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2016年12月10日 (土)

Rコアトランス vs トロイダルトランス 同じ仕様のトランスを比較してみる。 音質はどう違う?

決戦は金曜日と決まってますね。 

あまり長い時間は聴きこんでいませんが、ざっと試聴ディスクを1周した時点での感想を書こうと思います。 

 

Toransform1 

トランスにエージング効果が出るのか? 

そこは見なかったことにして、早速、Rコアとトロイダルのトランスの比較をしていきましょう。 

 

どちらのトランスもフルディスクリートヘッドホンアンプHPA-12に最適な仕様にしています。

一応、仕様比較を書いておきます。

  Rコアトランス      トロイダルトランス

  TRS-12       HDB-25(6.3V)

1次側 100V        100V/120V

2次側 6.3V 1.6A x2    6.3V 1.6A x2

温度Fuse 115℃      85℃(復帰タイプ)

静電シールド なし      なし

重さ   0.61kg       0.67kg

 

Rコアトランスはボビンに巻き線を巻けるため、巻き線密度が高く、一定の品質が保たれます。 また、コアが外側にでている部分を機械的に固定できる(コアの振動を抑えつけることができる)特徴があります。 その代わり、コアが完全な円状になっていないため磁束漏れが一定方向(縦長方向)にでるようです。

 

一方のトロイダルトランスは、円状コアに均等に巻き線を巻いています。 想像がつくと思いますが、内側と外側で巻き線の密度が異なるため、製造技術により品質が良いモノ、そうでもないモノとがあり、トロイダルトランス=高品質とは一概には言えません。 また、コアが巻き線の中にフローティングされているような状態なので、高負荷時にはコアに振動が起こるといわれています。 

 

重量 対 出力パワー でいうとトロイダルトランスの方が若干有利なようです。  大出力パワーアンプの場合は、大抵トロイダルトランスが採用されています。 (コスト的な部分もあるかもしれません) 

レギュレーション的には、しっかりと巻き線を巻けるRコアが有利。 リーケージフラックス(磁束漏れ)では、円形コアのトロイダル有利です。

 

そんなウンチクはさておき、音の方の感想を述べようと思います。

あくまでも、HPA-12で使用した場合、かつ、偏った試聴曲による感想ということをご了承下さい。 

 

■Rコアトランス

芯がしっかりしていて、音の粒にパワー感がある。 とくにJAZZピアノの色ノリがよい。 ベースやバスドラムの振動が腹の底に響くような感覚。 中高域には透明度があって見通しが良く、すっきりした感じがある。 どちらかと言うと、ひつとひとつの楽器を分解して表現する。

 

■トロイダルトランス

低域の柔らかさと重心の低さがあって、女性ボーカルものが際立つ。  アタックの強い楽曲をガンガンに聴きたいという要求だとRコアに一歩譲る。 濃厚なのに嫌味がなく、音楽にどっぷり浸るには、こちらの方が良いかもしれない。 

 

という感想でした。 もしトランスにもエージングが必要ということであれば、この比較はアンフェアになりますが、傾向として、この特徴は大きく変わらないのではないかと思います。 意外にも、全体的に賑やかさを感じるのはトロイダルトランスの方でした。 

 

なかなか面白い実験ができて楽しかったです。

 

 

あっ  12時をまわって土曜日になってしまいました。。。(涙 

 

<<注意事項>>

AC100Vを扱うときの安全面に関して、こちらも一読下さい。 

このトロイダルトランスの120V線(赤) は使わないときは、しっかりと絶縁処理して、どこにも触れないようにしてください。  短く切ってこのような絶縁被覆付き閉端接続子を使うのもひとつの方法です。  ビニールテープを巻いておくだけだと、粘着力が落ちた1~3年後には剥がれてくると思ってください。 

くれぐれも感電事故のないようお願いいたします。

 

 

 

 

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トランス」カテゴリの記事

コメント


わざわざ時間を取ってまで確認していただきありがとうございます。

昔から、トロイダルは優しい音とかよく言われますね。RコアはFET、トロイダルはトランジスタと言った感じでしょうか?ヘッドフォンで言うところのベイヤーとゼンハイザーとか。もちろん、前後の組み合わせや、ケーシングなんかを含めた、トータルバランスで音作りをしていかなくてはならないんでしょうが。一旦ケーシングしちゃうと、トラブルでもない限り、トランス変えないですからね(w

パーツ屋さんで、Eコア?普通のトランスを寝かせて平べったくしたみたいなヤツを見たことありますが、あれはどんな感じなんでしょうかね。トランスもねじ止め考えた方が良いのかな?いつもは、トロイダルを両面テープで張り付けているので、剥すのに一苦労です(w

ScrapHearts さん

FETとバイポーラトランジスタの差異という例えは、なかなか良い発想ですね。 
確かに、そういわれると、そういう風にとらえることもできるかもしれません。

通常、アンプを自作するとき、音質を変える部品のひとつとして抵抗やコンデンサは交換することが多いと思いますが、同じ仕様のトランスで形式の違うものへと変更することは稀ですね。 

