出力電圧はわずか0.03Vです。 

MUSES02はデータシートを見ても等価回路が載っていないのと初段がPNP、NPNの表記がないため、入力バイアス電流の方向が不明です。 これでは、回路設計するときに困ります。 計測用OPAMPではないことは分かっていますが、微小入力や高インピーダンス入力にしたい時などでバイアス電流が問題になる場合、回路を設計できません。 今回、どちらなのか実際の入力バイアス電流を計測して判明しました。 MUSES02はPNP入力です。  ということで5532の改良版という訳ではないのも分かりました。

 

さてさて、OPAMPを入れ替えたら、終段のアイドリング電流を調整します。 今回は250mAに設定して試聴してみます。 

 

 

MUSES02の音

エージング殆どなし(約2時間)の状態の感想ですが、一聴して中音域の密度の高さを感じます。 その分、クリアさ、透明度、見通しのよさは一歩ひくような感じもするのですが、このあたりはエージングが進むことで解消されてくるかもしれません。 低音は少し暖かく量感があり、ベースラインの音階も明瞭につかむことができて妙に音楽性が豊かに感じます。

古い録音のCDで、音が少なく感じるような曲でもリッチな気分で気持ちよく聴けるというのはありがたいです。

もう少し大音量で聴くと、また違った面が見えてくるかもしれませんが、事情により現在は小音量での試聴です。 エージングが進んだころに聴いてみようと思います。

 

 

 

MUSES01は、じっくりと

MUSES01はFET入力なので、それ相応の回路にALX-03を改造する予定です。 

単に差換えで評価するのは失礼ですよね。  新日本無線の魂がこもったOPAMPですので、こちらも相応の覚悟で挑もうと思います。 

という訳で、MUSES01の方は、また後日報告いたします。  

 

 

 

100~500円くらいのオペアンプを色々使って音の変化を見たあと、最終的にMUSES01、02も使ってみるというのは、アリなのかもしれません。 

もちろん「価格が高い分だけ音がよい」 というのではなく、1000円以上のOPAMPは、それぞれの個性があると考えると良いのではないでしょうか。 

 

 

 

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パワーアンプ」カテゴリの記事

コメント

たかじんさん、ご無沙汰しております。

<MUSES01はFET入力なので、それ相応の回路にALX-03を改造する予定です。単に差換えで評価するのは失礼ですよね。新日本無線の魂がこもったOPAMPですので、こちらも相応の覚悟で挑もうと思います。>

 今年1月にコメントさせていただきましたが、まさにALX-03にMUSES01を単に差し換えて4か月が経ちました。
 MUSES02は、まだ試していませんが、たかじんさんの高評価を拝見すると一度試してみたいような...。
また、悪い虫が騒ぎ出しています。
 私にとっては、MUSES01搭載のALX-03は、もうこれ以上望まなくとも良いのではと思える程の音質と感じています。

 それが、たかじんさんの手によりMUSES01に最適化されたALX-03の音質がどうなってしまうのか、とても楽しみで年甲斐もなく興奮しています。
 記事にUPされますことを、楽しみにお待ちしております。


たかじんさん

大容量Rコアトランスのうなりは本当に困ったものですね。
私も過去に2万円強で180VAの市販Rコアトランスを手に入れてアンプを組み立てようとしたのですが、うなりがひどく、「ウーン」「ブーン」を通り越して「ビー」という音で再生音と同じレベルで発生し、全く使い物になりませんでした。あんまりなので購入先経由で製作元に問い合わせしたところ、構造上そういうものですとの回答でした。このRコアトランスは雑誌の製作記事でも紹介され、現在でも販売されているので、私のような電源環境の方は少ないのかもしれないが、それでも何らかの対処がなされてしかるべきと未だに思っています。

これが部品ではなく商品だとしたら、保証書が付いてこんなうなりが出たら一応修理対応してくれます。過去にAV製品を購入したら、うなりが出たので、メーカーに修理をお願いしたところ、トランスを交換して対応してくれました。

価格が安ければそんなもんだとあきらめもつきますが、2万円もするものが、事前に何のアナウンスも無く、そんなもんですと言われては・・・・
購入されたお客によって我慢できないうなりがでるかどうかは運次第で、そういうものですというのは、商売としてどうなんでしょうね。

