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2014年3月 1日 (土)

IrBerryDAC と命名

RaspberryPi用のDAC基板を命名しました。 

 

 IrBerryDAC 

 

Pcm5102_06 

相変わらず、ネーミングセンスの無さは身にしみております。 ツッコミなしでお願いいたします。 最初はiBerryDACにしようと思ったのですが、「iBerry」がブルーベリーを使ったサプリメントなどやスマホ関連で多数ヒットしてしまったので断念しました。

さてさて、みなさんお待ちかねの音の感想を書こうと思います。

 

■はじめに

ハイレゾ音源を色々もっている訳ではないので、CDからリッピングした44.1kHz 16bitの音源を聴いた感想になります。 このDACの出力は2.1Vの電圧出力となっていて、アナログ部は抵抗/コンデンサの1次LPFのみというとても単純なものです。

リファレンスの通り470Ω/2200pFという組み合わせを使いました。 このLPFに使用する抵抗やコンデンサの種類によって音の傾向が変わる可能性があり、更にはDACへ供給している電源にも影響される事を考えると、ここで書く音質が絶対的な傾向を示すものではないことをご理解頂ければ幸いです。

 

■第一印象

響きが綺麗で空間が広いです。 地響きのような超低音も誇張することなくずっしりと構える。 中高域は全くもって素直。 艷やかとか、きらびやか、という癖があるような雰囲気は感じられません。 また、1bit-DACにありがちな、爽やかだけど力がないということもありません。 この空間の広さはRaspberryPi+volumioの持っている特徴が出ているようにも思います。 比較するとALIX+voyageMPDの方が、フォーカスがビシッと合うような感覚があるので、多少、左右に広がっているのかもしれません。 

 

■デジタルフィルタ切替

PCM5102Aには、内蔵デジタルフィルタが2種類あります。 ノーマルと低レイテンシ。 ノーマルは従来型FIRによる直線位相のフィルタ。 低レイテンシは、MP(Minimum Phase)フィルタとかプリエコー・レス/プリリンギング・レスのフィルタの一種です。 

Pcm5102_filt

このフィルタ切替をリモコンから行えるようにしましたので、リスニングポイントで任意のタイミングで変更出来ます。  興味深いことは、これだけフィルタ特性が違うのに、殆ど違いを感じられない曲と、わりと変化がある曲とがありました。 低レイテンシモードでは、空間はさらに広がって、高域に若干のクセを持ってキレが出てきます。 そして存在感が増したボーカルが浮かび上がるような空気感は、良質のアナログっぽさをも彷彿させ、聴いていて心地がいいです。 

ただし、傾向としては僅かに明るめ(爽やか)な音調になりますから、曲によって使い分けるというのが良いのかもしれません。 低レイテンシをデフォルトとして、落ち着きを感じたい曲だけノーマルを選択するというのが私の使い方になりそうです。

 

■volumioのリサンプリング機能

volumioにはソフトウェアでリアルタイムにアップサンプリング(リサンプリング)する機能があります。 I2S接続時はCPU負荷が軽いので、このリサンプリングを使っても192kHzまで音飛びしませんでした。これはPCM5102A内蔵のデジフィルによってアップサンプリングするか、ソフトウェアでアップサンプリングするかの違いと考えてよいでしょう。 

44.1kHz、48kHz、96kHz、192kHz、16bit、24bit、32bitと、DAC内蔵のノーマル/低レイテンシフィルタと、様々な組む合わせが考えられますが、結論から言うとソフトウェアによるリサンプリングOFF時が落ち着た音でした。 PCソフトを使ってアップサンプリングしたデータを再生すると、また違った結果が得られるのかもしれません。 根暗な録音の楽曲を意図的に賑やかにする目的で、このリサンプリングを使うという手段もあるかもしれませんが 「基本はOFF」で良いと思います。

 

■総括

とても素直な音の鳴らし方で、アナログっぽい音です。 クセが少ない分、少し物足りなさを感じるかもしれません。 プリアンプなりパワーアンプで色付けするのであれば、素材としてはそこそこ優秀なものと思います。 1bitDACのように音が優しくなりすぎない点も良いと思います。 

