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2013年9月28日 (土)

プリアンプの意義

高級機では、プリアンプとパワーアンプが分かれているセパレートタイプのアンプが常識となっています。 プリアンプとパワーアンプを分ける意義、そもそもプリアンプが必要かどうか。 
 
今日は、そのあたりについて個人的な意見を少し書こうと思います。
 
Mcintosh01
 

 
 
プリアンプの機能の一つとしてフォノアンプがあるのですが、レコードが廃れてしまった現在、このフォノアンプがないプリアンプも沢山あります。 一応、その違いを明確にするために、ラインアンプなんて呼んだりしているメーカーもあります。 
 
先日、掲示板で教えて頂いたものは、パッシブ・プリといって、セレクタスイッチと27型ボリュームやアッテネータが入っているだけのBOXまであるようです。 
 
すでに「プリアンプ」を名乗ってはいけないような気がしますが・・・
 

 
 
 
さてさて、
 
プリとパワーを分ける意義としては、プリ部で扱う微小信号をパワー部の大電力ブロックからの影響を受けにくくしたいというのがあると思います。 レイアウト的にも巨大トランスからのリーケージフラックスの影響を出来るだけ小さくしたいという点で有利になります。
 

 
モノラルパワーアンプを2台という構成もとれるので、大電力ブロックが左右で影響することなく独立できるというメリットはかなり大きいです。
ただし、通常、プリアンプからの出力電圧はとても小さくなりますから、プリとパワー間のケーブルは気をつけなければなりません。
 
A200
 

   

次に、プリアンプ自体が必要か否か。上記パッシブBOX、もしくはパワーアンプにボリュームが内蔵されている場合は、いわゆる「プリアンプ」がなくても、音量調整が可能です。

 
では、プリは本当に要らないのか。 これは意外と難しい問題です。何故ならば、パワーアンプも低インピーダンスで駆動されている方が条件的には良いからです。 
ところがプリを入れるとアンプが1つ余分に入る事になり、余計な音の付加(歪やノイズの付加)となる可能性も捨て切れません。 
 
また、そのプリアンプだって低インピーダンスで駆動してもらいたい訳です。 じゃぁ、プリをドライブするプリプリアンプを・・・と、信号を通すアンプの数か増えているだけという解釈もあります。パッシブBOXの存在意義は、この辺りにあると思います。
 
 

 
 
 
実際、市販のプリメインアンプでは、プリ部をちゃんと作っていたメーカー、逆にプリ部を省いてシンプルにしていたメーカー、オペアンプでお手軽にプリを作っていたメーカーがありました。 プリ部も1段だけでトーンコントロールを実現しているものから、フラットアンプとトーンアンプを別々に用意して、トーンアンプをバイパスできるようにしているものなど形態はさまざまです。
 
 

90年代のプリメインにあったダイレクトスイッチなどは、このようなトーン部、バランスボリューム等をバイパスするものが多かったと思います。
個人的にはシンプル&ダイレクトな構成の方が好きですが、音質的な観点からすると何とも言えません。 プリを挿入することで、明らかに音に色が付き、躍動感が増すようなことが起きるからです。

 

無色透明で何も足さない、何も引かない。 という増幅は現実問題、難しいと思います。配線、コネクタひとつで音が変わるので、きっと基板の銅箔でも音が付いているんだと思うからです。 PC-OCC銅箔基板とか、99.9999OFC基板とかがあれば面白いのですが・・・

   

結局は好みで、プリを入れるか、パワーアンプダイレクトかを選択するしかないのでしょう。プリを多機能にしてオーディオ機器のHUBのように使い、パワーアンプには真空管アンプを棚の上に飾っておくような配置で使うなんていうのにも憧れますね。

 
いや、むしろ、プリを真空管で組んで、パワーアンプはDクラスアンプにするなんていうのが現代の正しいオーディオの姿なのかもしれません。

 
 
 

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コメント

たかじんさん


私もできるだけダイレクトでシンプルな構成が良いと思います。
以前使っていたプリアンプからパッシブプリに変更したときに、情報量の違いに驚いたことがあります。
これは、悪い例だと思いますが。

また、LP時代はフォノイコライザーが必要だったので、プリアンプの意味はそこにもあったと思います。
デジタルオーディオ時代になって、セレクター機能はデジタル信号部で切り替えることができるようになったので、プリアンプの意義は次第に薄れていっているように思います。


