Select Your Language

免責事項

  • 本サイトの情報の利用、内容、サービスによって、利用者にいかなる損害、被害が生じても、著者は一切の責任を負いません。ユーザーご自身の責任においてご利用いただきますようお願いいたします。

    本サイトで頒布している基板およびキットは、技術者、またはそれに準ずる電気的知識をお持ちの電子工作ファンの方のためのものです。 一般のオーディオファンの方のためのものではありません。
    また、頒布基板およびキットは、いかなる条件でも動作を保証するものではございませんので、あらかじめご了承ください。

    電子工作では、火傷、感電、火災などの可能性があります。 十分に注意をして作業して下さい。

    営利目的のご使用は認めておりません。  記事の転載や、基板・キットの商用利用の方は、ご連絡ください。
    学生やサークルの学習目的でまとめてご購入する場合は特別なコースをご用意させていただきます。

スポンサー

« ヘッドホンの音圧感度と必要な出力電圧 | トップページ | トランスの種類と音質の関係 »

2012年11月11日 (日)

トランスの磁束もれ方向

Leakage

とても下手な絵で申し訳ないですが、一般的なEIコアと呼ばれるトランスの無負荷時の磁束漏れの方向は、

この絵のように、コア材の方向に漏れる方が多いようです。

ですので、アンプ基板やボリュームが配置してある方向へは、トランスのコアは横向きにすることで、磁束漏れ(専門用語ではリーケージフラックス)の影響を少なくすることができます。

 

トロイダルトランスやRコアトランスなどは、コア材がドーナツ状になっていて、非常に磁束漏れが少ないです。 また、トランスの負荷が軽いと殆ど漏れないという特徴もあります。

EIコアは、負荷が無くても一定量の漏れがあります。

そして負荷がかかったときにはコア材がない方向(コイルが見えている方向)に沢山漏れ出すので注意が必要です。 ヘッドホンアンプは、負荷は軽い方ですのでコイルが見えている方向を基板側へ向けるのがよいでしょう。 
  

EIコアでも、珪素鋼板をコアの外側に巻きつけた磁気シールド付きや、ショートリングという銅の薄い板をコイルの外周に巻きつけたものがあり、ある程度はリーケージフラックスは低減することができます。
  
Short  
 
 
銅って非磁性体だから、磁気は通してしまうんじゃない?  と思うかもしれませんが、ちょっと面白いところです。
 
交流が流れているコイルから出た磁束が金属に通過すると渦電流が発生するのですが、その金属を一周廻しショートさせることで、その電流はコイルを一周するように流れます。
そして、その電流から発生する磁束がコイルから出る磁束を打ち消す方向になっているのです。 ということで、磁束漏れを低減すことができるというが原理です。
 
 
上の珪素鋼板の方は、磁束を強磁性体(珪素鋼板)に閉じ込めることで漏れなくする手法です。 
真逆の特性を持つ材料で、同じ結果を得ようとするアプローチの違いが興味深いですね。
 
 
追記==============================
 
  定格負荷時のリーケージフラックスのグラフを発見しました。

  Leak

EIの上下方向の漏れは、かなりスゴイ・・・   
定格負荷時にはコア方向がもっとも少ないので電流が大きい場合には、その方向にした方がよさそうです。
 

そして、総合的に判断すると、トランスは、基板に対して斜めに配置するのが一番良いように思います。
 
あれっ 私のテストベンチも気づかないうちに斜め配置だった・・・

  Hpa12

しかも、実験してみたところ、ユニバーサル版だと電源基板-アンプ基板間のケーブルでハムを拾って影響があったのですが、プリント基板の方は、電源部-アンプ部が最短でつながっているためか、トランスの向きによらず殆ど影響がでないです。

 
強いて言えば、基板とトランスを50~60mmほど離すと良い。 って感じです。
さすがに 5mm程度まで近づけると、わずかにハムが乗るのが聞こえます。

 

※)昔、買ったAKAI(A&D)のカセットデッキで、トランスが斜めに配置していたのは、こういう理由があったからだと言うことにやっと気づきました。

 

« ヘッドホンの音圧感度と必要な出力電圧 | トップページ | トランスの種類と音質の関係 »

電子回路」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/587107/56078602

この記事へのトラックバック一覧です: トランスの磁束もれ方向:

« ヘッドホンの音圧感度と必要な出力電圧 | トップページ | トランスの種類と音質の関係 »

サイト内検索

Sponsors link

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック

無料ブログはココログ