私がリファレンスで使っているCDプレーヤー(NEC CD-10)の音を超えたかというと、それは好みの問題になります。 デジタルっぽさ全開の力強さ、アタック音の明確さがPCM5102Aでは幾分少なく、パーカッションが目立つ楽曲ではもう少し色が欲しい。 

クラシックやジャズ、POPS、女性ボーカル、ピアノ曲では音の繊細さや空間の広さが心地よく、しかも情報量もそこそこあるので聴き応えはあります。 特に近年のPOPSにありがちな激しくクリップしているような曲でも、破綻しないで難なく再生する辺りは新世代のDACとして出来の良さを感じずにはいられません。  

最高級の音を求めるのではなく、心地よく聴けるプレーヤーが欲しいというのであれば、RaspberryPi+volumio+IrBerryDACはおススメできると思います。

 

 

 

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他の方の記事も興味深いものがあります。


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IrBerryDAC」カテゴリの記事

コメント

たかじんさん

待ってました!
本日、RaspberryPiが到着し環境設定も終わりました。

(Zigsow見てね)

βテスター募集なら真っ先に応募いたします!

たかじんさん

こんにちは、東池のたなごです。
基板の頒布、キット化の予定はありますか。

「HiFiBerry Digi」を注文したのですが、出荷直前に不具合が見つかったようで、納期が3月下旬になると連絡があり、がっかりしていたところですが・・・。
「IrBerryDAC」で一気に元気が出てきました。
早期の基板の頒布などを希望します。

なに? この製品開発の安定感!
清潔感のある実装配置は製品価値を高めますねえ。
高音質なのに、懐にもスペースにも優しそうで、現物を拝むのが待ち遠しいです。

mr_osaminさんはLinuxに素養があるし、デバイスを見極める探求心がお強いのでたかじんさんと協力して開発して頂けると、私ども単なる自作erには有難いですね~。

その前にRaspherryPiとSDカード入手(手持ちUSBのWiFiアダプタは使用例有ったのでラッキー)してvolumioの導入まで行ってないと!

↑CR-Xさん?w

あれ、名前入ってない?
mr_osaminご指摘の通り、3番目は私ですw

CR-Xさん

やはりw

>清潔感のある実装配置は製品価値を高めますねえ。

この表現イイですよねぇ、ホント、そう思います。
整然と並んだ部品配置にセンスを感じます。

また、そういう見てくれ=高音質
という法則が成り立つのではないかと思います。

はじめまして
リフローのオブションがあるとうれしいです。

mr_osaminさん

もうRPi入手されたんですね。 Betaテストといいますか、物は完成しています・・・
現在、マニュアル作成、紹介ページ作成をしているんです。
まじめにつくらないといけない部分ですよね。 意外と。


東池のたなごさん

頒布目前といった所です。 もう数日お待ちください。


CR-Xさん

ありがとうございます。 基板レイアウトは実際に音へと影響がありますから、毎回気をつけるポイントです。 今回の基板はアナログ部分が少ないので、さほど時間はかかっていませんけど、電源も手抜きはできない部分と思います。


よすよす さん

そうですね。 検討してみます。 初回ロットは枚数が少ないので、私のハンタ付け代行でいかがでしょうか。 先日のブログ(2/22)のPCM5102アップ写真程度のハンダ付けですが。

たかじんさん

>もうRPi入手されたんですね。

はい、そろそろかなぁと思って注文しておきました。
いいタイミングです!

>現在、マニュアル作成、紹介ページ作成をしているんです。

部品表は来週公開されると個人的にはありがたいですね。
秋葉原行くタイミングがあるので(せかしてどうする?)