>いや、むしろ、プリを真空管で組んで、パワーアンプはDクラスアンプにするなんていう
>のが現代の正しいオーディオの姿なのかもしれません。

この発想おもしろいですよね。
ディスクリート、真空管、オペアンプ、これらがハイブリッドな構成として組める時代ですから。
真空管のプリは個人的に興味があります。

>いや、むしろ、プリを真空管で組んで、パワーアンプはDクラスアンプにするなんていう
>のが現代の正しいオーディオの姿なのかもしれません。

頒布基板ありがとうございます。トランスも楽しみにしております。

私はPCオーディオというか、雑誌付録USB-DACから戻ってきたために、まさにその構成です。
プリは真空管(12AU7)で音に色を付ける、ラインセレクトとして使う、アッテネータを使用するため、の3点を目的に使用しています。
パワー部にはTA2020系を色々やりくりしながら使っています。パーツなどで音をいじろうとしても、真空管より遙かに安く交換できますし。
安くおもしろく遊べるようになり、いい時代だなぁと感じております。

降霜さん
mr_osaminさん 

返信が追いついていなかったようで・・・ すみません。

真空管プリは、良さそうですよね。 古くはマランツ モデル7などが有名ですが、
程度の良い個体は、いまだに活躍しているようです。 

TA2020も、上手に使うと結構よくなるみたいですね。  デジタルアンプなんて
言っているけど、とてもアナログ的な要素の多いアンプだと思います。 
パーツを代えるとそれに答えてくれるように音が変化するというのは、とても楽しいですね。
 

たかじんさん


ハイブリッドではなく、「トライブリッド」が面白い気がしています。

HyCAA+TA2020とか。


あれ?ディスクリートはどこへ行った?w

パッシブプリは、あると便利です。

ケース込みで二千円あれば作れますし・・・。

380000円のパッシブプリとか、私には良く分かりません。
パッシブプリなのに、ダイレクトスイッチがついてるものとかも、良く分かりません・・・。

mr_osamin さん

>HyCAA+TA2020とか。
真空管部分がディスクリートですよ。 大丈夫。大丈夫。

若輩者さん

>380000円のパッシブプリとか、私には良く分かりません。
何でしょうね・・・

そういえば、信号トランス式アッテネータなんてのを、どこかのwebサイトで見ました。
抵抗のようにロスらないのでイイって書いてました。
なるほどなぁ って思ったのですが、どこで見たのか・・・ 不明です。

ちなみに東京光音電波あたりのアッテネーターも、単体で5万円くらいする
らしいですから、そういうパーツを組み合わせていけば、売価30万円になる
かもしれません。


たかじんさん

>>380000円のパッシブプリとか、私には良く分かりません。
>何でしょうね・・・

名前を失念していたのですが、検索しました。
CELLO ETUDE 定価\378,000です。

http://soundlee.com/item/item_244.html
ここに中身の写真があったのですが、確かに抵抗式のアッテネータが入っているみたいです。
別に詰まっている必要はないとは言え、殆ど空っぽ。もっと小型化しても良いのではないかな、と思いました。重い必要があるなら、錘入れれば良いと思いますし・・・。

若輩者さん

こ これは。 ひどい。 ぼっ○くりだ。  ケースにもアッテネータにも
お金がかかっている様子がないですね。 
こういう製品があるから、オーディオは白い目で見られるのかもしれません。

スピーカーケーブル3mが247万円とか・・・ ありえない。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20131004_618170.html

川越シェフのレストランの水 1杯800円がかわいく思えてきます。

私が持っているエルサウンドのパッシブプリはかなり良心的ですね。
同じものをケース含め、自作しようとすると定価の七割くらい占めますから。

Dear mr_osamin

EL-SOUNDは、アルプス電気のとんでもないボリュームを使っているみたいですね。私の自作パッシブプリはRK27なので・・・

先の38万円は、評判が良いみたいですが、たかじんさんがぼっ○
くりと判断したということは、価格の大部分はブランド料金なのでしょう。

最近は、ケース代が高いアンプが増えている気がします。所有満足度に重きが置かれているのでしょうか。良い風潮とは思いません。

若輩者さん

>EL-SOUNDは、アルプス電気のとんでもないボリュームを使っているみたいですね。

RK50ですね。メーカー直販でも結構なお値段です。
私の持っているプリはRK27(4連)がついています。

若輩者さん
mr_osaminさん

>EL-SOUNDは、アルプス電気のとんでもないボリュームを使っているみたいですね。
アルプス50型を使っていて、この値段なら良心的のように思います。

27型も、それだけを使っていると満足なのですが、40型と聞き比べると、あれって
なります。  50型は聴いたことありません。  確かサンスイの昔の607は40型を
使っています。 その後の907では27型へとコストダウンしています。

たかじんさん

40型無き今となると、27型は貴重ですね。
しかし、50型は今も製造中のようです。

50型4連でたしか、6.5万・・・


VOL-12のほうがイイですw

確かに。 40型とMUSES72320とでは、思っていた以上に差がありました。
電子ボリュームが高級機で使われる訳ですね。

基本的にプリアンプが必要か不要かは、20年来の研究結果、以下の条件に合った方は、プリ不要と思われます。

①高級CDプレーヤーを使っており、プレーヤーの出力インピーダンスが50Ω以下と低く、十分な出力環境が得られている。
②小、中音量派であること
③躍動感ある色付けよりも自然で生々しい音を求める人
④パワーアンプでバイアンプ駆動を行っている
以上の4条件がそろっていれば、200万円クラスのプリアンプ使用よりも、10万円クラスのよくできたアッテネーター直結のほうが、多くの点において間違いなく、高水準な音が聴けます。

