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2013年1月28日 (月)

BTLとは

サンスイ907を友人から預かっているのですが、このアンプはXバランスアンプという
名称で、バランス出力構成となっています。 いわゆるBTLに属するアンプです。

 

907x3

ネットで検索するとBLTバーガー(ベーコン・レタス・トマト)なんて出てきて、うまそうだな。って思いますが、順番が異なっています。 いや、そもそも食べ物ではありません。
 

 

BTLとは、バランス・トランス・レス 又は、ブリッジ・トランス・レス の略です。

わざわざ「トランスレス」なんて言い方しなくても良いと思うのですが、昔のアンプ(真空管)は出力にトランスを使うのが普通でしたので、トランスレス回路としてこの名称になったようです。

その他にもOTL アウトプット・トランス・レス回路なんて名称があります。

 

半導体アンプでは普通ですが、真空管アンプで出力トランスを省くのはかなり大変だったと思います。

 

さてさて、このBTL回路の特徴ですが、2chのステレオアンプに4ch分の回路が必要となります。

そして、低い電源電圧で、高い出力を出すことができます。 理論的には4倍の出力を得ることができます。

 
100WのステレオアンプをBTL接続すると理論上400Wとなります。 
ただし、100W+100Wのアンプは、通常、合計200W分の放熱を考えた設計ですので、400Wを出力すると、熱が大変なことになります。 BTL対応というアンプでしかやっちゃいけないことです。 

 
昔、実験的に業務用4chアンプをBTLに改造して音出ししていたら、試聴室のスピーカのボイスコイルが底打ちして同僚に怒られました(笑

ひずむことなく出力がでるアンプだと、どこまでも音量を上げていけるので、ついつい調子にのってしまいました。

そのアンプは120Wx4chだったのですが、BTL接続することで380Wx2chになっていました。

理論値よりだいぶ目減りしているのは、電源トランスのレギュレーションが悪く、電圧低下しているからです。

耐入力120Wのスピーカに、300W以上もつっこんではいけないですね。 みなさんも気をつけましょう。

 

そうそう、BTLの欠点は、歪が多いアンプだとそれが加算されて出力されるので無視できないレベルになってくる。 ノイズも増えてしまう。 あとは出力インピーダンスが上がる(ダンピングファクタが下がる) 発熱量が多く、しかも回路数が多いので故障率があがる。 などです。

また、反転信号を作るのにインバータ回路を前段で使用すると、HOT側アンプとCOLD側アンプで高域の位相がずれてしまうという点もあげられます。

 

 

 

サンスイ907の話はまた別の機会にします。 ただ今、リバースエンジニアリング中・・・

 

いやいや、修理のためですよ。 ほんと。

 

 

 

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コメント

こんにちは

じつは私も以前に707Xをオークションで手に入れていじくりまわしたのですが
このXシリーズはほんとうにメンテナンス性が悪いですね。
不注意でプラ部品のツメを折ったりしてしまいました。

たかじんさんが手を入れておられるのはトランスがEIコアのモデルですか?
それだと私の707Xよりさらに重くて大変でしょうね。

類似の海外モデルの回路図はグーグルなどで探すと見つかります。
au-d11iiなどがそうです。一部異なる点がありますが参考になると思います。
権利上問題があるかもしれませんが…

おっしゃる通りメンテ性が悪いといいますか、底板やサイドパネルをハズしていくと、メインシャーシがないためバラバラに
なって、トランスの重みでやばいことになります。

確かに、パワー部はD11MK2は近いようですね。 情報、ありがとうございます。助かります。
超豪華なEQ回路は907独自なのでしょうか。 こんなに手の込んだディスクリート回路。 普通はやらないでしょう。
バブルに向かっていたオーディオ全盛期のアンプってすごいですね。 

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