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2012年6月29日 (金)

テクニクス ClassAA回路とは

ずっと昔の話です。

各社のアンプは擬似A級なる回路が搭載され、AB級アンプの発熱量で、A級アンプのような音質をもとめて回路を開発していました。

Classaa

このイメージ図は、テクニクス(パナソニックの高級オーディオブランド)のClassAAという回路を説明するための図です。


電圧を増幅するアンプと電流を供給するアンプ、2つのアンプがブリッジを介して接続されています。

このうち電圧を増幅する側のアンプは、負荷が非常に軽い状態となるように設計され、結果的に少ないアイドリング電流にも関わらず純A級動作をすることができます。

電流を供給する方のアンプは、なんとB級動作とのことです。

各社の擬似A級アンプは、出力段のコンプリメンタリバッファがスイッチするのを防ぐ(ノンスイッチング)ように設計されているのですが、テクニクスの方式は、電流を供給する方のアンプはスイッチしています。

スイッチングノイズは出てきてしまうのでしょうか? なんて思ったりもします。


が、しかし、本質的な狙いはそこではありません。

スピーカーのインピーダンスは周波数により、上がったり下がったりと、非常に複雑なカーブを描いています。

そのため、電圧が一定でも周波数により流れる電流は違っているのです。
電圧と電流のずれを電流位相と言っています。

純粋な抵抗負荷では、電流位相は電圧と一緒です。 が、実際のスピーカーを駆動した時には電流位相はずれます。

そのずれた電流を電圧増幅アンプ側では負担することなく、純粋に信号を増幅するだけにとどまり、汚れ作業は電流供給アンプの仕事として切り離しています。

電流供給アンプは、スピーカー出力に流れる電流をブリッジ回路で検出し、そのブリッジに必要なだけ電流を供給することでブリッジのバランスをとろうとする動作をします。

こういった動作原理は、テクニスク自体のカタログの説明でも、あまり詳しくは述べられていません。

MOS classAAなんかは、MOS FETを電圧増幅側に、バイポーラを電流供給側に使ったことしか説明されていません。 非常に残念なことです。 そうして、お金のかかるこの回路は次第に搭載機種が減っていったのでした。

では、ClassAAの実際の回路はどうなっているのでしょう。

Classaa_cd

楽しみは明日にします。

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