前記のRコアトランスはリード線を根元から切って、燃えないゴミで出しました。
そこに新たに購入したEIコアトランスを入れた所、うなりは全く感じられませんでした。
それ以来、大容量Rコアトランスは怖くて使えません。今組み立て中のALX-03もEIコアトランスを使っています。大容量トロイダルコアトランスもうなりが出た経験があるので、私の環境でパワーアンプに安心して使えるのはEIコアトランスだけと思っています。

ところで、MUSES02の中で、
>DCオフセットも極小でDCサーボの出力電圧はわずか0.03Vです。 
と述べられていますが、出力DCオフセットが0.03Vということでしょうか?
0.03Vでは極小ではないので、0.03mVの間違いということでしょうか?

kurosan58 さん

入手が遅くなってしまいました。 とりあえずは02は動作的に問題ないようです。 発振もしていません。

01は、もう少しお待ち下さい。 


ジャンさん

トランスは、難しいですね。 EIコアはEIなりに良い面がありますね。 音は、一番芯がしっかりしているように感じます。
確かに、おっしゃる通り、うなりも少ないかもしれませんね。 EIコアで派手にうなっているのはあまり見たことがないような気がします。

オフセットの件は、アンプ出力のオフセットではなく、DCサーボ回路の出力部です。
回路図でいうとR10の両端の電圧。

ここに現われる電圧は、OPAMPの種類やばらつきによって違います。
もう片方のチャンネルの方を測ると、0.23Vありました。 単にオフセット電圧が低いものにあたっただけかもしれません。


たかじんさん

>オフセットの件は、アンプ出力のオフセットではなく、DCサーボ回路の出力部です。
失礼しました。
DCサーボ回路の出力電圧は、DCサーボをかけないときのアンプ出力のオフセット、DCサーボをかけたときのアンプ出力のオフセット、オペアンプの入力オフセット電圧とも相関があることは何となくわかるのですが、これらの間の数式的な関係を教えていただけないでしょうか。アンプ出力のオフセット電圧値を一番知りたいですが、DCサーボの出力電圧からどう計算していいのかがわかりません・・(汗)

ジャン さん

アンプ出力にオフセットが発生する要因は下記のものが考えられます。

・信号増幅側のOPAMPの+-入力端子からみた抵抗値の差
・カレントミラーの素子のバラつき
・PNP、NPNの特性の違い
・OPAMP自体の入力オフセット(品種による差と個体差もある)

などなど、各所の抵抗値の誤差なども影響してきます。 これら全てを数式に表わすのはちょっと大変ですので、勘弁してください。

DCサーボ回路は、これらの誤差を強制的に小さくする働きをします。

そのゲインはOPAMPのオープンループゲイン100dBから120dBくらい。
それと、R10抵抗に流れた電流がカレントミラーを介して電圧ゲインになる部分が、ざっと計算すると、50k/2.2kで23倍ほど。
その両方を100%帰還して、DCを押さえ込むように動作しています。

もし、1Vのオフセットが発生するような誤差があったとして、OPAMPの100dBのみで10万分の1。 つまり0.01mVまで小さくなります。

ところが、DCサーボのOPAMPに入力オフセットがあると、その分はキャンセルできません。
例えば、1mVの入力オフセットがあるOPAMPの場合、出力にもそのまま1mVが現われます。 ずれた場所をめがけてサーボをかけているようなイメージです。

また、R10の抵抗に流れる電流値も効いてくるので、R10の抵抗値を半分にして電流を2倍にすると、DCサーボゲインが2倍になり、結果、出力オフセットは半分になります。

いかがでしょうか。

たかじんさん

>などなど、各所の抵抗値の誤差なども影響してきます。 これら全てを数式に表わすのはちょっと大変ですので、勘弁してください。
そんな無理なお願いをしていたんですね。無知で申し訳ありません。

丁寧に説明していただきありがとうございます。
次のような理解でよろしいでしょうか。
アンプの出力オフセットは、ほぼDCサーボのOPAMPの入力オフセットとなる。
DCサーボの出力は、アンプの出力オフセットの約23倍となる。

例えば、MUSES01の場合、入力オフセット0.8mVtyp、5mVmaxなので、
アンプの出力オフセットは大体0.8mVtyp、5mVmaxとなり、
DCサーボの出力は、大体0.8mV×23=18.4mVtyp、5mV×23=115mVmaxとなる。