こんにちは

たかじんさんはCD-10をお使いなんですね。
以前にラジ技誌でTDA1541Aの応用回路を見つけたので紹介する記事を書きました。
http://seesaawiki.jp/w/hdot/d/TDA1541%28A%29%a4%ceTweak%a5%ca%a5%ab%a5%df%a5%c1%a4%ce%a5%aa%a5%d5%a5%bb%a5%c3%a5%c8%a5%c7%a5%b0%a5%ea%a5%c3%a5%c1%cb%a1
改造になりますが、試してみては?

たかじんさん

そうそう例の赤の固体コンFPCAP6.3V330µFですが
Digi-Keyの表面実装品しか売ってるところが検索できません。
>ここは送料が高いんです。
これはkitに添付されたりしますか?

mr_osaminさん

初版マニュアルは完成しました。
http://nw-electric.way-nifty.com/blog/irberrydac.html
こちらからどうぞ。

henさん

お久しぶりです。 CD-10は、大学時代にバイトして初めて買ったCDプレーヤーなので、記念にとってあります。 すでに20年以上この音を基準にしてきました。 基準が変わってしまうと評価があいまいになってしまうかもしれない。 と考え壊れるまでは手をいれずに行こうと思っています。 2台目を購入という手もありますが、そこまでNEC信者ではありません(笑   良くも悪くもひとつの基準にしているだけです。

CR-Xさん

赤いコンデンサはしゃれです。 まるはさんの言うように色を合わせただけです。 
付属部品については、上のリンクのマニュアルの中の部品表をご覧下さい。
本当は、ASRockのマザーボードについている「ゴールドコンデンサ」が欲しかったのですけど、入手できません(笑
恐らくオーディオ用のコンデンサの方が音は良いと思います。 容量は100uFあれば十分足りるはずです。

たかじんさん

部品表作成お疲れ様です。

WIMAとFPCAPの赤が刷り込まれてしまいました。
しゃれなのかあ、憎いなあ、デフォで良かったのにw
FPCAPはわざわざプラベースを外して使われたのですね。

失礼、FPCAPは部品表のリンク見たらリード品があったのですね。

CR-Xさん

FPCAPはスイッチング電源用のコンデンサとしては優秀と思いますがオーディオ用途としては、良く分かりません。 
十数年前、OSコンが登場したときに、やはり話題になって会社で複数人集めて試聴室で聞き比べをしていたのでお邪魔させてもらったのですが、当時の見解としてはエルナーの標準品(最も安いオーディオ用)にすら負ける。 という結果でした。 OSコンがメーカー製の製品に殆ど載ることがないのはそういう理由だと思います。 うるおい感が消え去っていました。

WIMAは、私はそんなに悪くないと思っているのです。 けど、酷評されている人もいますので、あくまでも好みだと思います。

たかじんさん

私も電源平滑コンの音質調整に最後の1個OS-CON加えて
音の暴れとか締りをコントロールしたりしますので、
そのご説は判ります。>低ESR品ある意味忠実度は高いのでしょうが。
2chで「雑味も聴いてる(効いてる)だよね」と言ったら馬鹿にされましたけどw

迷った時はWIMAにしとくと活きが良い方向になるので間違いないですね。緑基板にも映えますしw

部品表ですが
・LEDのD2は点灯=低レイテンシですが
・LEDのD1は電源入れたら点灯=パワーインジケーターと考えれば良いですか?

度々すみません上は私の投稿ですm(__)m

いろいろあるようですね、なんてw
あとは頒布の公開を待つだけになりましたよー

CR-Xさん

ですね。 結局は、どの音が本当なのかは分かりません。 聴く人が自分の好みで選択して、最終的に好みの音になればいいんだと思います。 

D1のLEDはプログラム次第です。 
現在は、OS起動時に低速ブリンク。 
起動が終わったらフラッシュして消灯。  
その後、リモコン受信インジケータにしています。

たかじんさん

ご回答有難うございます。
IR受光部とLEDはケーシングする時は毎回悩みますね。

パーツリストですが、U2の書込済みマイコンの18PINソケットも選択パーツとして記載あった方が嬉しいかもしれません。
アップデートが無いとも限りませんし。

今回の基板詳細寸法の記載は大いに助かります、感謝!