※残念ながら、多くのオーディオ店の圧倒的意見がプリアンプ使用に肯定的なのは、首を傾げざるをえません。販売を意識した意見としてそのように言うのでしょうが、上記の条件に近い方は、ぜひ一度試されてみる価値はあると思います。
次元の違うSN比と解像力、そして直結だと減衰するといわれる低音の力感も、決してそのようなことはないという事実が実感できると思います。あとはトライあるのみです。

エルトン・ジョンロードさん

貴重なご意見ありがとうございます。
フォノアンプが必要、ちょっとトーンコントロールをかけたい。という理由でプリアンプを使っているというなら機能的にプリが必要ですが、そうではないという人は、セレクタ+アッテネータでパワーアンプにつなぐというのを試す価値はありますね。

かくいう私も、プリは使っていません。 所有しているJVCのプリメインアンプも、内部回路はプリアンプがなく、セレクタ -> ボリューム -> パワーアンプというストレートなものになっています。

プロの皆さんのお話に迷い込みました.私はアナログ派で,今ガレージメーカー製(自作)プリと真空管のパワーアンプの組み合わせですが,特に低音に膜がかかったみたいです.そこでエルサウンドのパッシブプリアンプを見つけ購入手続きをしました.ところが皆さんのお話を伺っているとパッシブプリアンプはディジタルが主なようです.フォノイコを使うプレーヤーは,キレの良い音を再生してくれるのでしょうか?

べんちゃんさん

プリを通したほうが良いか、ボリュームだけをつけて音量調整したほうがよいかは、個人の好みによったり、アンプ側にも影響されると思います。 
真空管アンプのように入力インピーダンスが高い場合は、CDプレーヤーからボリュームを介してパワーアンプにダイレクトに入れると良い結果が得られる可能性は高いように思います。

ここで言っているパッシブ・プリは、単にボリュームと入力セレクタで、電源がありません。(コンセントから給電がない) ですので、デジタル(電子ボリューム)という可能性はありません。 

電子ボリュームではなく、ロータリーSWを使ったATTはパッシブです。 21ステップとか30ステップくらいの物がありますね。
http://www.ko-on.co.jp/products/kit/pdf/36RKIT-j.pdf

たかじんさん
ご返事ありがとうございました.私がよくわかっていないので下手な質問でしたが,要するに通常のプリアンプでなく,パッシブプリアンプによって,フォノイコを通したレコード再生が可能であればいいのです.パッシブに付属するボリュームを上げれば大丈夫ですね?その確認をしたかったのです.

べんちゃんさん

そういうことでしたか。 結論からすると、試してみるのが良いと思います。 フォノイコライザの出力がどの程度の駆動脳能力があるかで、音に影響がでますが、良い/悪いという2段階では表現できません。

真空管の出力であれば、パッシブプリ(というより、その中のボリューム)の抵抗値が100kΩ~500kΩくらいが良いと思います。 出力がOPAMPであれば、20kΩくらいまで低い方がノイズ面で有利です。 

フォノイコライザの出力レベルも1Vrmsくらいでるなら大丈夫ですが、150mV程度と古い機器のようなレベルだと、ボリュームを最大にしても音量不足になる可能性があります。

たかじんさん
「出力がOPAMPであれば、20kΩくらいまで低い方がノイズ面で有利です。」とありますが,手に入れようとしている製品は10kΩです.真空管アンプの中身も不明ですので,とにかく製品が届いて不具合があればまたお尋ねしますのでその折りにはまたご指導をお願いします.
 なおフォノイコライザはこれも真空管で,出力レベルの数値はわからないものの,これまで使用していたプリメインアンプ内臓の「もの」よりゲインが高いです.

べんちゃんさん

音が鳴らないというような不具合は起きないとは思います。 しかし、想定した音質がえられるかどうかという部分ですね。

こればっかりは試してみないと分からないですし、どこまで求めているのかも個人によりますね。

たかじんさん
いろいろアドヴァイスを頂きました上記アンプが手に入りました.結論,思い通りでした.フォノイコを通したレコード再生音もモヤモヤしないストレートで素晴らしいです.ただこれが最良なのか不明,つまり高音低音を調節するチャンデバ経由なので,まず二つのパワーアンプの音量設定(出力設定?)次がチャンネルデバイダーの低域と高域の設定があります.ソースによってそれぞれ変える必要もあるかもしれない.耳の判断で良いとは思うものの,一般的な高低のバランスを知る方法はありますか?ホワイトノイズとか言われてもやり方が,良く分からないといった状態です.

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