そして、件のMUSES02の場合、DCサーボの出力が0.03V(0.23V)なので、アンプの出力オフセットは0.03V(0.23V)/23=1.3mV(10mV)
という理解でよろしいでしょうか。
また、とんちんかんなことを言ってたらご容赦ください。

ジャン さん

おしいです。 DCサーボによって100dBから120dBほどDCが押さえ込まれているので、ほぼ、OPAMPの入力オフセット電圧までアンプ出力は低減されます。
100dBなら10万分の1。 120dBなら100万分の1です。 mV単位までしか測れないテスターには読み取れないくらい小さい値になります。 

ただ、自分の誤差(入力オフセット電圧)はキャンセルできず「そのまま」出力に出てきます。 これは、完全に個体差(バラつき)で、平均的には0.8mV以内に収まっているというのがtyp.  最大にずれても5mV。 というカタログスペックですね。

これ以上DCオフセットが出ている場合、かなり大きなオフセットが回路のどこかで発生していることになります。  
もしくは、DCサーボOPAMPの+-入力端子間に微小なリークがある可能性も否定できません。 数百キロΩから数メガΩくらいでもオープンループゲインが低下してしまいます。 ハンダのフラックスも取り除くくらいキレイにした方が良いです。

こちらの記事の続編、お待ちしています!
私自身はまだMUSES01は試していません(MUSES8920は試しました)。
他のFET入力のものをいくつか試したなかでは、OPA2604がもっともバランスが取れており、厚み、リアリティ共に感じられて現時点でのリファレンスになっています。ご参考まで、8920はちょっとハイ上がり気味で、綺麗なのですが薄い感じに聞こえました。
うちでは入力のC0は取り去っています。また、R30,R31も取り去って、電圧増幅段には安定化した電源を直接与えています(私の構成では、こうしないとどうしても「ブーン」という電源のハムが取れなかったからです。無音寺にしか聞こえない程度ではありましたが)。この電源構成にすると、ハムは全く聞こえなくなり、同時に低音の量感が増します。しかし、一方で、演奏の迫力、存在感、ハッとする感じは、若干減退する感じです(DC-Arrowを使えばよかったのかも?!)。難しい&面白いものですね。
MUSES01もそのうち試してみたいと思っていますし、音のバランスを取っていく過程についてもかなり興味があります。続編、楽しみにしていますね。

takamacさん

OPA2604は、私も初期の頃試していました。 どうしてもクセが取りきれず、途中で切換えてしまったのですが、あの音が好きな人も沢山いると思います。

ハムノイズの件ですが、問題なく動作しているときは、10uVちょっとという残留ノイズで、スピーカー出力に直接ヘッドホンを接続してもハムは聴こえないレベルになっています。 もしハムが出ているというのであれば、どこかに不具合を生じている可能性もありますのでご注意下さい。

電圧増幅段のみレギュレートした電源を使うという手は、高級オーディオではよくある構成です。 ALX-03のTP1,TP2はそのための端子として使えるように作っていますので活用して頂けると嬉しいです。

現在、MUSES01よりも02の方が好みの音になってきていますので、お楽しみに。

はい、しっかりTP1とTP2、GNDとセットで使わせていただいています!
ALX-03完成直後の火入れではACアダプターを使ったのですが、その時はノイズを全く感知できませんでした。一方で自作のトランス電源を使った時に初めて聞こえるレベルのハムが出たため、発生源は電源だと思っています(今この電源はパワー段にのみ使っています)。TP1,TPにクリーンな電源を直接入れるようになってからは、問題なくなっています。
2604、クセとおっしゃられている部分は確かにわかりますね。そこから抜け出してみたい自分もいるように思います。
MUSES02は、まだ手元にないなぁ(01もないですが!)。02だとC0を戻さないといかんですね!いずれ、ぜひ試してみたいです。

連投すみません。。
このALX-03の初段PSRRはどれくらいになりますか。
もしもそれなりの高さがあるとすると、問題はやはり回路か・・・ということになりますね(痛っ!)。

takamacさん

OPA2604は、妙なヌケの良さがありますよね。
MUSES02は価格が高いので無理して購入するほどのものではないかもしれません。

PSRRはOPAMPを使っているので非常に高いです。 しかもOPAMPに入る電源をツェナーで定電圧化している部分だけで20dB以上はリップルを低減しているので、かなりのものと思います。

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