薄型のEIトランスもありますし、カットコアは薄いです。

構造的にはカットコアとRコアは似いていて、カットししてあるほうが製造しやすいのでコストが安くできるはずなのですが、調べてみると逆に高かったりしますね。

たかじんさん、こんばんは

バランス仕様のHPA-12をケーシングする時に電源を変更しようと思い、トロイダルトランスも購入済みです。
せっかく基板が2つあるのでRコアとトロイダルの比較実験をしようと思っていたのですが、既にやられていたのですね。

ちなみにトロイダルトランスは2つ購入し、左右で電源も分けるつもりです。本当はRコアでやりたかったのですが、高くて2つは買えませんでした(笑)

トロイダルは巻き幅が広い分巻線間の分布容量も大きいことがあるそうですね。静電シールドも困難なのでノイズの出入りはほかの種類のコアとで違いがありそうです。

vasovaso さん

音質的な部分は、個人的な感想ですので、一番良いのは自分の耳で聴いてみることだと思います。 予想通り、変化は大きかったです。

昔はトロイダルも高価だったと思うのですが、近年、海外製の安いトロイダルが出てきて、こういった電子工作としても使えるようになったのが嬉しいですね。


ダンベルカール さん

お詳しいですね。 1次:2次間のノイズ伝達という点では、フォノアンプクラスだと大きな影響力になるかもしれません。

巻き線密度が上がらないと、どうしても銅線を沢山巻く必要がでてきてしまい、銅損もRコアと比べると大きくなりそうです。


こんばんは、たかじんさん。

余った配線の処理、ブチルを巻いてエクシルチューブを被せた状態では弱いですかね?確かに、なんかの拍子に力が掛かってすっぽ抜けなんてありえそうですし。絶縁被覆付き閉端接続子も部品箱に用意するように心掛けますます。ところで、スイッチやインシュレットの被覆処理はどうするのが正式なんでしょう?熱収縮チューブだったら、がっちり食い込んで外れそうに無くて良さそうですが、耐熱性に問題ありそうですし。こここそ、ブチル+エクシルチューブ+アセテートクロスとかが正解でしょうか?

ScrapHearts さん

収縮チューブ(難燃スミチューブ)は、耐熱性、絶縁性ともに優れているので、大丈夫だと思います。 ただ、抜けないように気をつけなければいけません。 アセテートテープでスミチューブが抜けないように巻きつけると良いと思います。

ブチルは、良く分かりません。 素材が柔らかいので、薄い形状だと銅線が突き破って出てきませんか? 

スイッチなどの配線部は、ハンダ後、スミチューブで覆うのは正解です。 


こんばんは、たかじんさん。

収縮チューブで十分とは思うんですが。昔、電気系の友人が、100V系はブチルで被覆して、ビニールテープで仕上げろとか言ってた覚えがあったので、大昔から工具箱に常備はしてあったので。ただ、これ使うと、剥すとき一苦労ですが(w 名前からしてゴムのテープなんですが、どっちかと言うとテープ状のパテなんで、被覆性は十分じゃないかなと思っています。メンテナンスを考えると収縮チューブの方が断然ですね。気になって、色々調べてみたんですが、収縮チューブにも色々あって面白いですね。ガキの頃、ラジコンのバッテリーの軽量化で、ブラスチックケースをばらして、青竹竿用の収縮チューブで組み替えしてたのを思い出しました。美しい仕上げの為にも、耐熱性の高そうな物も用意しておくことにしときます。


昔、ドライヤーのコードを何かに挟んでつぶれてたのを見つけて、外観は大丈夫だけどと、確認の為にグリグリしてたら、バチバチとショートして部屋の電気が数回点滅してブレーカーが落ちた事があります。この時、YAMAHAのAVアンプがお亡くなりになりました(w。十分に注意するに越したことはありません。オフセット調整のドライバーが100V部に触れたらと思うと、、、(怖  皆さんも、十分注意してください。

ScrapHearts さん

収縮チューブもビニルテープもブチルも、色んな種類が出回っていますね。 用途をちゃんと見て絶縁用のモノを使えば問題ないと思います。 粘着テープ系は粗悪品を使うと、粘着性が数年で落ちてはがれてきますので注意が必要です。 

またアンプ内は温度が上昇することが多いので、粘着テープものは避けておくほうが無難とは思います。 (温度が高いと粘着性が落ちるため)

実際、AV機器の中にはそういったテープで活電部を絶縁するということはありません。 ポータブル機器でポリマー系バッテリーの端子などごく一部でカプトンが使われる程度です。

昔は屋内配線などでもビニールテープが使われたと思いますが、近年では上記の絶縁端子、リングスリーブ+トーメーキャップなどの絶縁キャップ系が多いのではないでしょうか。 あとあとべた付かないというメリットもあります。

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