この基板、I2S入力がもう一つありますね。
WaveIOって書いてありますがw

CR-X さん

ですね。 volumioがベータ版なので仕様変更は十分に考えられます。 PICソフトウェアも複数のバリエーションが今後出てくるかもしれません。 好んで人柱になりたい人はPICライターを購入してもらった方が良いかもしれません。 マイコン用ソケットは追加しておきます。 

mr_osaminさん

WAVE IOのI2S出力にはアイソレータが入っているため、I2Sの受信側から電源を供給してあげる必要があります。 その電源供給ポートも備えてダイレクトに繋げられるということでそういう記載にしています。 それ以外のI2Sも入力可能と思います。 信号電圧は3.3Vです。 

たかじんさん

>好んで人柱になりたい人はPICライターを購入してもらった方が良いかもしれません。 

人柱・・・いいかもw
ただ、今後は流動的という話ですね。
バイナリをDLできるようにしてもらえば、PICを手元で書き換えられるのでそのほうが手軽かもしれません。

>WAVE IOのI2S出力にはアイソレータが入っているため、I2Sの受信側から電源を供給してあげる必要があります。

なるほど。
バスパワー給電で動作可能な基板の場合は、それは不要ということですね。
WaveIOではない、別のXMOS基板の導入を考えているので、いろいろと構成を考えてみます。

mr_osaminさん

そうですね。 ソースと一緒にバイナリも付ける予定です。

アイソレータ用の3.3V電源供給は、USBのバスパワー/セルフパワーとは別のものです。 ちょっとややこしいですが、WAVE IOのI2S出力にはアイソレータ(信号絶縁IC)が載っていて、基板を動作させる電源とは別にI2S信号を出すための電源が必要なのです。

GNDを切り離せるので、GNDを伝ってくるノイズの混入を防げるメリットがある反面、受信する側からアイソレータ用の電源を供給してあげなければならない。 という面倒なものなのですが、IrBerryDACは直結できるようしました。

その他のI2S信号も電圧が3.3Vなら殆どの場合、問題ないと思います。 

I2S関連でマニュアルを更新しました。 


まあ、外部にXMOSを増設するメリットは微妙です。 というのも、システム価格が2倍になってしまうからです。  お遊びや趣味の範疇で楽しんでください。 

たかじんさん

>WAVE IOのI2S出力にはアイソレータ(信号絶縁IC)が載っていて、基板を動作させる電源とは別にI2S信号を出すための電源が必要なのです。

なるほど、そういうことなんですね。

>まあ、外部にXMOSを増設するメリットは微妙です。 というのも、システム価格が2倍になってしまうからです。  お遊びや趣味の範疇で楽しんでください。 

もともと、別の目的でDSD出力を使うつもりで考えているので、IrBerryDACへの流用は寄り道程度です。

>CD-10は、大学時代にバイトして初めて買ったCDプレーヤーなので、

きっと思い出の品なのでしょうね。大切になさってください。

mr_osamin さん

なるほど。DSD出力つきのXMOSですか。 combo384とか、そういう系でしょうか。 価格もお手ごろで、面白いチップ構成のDDCですよね。 

henさん

たしかにCD-10は、私をオーディオに引きこむだけの魅力がある製品だったと思います。
A-10Xもデザイン的に似合うので欲しかったのですが、結局、音すらまともに聴いたことがありません。 サンスイの魅力にとり付かれていたんですよね。当時。 

デジタルフィルタ切替 のところに、 『このフィルタ切替をリモコンから行えるようにしました』 とありますが、リモコンとは何を指すのでしょうか???素人の質問で申し訳ありません。

Komotanさん


説明が足りなくて申し訳ありません。
http://nw-electric.way-nifty.com/blog/irberrydac.html
こちらより、マニュアルをご覧下さい。

標準ではアップル社の小型リモコンへ対応しています。 PICプログラム次第で、他のリモコンへ対応させることができます。 同じNECフォーマットを使ったリモコンへは、比較的簡単に変更することができると思います。

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